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【クラシックゲーム既報】『ワンダーボーイ アルティメット コレクション』が2022年12月8日に発売予定!

『ワンダーボーイ アルティメット コレクション』とは

「ワンダーボーイ アルティメット コレクション」は、2022年12月8日に「ININ Games」よりNintendo Switch/PlayStation 4で発売が予定されているアクションゲームで、1986年から展開されている「ワンダーボーイ」シリーズの中から、アーケード及びコンシューマで発売されていた6作品13バージョンをひとつにまとめた作品である。

『ワンダーボーイ』とは

主人公の「ボーイ」を操作して、ラスボスである「キング」にさらわれた恋人の「ティナ」を救い出すのが目的のステージクリアタイプの横スクロールアクションゲームで、1986年に「セガ」から第1作目「ワンダーボーイ」がアーケード用として発売された。
※開発は「エスケイプ(現在はウエストンビットエンタテインメント)」

プレイヤーはボーイを操作し、ステージ中に現れる敵を投げ石斧で倒し、障害物や足場をジャンプで飛び越えながら進んでいくのだが、敵や障害物、足場の配置が巧妙でゲームクリアするにはかなりのテクニックを求められるアスレチック性の高いアクションゲームである。

また1986年に「ハドソン」がライセンスを取得しファミリーコンピュータ用に移植発売した「高橋名人の冒険島」のほうが知名度が高いかもしれない作品で、当時ゲーム少年だった人の中には、友人と「セガがパクった」とか「ハドソンがパクった」などの口論をした人もいたのではないだろうか。

『ワンダーボーイシリーズ』について

1作目の「ワンダーボーイ」は純粋な横スクロールアクションであったが、2作目以降はアイテムを購入して主人公を強化しキャラクターを成長させるなどのRPG要素が含まれるアクションRPGになったり、一部の作品では横スクロールのシューティングゲームがゲーム中に含まれるなど、同じシリーズであってもそれぞれに個性が感じられるシリーズであった。

ちなみにシリーズ2作目の「ワンダーボーイ モンスターランド」は、1987年にハドソンによってPCエンジン用に「ビックリマンワールド」として移植発売されており、そちらも人によっては移植元より有名かもしれない。

収録作品

「ワンダーボーイ アルティメット コレクション」に収録されている作品とバージョンは以下の通り。なお、バージョンによってはタイトルが違う場合もある。

収録タイトルバージョン
ワンダーボーイアーケード
SG-1000
マスターシステム/ マーク III
ゲームギア
ワンダーボーイ
モンスターランド
アーケード
マスターシステム/ マーク III
モンスターワールドII
ドラゴンの罠
マスターシステム(※1)/ マーク III
ゲームギア
ワンダーボーイIII
モンスターレア
アーケード
メガドライブ
ワンダーボーイⅤ
モンスターワールドIII
メガドライブ
マスターシステム(※2)
モンスターワールドⅣメガドライブ
※1 マスターシステムの日本語版は初移植
※2 マスターシステム版は欧米版

個人的「ワンダーボーイ」の思い出

さて、個人的にこの「ワンダーボーイ」シリーズに思うことなのだが、多分一番最初に遊んだのは、小学生の時に友人宅にあった「ワンダーボーイ」のSG-1000版だったと記憶している。

ただその当時世の中のゲーム少年は「高橋名人」フィーバー中であり、そのころに発売されたファミコン版の「高橋名人の冒険島」のほうが圧倒的にフューチャーされていた(実際ゲームの出来もこっちのほうが良かった)。

そんな中、筆者はセガのワンダーボーイの事を知っていたし、ハドソンはその前にも「ロードランナー」という自社のゲームではないものをファミコンで売って大当たりしていたので、「ハドソンなんて他所の会社のゲームを盗んだもの(当時ライセンス契約での販売など知らなかったので)しか出せない会社だな(笑)」などとシニカルな目で見つつ、
「高橋名人の冒険島」を夢中で遊んでいた。

いや、遊んどったんかい!

