勇者の塔 75F
No.0281
≫ENTER
いらっしゃいませ!

管理人じゃ。

謎の妖精よ。

昨今ゲーム業界では過去作品の「リメイク版」や「リマスター版」が発売されることも珍しくなくなり、それにより過去作品が見直されるようなことも多くなったのう

大体大きなゲームの発表会につき1、2本はそういうタイトルが出てくるわね。
業界としての流行りなのかしら?

実は今から30以上前の時代からも、古いゲームをその時代の技術でリメイクしたり調整した作品が幾つか作られており、今回紹介する作品もその一つにあたるのう

他機種に移植される際に、その機種用にアレンジされるのとかとはまた別の話になるのね?

そうじゃな。
というわけで入るがよい、勇者の塔 75Fじゃ!
本記事を読み進める前に…
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本記事で使用している画像は、特に指定がない限りPC-9801版のものです。
また説明用として手っ取り早く状況を発生させるため、主人公の名前を特殊なものにする裏技を使用しています。ご了承ください。
「リバイバルザナドゥ」について

ゲームの基本情報
ゲームの概要
「リバイバル ザナドゥ」は1995年に日本ファルコムよりPC-9801用として発売されたアクションRPGで、1985年に同じく日本ファルコムから発売された「ザナドゥ」のリメイク作品です。

「ザナドゥ」については、別記事にて纏めていますので興味のある方はこの記事の後にでもお読みください
ゲーム内容はほぼ「ザナドゥ」と同じものですが、グラフィックが一新されて豪華にいるほか、ゲーム中に流れるBGMの種類も格段に増えていました。
また「リバイバルザナドゥイージーバージョン」は、同じく1995年に発売された「リバイバル ザナドゥⅡ」に同梱されていたもので「リバイバルザナドゥ」を少し遊びやすく変更したものとなっています。
尚、ちょっとややこしい話ですが「リバイバルザナドゥII」は「ザナドゥシナリオII」のリバイバル版ではなく、「リバイバルザナドゥ」をベースに一部のマップやモンスターの入れ替えを行ったものです。
グラフィックが大幅にパワーアップ
では早速「リバイバルザナドゥ」についての話をしていきたいのですが、最初に言ったように本作「リバイバルザナドゥ」は基本的な仕様として「ザナドゥ」とほぼ同じものでした。なのでここでは、ザナドゥ(PC-8801版)との大きな違いに焦点を当てて話して行こうと思います。
まず最初の違いはグラフィックが大幅に強化された事。では各シーンについてザナドゥとの違いについて見ていきましょう。
画面表示について

ゲームの基本画面について、画面構成や表示されている情報についてはザナドゥと全く一緒ですが、主人公や建物そしてブロックに至るまでグラフィックが強化され、細部まで表現されていました。
また細かいところではありますが、右側に表示されている情報の文字がくっきりして読みやすくなってもいます。

文字がはっきり見えるのは助かるのう
キャラメイクについて
次にゲームスタート直後のキャラクターメイキングにて、グラフィックがどのように変わったか見ていきましょう。因みに全て左側が「ザナドゥ」、右側が「リバイバルザナドゥ」のものです。
CATSLE

主人公の名前を決める城。恰幅の良かった王様が、威厳のありそうな王様に変わっていますね。

威厳があり過ぎて、逆に裏切りそうw
STR

腕力の師匠。個人的に腕前はザナドゥの側の方が高そうな感じがしました。
INT

教養の先生。リバイバルの方は教壇で教えを取ってる感が非常に高い。

教壇の上の本が、とんでもなく分厚いw
WIZ

知恵の先生。蓮やら曼荼羅やらが増えたことで、仏教感が凄く高くなった感じ。
DEX

器用さの師匠。リバイバル版には使用するツールなどが表現されているものの、箱が奥に置かれているのでぱっと見なにを教えているのかわかり難いかも。
AGL

敏捷さの師匠。ガ〇ムチレスリング感は無くなっているものの、サンドバッグとかっていつくらいから存在してたのでしょうかとふと疑問に。
CHR

魅力の先生。絵画のような美しさのザナドゥも良いが、胸元まで見えるリバイバルも素晴らしい。

っていうかリバイバルの惹き込まれそうになる瞳がヤバい。
MGR

魔法抵抗の先生。これはもう満場一致でリバイバル版がセクシーで素晴らしいでしょう。

地味に剣から杖にも変わってるのね
キャラクターメイキング関係のグラフィックについてはリバイバルで豪華にはなっているものの、ザナドゥの面影をしっかり残しているものになっていましたね。
各施設について
次にゲーム中の各レベルに登場する各種施設のグラフィックの変化についてです。施設のグラフィックについては、キャラクターメイキングの時と違い全体的に大きく変化していました。

