闘士の塔1F/No.0012
発売年:1991年
開発元:日本ファルコム
ジャンル:多方向スクロールACT
発売機種:PC-88、PC-98など
※画面はすべてPC-88版のものです
≫ENTER
いらっしゃいませ!
パソコン業界で勝ち組と言われた「PC-8801シリーズ」も時代の流れについていけなくなり、各パソコンソフトメーカーも、PC-88からPC-9801シリーズに移行し始めていた時代。
そのPC-88によって栄華を極めたと言っても過言ではないソフトメーカー「日本ファルコム」が、1991年にPC-88用に制作したのが、アクションRPG「ぽっぷるメイル」である。
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「ぽっぷるメイル」とは
システムとしては「ロマンシア」「ソーサリアン」のような横スクロールタイプのARPGなのだが、戦闘は敵に体当たりをして倒す「イース」のようなシステム。
ただ経験値やレベルアップするという概念は無く、フィールド内をあっちこっちに動きながら敵を倒しつつ、仕掛けや謎を解いて次のエリアにいく。というのが主目的のゲームである。
途中で仲間になるキャラクター達と場合によって交代しないと先に進めない場所などもあり、そういう意味では『ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー』(1987年/日本ファルコム/ファミコン)が一番近い感じではないかと思われる。
「ぽっぷるメイル」は、1992年にPC-9801シリーズに移植され、さらに1994年にはメガドライブ(メガCD)、スーパーファミコン、PCエンジン(CD-ROM2)にも移植されました。
家庭用ではスーファミ版のみ「日本ファルコム」自身が直接移植を担当しており、日本ファルコムがスーパファミコンに参入した最初のソフトでもあります。
ストーリー
簡単なストーリーを説明すると、
「エルフのおてんば賞金稼ぎである『メイル』は、いつも最後にドジを踏み賞金首を逃がしてしまっていた。そんな自分に嫌気がさし、賞金稼ぎの仕事を辞めようかなと思いながら立ち寄った町で、200万Gもの賞金がかけられた魔導師『マテリアル』の情報を得る。
超高級な賞金額のうえに、手配書に乗っていた似顔絵はしょぼい老人。
『これならいけるかも!?』
と思ったメイルは最後に一花咲かせようと、その賞金首を追う旅に出るのだった。」
ゲームの流れ
まずゲームが始まると、こんなマップ画面になります。
ここで敵に遭遇するような事は無くて、行きたい場所にメイルを動かして中に入るとアクションパートが始まると言う『ドラゴンバスター(ナムコ)』のようなマップ画面になっています。
こちらがアクションパートの画面。
このように歩いていると誰かと遭遇し、その人に何かを依頼されたり、行く手を邪魔されたりするので、そういう問題や仕掛けをなんとか解決しながら進めていきます。
問題や仕掛けは、そのエリア内だけで解決できるものもあれば、マップ画面で別のエリアに戻らないと解決できないことなんかもあります。
まあ通常面でのアクション要素としてはそれほど難易度が高いわけじゃなく、敵も無理にいちいち戦わなくてもいい事が多いので謎解きのほうに集中できると言われています。
キャラ変更システム
本作の主人公はゲームタイトルにもあるように「メイル」なわけですが、メイルは旅の途中で魔導師の「タット」と怪獣の「ガウ」と知り合い共に行動するようになります。
彼らが仲間になるとマップ画面でのみ「キャラクターチェンジ」が可能になり、プレイヤーはメイル、タット、ガウの3人(?)から自分が操作するキャラクターを選べるようになるのです。
3人のキャラクターにはそれぞれ特徴があり、メイルは攻撃力は高いが接近戦(体当たり)のみ、タットは魔法による遠距離攻撃が得意で、ガウはどちらかというと中距離戦が得意でジャンプ力が高いというようになっています。それぞれの個性を上手く活かさないと行き詰ってしまったり苦戦することが多くなります。
デカキャラ戦
ゲーム中には雑魚敵だけではなく、アクションゲームらしく「ボスキャラ」なんかも登場します。
ボスキャラたちはかなり見栄えが個性的なだけでなく、それぞれ独特の攻撃方法で襲いかかってくるだけでなく、ただ攻撃を当てるだけでは勝てない(弱点を探さないと駄目)、あるキャラクターでは攻撃すら当てられないなどと一筋縄ではいかないものばかり登場します。
フィールド面ではアクション要素が薄いので謎解きに集中できると前述しましたが、ボス戦ではかなりアクション要素が濃く、しかもマシンスペック的に”軽快な操作”を期待できないためかなり苦戦を強いられると思います。
なんとなくこういうところは「イース」を彷彿とさせるものがありますね。
≫EXIT
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