だって面白かったんだもの…

そして次にワンダーボーイシリーズに触れたのは、セガファンの皆様には申し訳ないがまたしてもハドソンによる「ワンダーボーイモンスターランド」のPCエンジン移植版「ビックリマンワールド」だった。こちらも「また冒険島の流れですか?やれやれですね…」とか冷めた思いを抱きつつ、

熱く「ビックリマンワールド」で遊んでいた。

おい、コラ…

待って、これには訳があるのよ

この当時、筆者は生まれて初めて念願の「パソコン」を遂に親に買ってもらうことができた時期であり、そのパソコンがシャープの「X1」とNECの「PCエンジン」がマッスルドッキングした夢のマシン「X1 twin」だったのである。まあ夢のマシンは言い過ぎだが。

そして念願のパソコンと最新ゲーム機とを同時に手に入れて有頂天となった筆者は、中古パソコンショップでX1版の「ウィザードリィ#1」を買うのと時を同じくして、せっかくなのでX1twinの広告にも載っていたPCエンジンの「ビックリマンワールド」も買ってどっちも沢山遊んだわけである。

とまあ今回はワンダーボーイシリーズの話だというのに、なんか結局アレンジ移植作品の話しかしてなかった気がするが、ただ今回挙げたアレンジ移植ものが面白くて夢中になれたのは、元々の作品がよくできていたからなのは間違いない話なので、私と同じように当時は冒険島やビックリマンばかりに触れていたという人も、これを機にそれらの元となった作品に触れてみるのはいかがだろうか?

個人的にはまたSG-1000版を遊んでみたい、という思いで購入を考えているところだ。

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コメント

  1. etc. より:

    >ワンダーボーイと髙橋名人、モンスターランドとビックリマン…
    今でこそ「ライセンスでの開発」という意味がわかれば、相乗効果とコスト削減
    とを目指していたのかと大人の事情を察するのですが、当時は「ゲーセンのモノ
    マネやん」と直情的に言ったものです(ライフフォースと沙羅曼蛇との違いが判
    らん小僧なので)。
    また、コンピューターゲームというジャンルでは、ゲーセン(アーケード)から
    マイコン(pc)ゲームに移行した輩なので、テレビ(コンシューマー)ゲーム
    をほぼ遊ばなかったのも個人的原因かと思います(当時、アーケードとPCとの
    すみわけが出来ていた)。
    今は、ゲーセンに行かなくても「ゲーム」ができるので、ゲーセンでしか遊べな
    いゲームとなるとプレイできるジャンルが狭まってくるのかもしれません。
    あ、「高橋名人の冒険島」は友人宅に週一で通ってクリアしました。

  2. 名無しの冒険者 より:

    その2作が代表的ですがモンスターワールド4以外はハドソン発売でウエストン自体が移植した(主にpcエンジン)タイトルがあるんですよね。アルティメット(究極)を冠するならビックリマンや高橋名人は難しいとしてもその辺のタイトルもまとめて欲しかったなと、概ねps2のコンプリートコレクションの現世代機対応なんで買ってしまうんですけどね?

  3. ソンゴスキー より:

    >>1
    >当時は「ゲーセンのモノマネやん」と
    その頃は少なくなってましたが、人気ゲームの絵や効果音だけ変えたようなパチものゲーム(ハックロム?)が実際にありましたからね。そんな感じで私もキャラだけ変えたパチモノゲームという疑いを持ってしまっていましたw
    >ライフフォースと沙羅曼蛇との違い
    沙羅曼蛇と海外版ライフフォースと日本版ライフフォースがありますからねw
    >ゲーセンでしか遊べないゲームとなると
    それでも少し前までは格ゲーとかは最初がアーケード版の発売というパターンも多くありましたが、今ではそれも見なくなりましたからね。今は大型筐体のカードゲームや音ゲーがメインジャンルでしょうか。
    >週一で通ってクリアしました
    マジで!?おみそれしました…

  4. ソンゴスキー より:

    >>2
    >ハドソン発売でウエストン自体が移植した
    そういえば、モンスターレアーってPCエンジンのしかもCD‐ROM2でハドソンから発売されてましたね。音楽が綺麗だった。
    >その辺のタイトルもまとめて欲しかった
    ウェストン開発とは言え、今ハドソンのタイトルはコナミ管理ですからね…。そういう事情で、あくまで今回はウェストンとセガが組んだシリーズ作品に限定したのかもしれません。
    >買ってしまうんですけどね?
    過去機種のコンプリート系作品は、今だと入手も単品のアーカイブ化も簡単では無いので、こうして気軽に現行機種で色々遊べる作品はありがたいですよね。

  5. 名無しの冒険者 より:

    高橋名人が原人とかになるのは、ワイルド系キャラを売りにしてた(実際、握力85kgだったとか)ってのもあると思いますが、当時、コロコロコミックで連載していたある漫画の影響だったりするのかなぁ。
    なんてことを思い出しました。

  6. ソンゴスキー より:

    >>5
    >握力85kgだったとか
    なんかコロコロコミックでやってたの「高橋名人物語」でしたっけね?当時読んだ記憶があるんですよね、握力が強くなったのは手伝いで牛乳のタンクを手でつかんで運んでたからみたいなこと描いてたと記憶していたんですが、さっき調べてみたら牛乳じゃなくて灯油のタンクでしたw

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