*ファイナルファンタジー Iより
レトロゲームに登場するビキニアーマーの女性たちを紹介していくコーナー、本日のお客様は…
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「マリリス」とは
データ
名前:マリリス
年齢:不明
作品:「ファイナルファンタジーI」(1987年/スクウェア)
職業:火のカオス
タイプ:ビキニタイプ
概要
「マリリス」は、1987年にスクウェアより発売されたファミリーコンピューター用RPG「ファイナルファンタジーI」に登場する敵キャラクターで、物語の世界では、土、火、水、風の4つの力が何者かによってさえぎられたため暗黒に包まれたという設定になっており、そのうちの火の力をさえぎっている「火のカオス」と呼ばれる存在が彼女である。また他の力をさえぎっているカオス達とまとめて、「四天王」とも呼ばれている。
その姿は、上半身は長い顔を振り乱し、左右3本ずつ生えた腕には鋭利な剣をもった半裸の女性だが、下半身が巨大な蛇という異様な姿で、インド神話における「ナーガ」と「カーリー」を合わせた感じになっている。ドット絵では顔を書ききれなかったのか、もとのデザインがそうなのかは解らないが、彼女の顔面は真っ黒に塗り潰されており、逆にそれが下手に顔を描くよりも不気味さを強調する結果になっている。
火の力をさえぎる存在「火のカオス」であり、グルグ火山の溶岩地帯にいる事などから、氷が弱点か?と思わせておいて、実は氷系は弱点ではなく(弱点は精神系)、それどころか殆どの攻撃魔法に耐性を持つというやっかいな存在。また、その見た目からでも解る剣をもった複数の腕での攻撃は、HPの低い魔法職なら一撃で葬り去るほどの脅威であった。
ビキニアーマー紹介
彼女は下半身が蛇であるため当然防具は身につけていないが、上半身の女性の部分には少ないドットながらもビキニタイプの防具が見て取れる。しかも光沢のようなものも見えるので、恐らく硬質的な素材でできているのではないだろうか?後に表現能力の高い機種に本作が移植された際には、彼女のビキニは銀色のものになっていたのでやはり硬質的なビキニなのであろう。
他に防具を身につけていないのは寂しい気もするが、彼女の場合、やはり身につけているものが極力少ないことのエロスに、複数の手、蛇の体という異様な姿が合わさって演出される”妖艶さ”、これがたまらないのだからやはりこれで良いのだ。そういえば、本コーナーでは過去にも様々なビキニアーマーキャラを紹介してきたが、純粋なモンスターとしては 「コーナス」、「ラミア」、「クロスブレイズのラスボス」と半身が蛇のものが多い。モンスター業界では、彼女たちはそういう役回りなのであろう。
ところでこれは余談だが、彼女の名前「マリリス」というのはテーブルトークRPGの元祖「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)」に登場するデーモンの名前であり、こちらの姿もファイナルファンタジーのマリリスと同様の姿をしている。そしてマリリスはD&Dのオリジナルモンスターなのであるが…
一定の年齢以上でファンタジーものが好きな人には有名な話だと思うが、かつて「BASTARD! 暗黒の破壊神」という漫画作品において、雑誌掲載時に登場した「ビホルダー」というモンスターの名前が、単行本化された際に「鈴木土下座ェ門」という名前に変更され、その姿まで変わってしまったという事件(大袈裟)があった。
これは、「ビホルダー」というD&Dのオリジナルモンスターを名前・容姿共に勝手にそのまま使用したことにより、D&Dの版権元「TSR社」による著作権違反の取締りの対象にされた為である。この件以降、ファンタジーものでは「ビホルダー」という名前や、その特徴的な容姿は「似てるけどなんか別のもの」という使われ方をされるようになった。
その例で言えばこのマリリスも”同罪”ではあるのだが、彼女はそのままの名前、そのままの姿で以後の作品にも登場している。ビホルダーに比べたらそれほど有名なモンスターではないからそこまでうるさく言われないのか、スクウェアが版権元に許可を取っているのか、その辺の事情は定かではないが一部の海外版では「マリリス」ではなく「カーリー」という名前に変わっている事から、恐らく前者の事情が近いのかもしれない。
個人的にこの辺は大目に見てほしいとも思うところだが、なんでも許してしまうとそれをいい事に好き勝手し始める人も多くなるのも事実なので、「多少はいいけど”配慮”はしろよ?」という釘を刺すことも必要なのかもしれないとも思う。
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コメント
許可取ってるならFFのビホルダーも名前と見た目変わらなかったでしょうし、うるさく言われなかっただけでは?
