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ラストハルマゲドン遊戯録 十七枚目【プレイ日記】

この記事は、2013年12月15日に初投稿されたものです。

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いらっしゃいませ!

※PCE版ラストハルマゲドンプレイ日記です。
※本記事はネタバレ要素を含みます。未プレイの方は閲覧に注意してください。

前回のプレイ日記

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「戻らずの塔 5~6階」の巻

※今回チョット長いです
さて「戻らずの塔」も5階です。1階で恐竜の時代から始まって、4階では第二次世界大戦の時代までやってきました。ということは、いよいよ「現代」がテーマになってくる頃でしょうか。

そんな事を想像しつつ探索開始。

5階は今までと比べて結構フロアが複雑で、ちょっとした迷路のようになっています。最初に右へ向かってからぐるーっとフロア全体を嘗めるように移動することになるでしょう。ちなみにこのフロアにも前回言った厄介な敵は出てくるので注意です。

このフロアの壁に書かれていた内容は、

一人の預言者が人類の滅亡を書きたてた。面白おかしく世界は騒いだ、平和な時代だったのである。何事もレジャーとして楽しめる時代がやってきたのだ。
しかし滅亡のときが近づき、深刻になるにつれて予言の話を口にするものは減っていった。本当に望むべきものを忘れてしまった我々は、もう自己顕示欲の塊になっていた。

というもの。なるほどこのフロアは「ノストラダムスの大予言」がテーマのようですね。

確かになぁ、「予言により、人類は滅亡する!」なんてことを本にしたり漫画にしたり騒いだりっていうのは、その時代がその国が「平和」だからできることだよね。平和じゃない国や時代じゃ、いつか来る滅亡なんかよりも今日生き残れるかの事のほうが大事だもの。

そんなわけで次に「フォースの鍵」を「チタムの鍵」に変更して、このフロアの出口へ向かいます。

そしてフロアの出口でのデモシーン。

(ナレーション)
1999年、恐怖の大王は本当にやってきた。まさかそれが魔物たちの襲来だったとは、誰が予測したであろう。誰もが核戦争や、病原菌によると考えていたのだ。

するとここで魔物たちが口を挟む、
「馬鹿な俺たちが人類を滅ぼしたというのか?俺たちは地中で生きてきたのだぞ!」
「この塔は、何かおかしいぞ!俺たちが来ることを予測して作られたかのようだ!」
「うむ、この塔の上にいったい何があるのか興味がわいてきたな。」
「ふっふっふ、面白くなってきたじゃないか。」

(ナレーション)
しかし人類は絶滅したわけではない、神は我々をどこまで苦しめればよいというのだろう。このときこそ人類は、真に滅亡を望んだといえるだろう。
この時代に人類が学んだのは「愚かさ」。ああ、もうすぐ歴史が終わる。なのにこの心の底からあふれ出る喜びは何なのだ?

なんと!ノストラダムスの予言にあった「恐怖の大王」とは、誰あろうここにいる魔族たちのことだったと言うのだ。しかし当の魔族たちはそんなことをした覚えが無い、

なんせずっと地中の魔界にいて地上には出ていなかったという「アリバイ」があるわけだし。ここにきて魔物たちも、この塔が何かおかしいということに気がついたようだ。

では続いて6階の探索。

このフロアは全く同じ構造になっているフロアが右と左にあり、その間には壁があって普通に歩いてはフロアの右から左、左から右へは移動できないようになっています。

ここを行き来するには右と左のフロアそれぞれのどこかに1つずつあるワープ床を踏んで移動するのですが、ワープしたことに気がつかないと迷いまくるので注意しましょう(一瞬画面が切り替るようなエフェクトはある)。

鍵をアルフの鍵から「チタムの鍵」に変更し、壁にかかれている内容を確認。

どんな時代においても、我々は希望という文字だけは忘れなかった。その希望を「想像力」という。この時代で見せられるものは、もうそれしか残っていない…。

なんかだんだん悲壮感が漂ってきたなあ…。

そして例によって、フロア出口のデモシーン。

(ナレーション)
魔の時を終え人類はわずかに生き残ったが、もう滅亡は免れないだろう。死に絶える星にまだすがりつく者がいなかったと言えばうそになるだろう。人類に対する諦めはついていた
それでも人類は次の世代への希望を忘れていなかった。我々が滅亡しても、次の支配者が同じ失敗を繰り返さないことを祈る。

我々には、どんな時代でも昔から「想像する」という楽しみを与えられていた。その想像の中で一番優れていたものは神と悪魔であろう。善である神が悪である悪魔を打ち砕く物語は、我々に力と勇気を与えてくれた。この想像力は滅亡を目前にしていっそう拍車がかけられた。

そして12種族の魔物たちが確立されたのである。
神々は彼らを打ち砕いてくれるだろう。そして新しい時代が気づかれるはずだ。我々の歴史は、魔物たちが滅亡することによって幕を閉じるだろう。そのときの事を楽しく想像しながら眠るとしよう。神に祝福あれ!そして魔物に災いあれ!
人類が学ぶのは、もうなにもない。

さあ、これで人類の歴史は全て終わりだ、この上の階には人類を滅亡させた真の敵がいる。この敵を乗り越えたものは、地表の王としての資格が得られるのだ。さあ扉を開けるがいい。

ここで魔族たちが耐えられずに声を上げる。
「なんだ、これはいったいなんだというのだ。俺達は人間が想像で作り出したものだというのか?神に滅ぼされるために産まれた捨石だというのか!馬鹿を言うな!!俺達はこうして生きている!遥か昔、人類との戦いに敗れ地中へと追いやられた俺達魔族の歴史はどうなるというのだ、俺たちが俺たちこそが真実だ!!」

(ナレーション)
しかし、それに答えるものはいなかった。殺風景な部屋に絶叫がこだまするだけだった。
ただ彼ら魔族の中に、今まで無かった「感情」が生まれたのは事実である。
この感情に、これから彼らは驚き、戸惑うことになるだろう。
この感情を「恐怖」という…。

怖っ!
前の階で人類は魔物によってほぼ死に絶えた、と言っていましたが、そこから生き残った人類が自分達に勇気と力を与えるために、神によって倒されるためだけの12の魔族を作り出した。12の魔族とは恐らく、いや間違いなく今ここにいる魔族たちの事でしょう。

前の階で自分達ではない魔物が人類を滅ぼしたと言われ、今度は自分たちが人間の希望のため、滅ぼされるためだけに確立された存在だと言われ、そりゃ叫びたくもなります。自分達魔族の歴史が、存在が全否定されたのですから。

そんなわけで、ショック状態の魔物たちを引き連れて、次は7階へ向かいたいと思います。

次回へ

≫EXIT

お疲れ様でした!

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