おひさしぶりです管理人様。江保場狂壱です。
FF1はバーチャルコンソールでダウンロードしましたが、マリリスとは出会えていません。正直難しくてまったく進めてないのです。しかしマリリスのようなボスがいるならがんばれる……、か不明です。
BASTARD! は当時ジャンプを読んでました。ビホルダーが単行本でそんな名前になっていたなど知りませんでしたね。
なんとなくビホルダーの名前は知ってましたが、マリリスは聞いたことがないです。単に知る機会がなかったのでしょう。
では。
>通りすがりさん
実際そんなところでしょうね。
ジャンプは発行部数的にも高かったので、目に付いちゃったという感じですかね。
>江保場狂壱さん
どうもこんにちわ。
FF1はダンジョンの敵が結構えげつないうえに、ドラクエのキメラの翼みたいなアイテムがないので、結構厄介なんですよね。
やり方がわかってくると、レトロゲーならではの仕様の隙をついたレベル上げとかできて楽になるんですがw
FF1 は実機でもやり込んだ(?)おっさんです
当時らしい、骨太なゲームでしたよねえ
ポーション99個どくけし99個は基本
マリリスの顔が黒いのはジョジョ3部の前半のディオ様みたいだけど
どっちかというと怒髪点の阿修羅神のように地獄の形相してるから
とても描写できない、ってイメージで見てました
ビキニというよりは、スカーフみたいな布切れを胸に巻いてて、
でもばいーんサイズなので…とか勝手に考えてます
しかし……へそがないぞ(いや蛇神様だし)
ビホルダーはザナドゥで知りましたよ
ザナドゥには D&D モンスターのパクリ……いやオマージュが多数登場するし
版権問題が取りざたされるようになったのもそのへんですかね
>蒸しパンさん
ホントにシリーズ最初の作品にしては完成度が高い作品でしたね。
そうそうマリリスの顔は、私もDIOだと思いましたw
版権問題…あの頃は、他所のアニメの女の子とかロボットとかっぽいものでも
平気でゲームに出してましたからね…w
D&Dのオリジナルモンスターは恐ろしい数がおり、すべて使用不可にしたらファンタジーゲームの大半が発売できなくなるという弊害が。
だからというわけじゃないでしょうが、D&Dには絶対にパクってくれるなと原作者、関係者直々に指定されたモンスターが10種います。
ビホルダーやマインドフレイヤー、アンバーハルクがそれなわけですが、マリリスはそれに含まれていないので、ギリOKっぽいです。ただ、マリリスはルールブックの表紙飾ったこともあるやつなんで、あまり使用するのは推奨されないっぽいですね。
アメリカの同人界隈ではルールブックやサプリメントの表紙になったモンスターの使用は避けるってのがあったそうで。
>>7
なるほど、「直々に指定されたモンスターが10種」これがD&Dの「越えちゃいけないライン」ってやつなんですね。表紙に使われたモンスターはさけるって暗黙のルールは面白いですね。日本の昔のゲーム業界だと、某モビルスーツっぽい何かが無許可で使用されていたりしましたが、流石にガン○ムそのものは使用しなかったのが暗黙のルールだったのかな?w
>>7
となると、「リッチ」がどうだったんでしょうかね?
バスタードでは「エデ・イー(名前はリッチーでしたが)」になっており、ソードワールドでは「ノーライフキング」になっていましたが、FFでは「リッチ」になってます。
他にも「リッチ」が許されているゲームはありますし。
マイナーな小さい作品にお目こぼし、もしくはゲイリー氏が気づいてないだけかもしれませんね。
>>9
バスタードは一回やらかしちゃってますから目をつけられてるんで、他のモンスターにも気をつけざるを得ないんでしょうね。他の作品については、仰るようにお目こぼしだと思います。ちゃんとしたとこは、リメイクの時とかにさらっと直したりしてますしねw