これについては初期ザナドゥのグラフィックが、某有名RPGのマニュアルに載っている挿絵をトレースしたものという話があったから、変更したんじゃろうなぁ
TEMPLE

寺院。ガラッと変わって、こちらは神聖な感じが強く表現されています。
INN

宿屋。こちらは構図が近いものになっていますが、奥行きが表現されていますね。
HEALER

医院。奥に白衣のお医者さんが追加されていて、ここが治療をしてくれる場所だというイメージが湧きますね。
WEAPON

武器屋。勝手に持っていかれないようになのか、手前に格子状の柵みたいなものがあったり、武器が店の奥に持っていかれてますね。
ARMORY

鎧屋。めっちゃお店がオシャレになっていますね。しかも店員がめっちゃイケメンに。

これは繁盛するw
SHIELD

防具屋。こちらは鎧屋と違ってより渋く鍛冶屋っぽく変化しています。もしかして鎧も作っているのはこの人なのだろうか?
SCROLL

呪文屋。…。

怖っ!!
GUILDS

鍵屋。さすがに「せ〇し男」みたいな容姿はまずいのか、ただの小柄な男性になっています。
FOODS

食品店。めっちゃ人柄の良さそうな店主になって、店も明るい雰囲気に変わりました。

でも外はモンスターがあちこち徘徊しているような世界なので、この明るさは寧ろ不似合いな感じもするのう…
ITEM

隠しアイテムショップ。ゲーム中たった1回しか出番がないのがもったいないレベルの美女店員に変わりました。

普通にお店があれば、何回でも顔を見に通いたいレベルじゃな
以上のように、施設に関してはかなりザナドゥからイメージが変わっていましたね。
戦闘シーンについて
グラフィックについて、最後は戦闘シーン関係です。こちらでは敵モンスターなども細かい描写で書き直されていて、より見やすく解りやすく変化していました。
通常戦闘

塔内戦闘

戦闘シーンに関しては、床を繊細なグラフィックにしたことと全体的に暗くなったことで、若干見づらくなってしまったかもしれない。
ボス戦

最初のボス「Big Kraken」はコミカルだった姿がすっかりリアルになって登場。ザナドゥの愛嬌のあるクラーケンも好きではあるが。

背景にも奥行きが表現されてて、立体感を感じるわね
戦闘にかんするグラフィックの違いについてはこんな所です。
システムがより遊びやすく調整
次に変化した部分については、システムに関する調整です。本作は「ザナドゥ」のシステムはそのままに、さらに遊びやすくなる調整がされていました。
UIの進化
まずリバイバルザナドゥにおいては、ザナドゥからUI(ユーザーインターフェース)が大きく進化していました。
「ザナドゥ」のゲーム操作についてはキーボードから行うのが基本であり、一応ジョイスティック(ゲームパッド)に対応してたりもしますが、それでもコマンド類の実行についてはキーボードを使用しなければいけませんでした。

ここについて「リバイバルザナドゥ」では、ジョイスティックやパッドの使用が前提のようなUIに変わっており、商品の購入や装備の変更などの操作が全てウィンドウからスティック上下入力と決定ボタンで選択できるようになっています。

しかも素晴らしいことに「いや、俺は昔のようにキーボードでザナドゥを遊びたいんだ!」という人のために(?)、ウィンドウにコマンドが表示されている状態でもザナドゥの時と同じくキーボードからアルファベットや数字を入力しての選択が可能になっていたのです。

ああ、なんか元々キーボード操作だった作品が、移植されてマウス操作できるようになってキーボード操作が廃止された作品とかってあるわよね

こういう新しいUIを導入した場合、そんな感じに昔の入力方法を切り捨てることも多いんじゃが本作はしっかり残しておるんじゃよな、ここは評価が高い

ただ残念なことがひとつあり、ザナドゥのように装備品それぞれに対してアルファベットが対応しなくなっており、所持している順にアルファベットが振られるようになっていました。なのでここが体に染み付いてしまっている人は大変かもしれません。
あとこれは個人的な感触の話になりますが、リバイバル版ではパッドを使っての操作性が凄く良くなった感じがします。特に斜め入力によるジャンプがとても気持ちよく入りました。
イージーモードのみの変更
次はリバイバルザナドゥ”イージーモード”のみの変更点についてです。イージーモードも基本的にはリバイバルザナドゥと仕様は同じなのですが、では何がイージーだったのでしょうか?
いつでもマップが見れる

まず非戦闘中であればいつでも”M”キーを押すかメインメニューからかで、そのレベルの縮小マップを見ることができました。縮小マップとは言うものの、かなりしっかりかつわかり易く描かれており、更には今マップのどこにモンスターがいるかを赤い点で示してくれます。

うおっ!これめっちゃ便利じゃない?

また塔の中でもマップを見ることが可能。塔内では各部屋の繋がりがわかるようになっており、更にまだモンスターがいる部屋は赤い点が表示されるようになっていました。これにより、探索のルートだけでなくまだ探索してない部屋や狩り残しがないかも確認できますので非常に便利ですね。
ちなみに塔のマップを見ると長方形の形をしているのですが、これはその塔のマップが長方形をしているのではなく、そのレベル全ての塔のマップを組み合わせると長方形になるということで、ここについてはザナドゥも同様でした。

横に長い塔とかもあったけど、それはどうなってるのかしら?

このマップは、左端から出ると一段上の右端から出てくる仕組みになっているので、横に長いマップは4ブロックごとに切って縦に並べる感じじゃな
鍵が半額で買える
「ザナドゥ」において非常に厄介な問題だったのが、大量に消費するくせに主人公のランクが上がるたびに値上げされる鍵の存在でした。これがリバイバル版では緩和されていました。

なんとイージー版では、ランクが上がると値段も上がるのは同じであるものの、鍵1個の値段が半額に設定されていました。これにより鍵が財政に与える影響が大きく軽減しています。

これはまさにイージー!
リバイバルザナドゥ、そしてイージーモードにおけるシステム面での違いについては以上です。
その他の違いについて
では最後になりますが、グラフィックとシステム面以外での違いについて最後にちょっと話そうかと思います。

まずひとつはオープニングについてです。ザナドゥのオープニングと言えば、タイトルロゴをバックに5人のキャラクターが現れるだけのものでしたが、リバイバル版では最初に作品の世界背景が語られるオープニングが流れ、その後にタイトルロゴと5人が現れるようになっていました。
次にBGMに関してです。ザナドゥでは主にフィールド、塔、戦闘、ボス戦で4曲の(ED含めれば5曲の)BGMがありましたが正直、塔のBGMはフィールド曲のアレンジ、戦闘のBGMはフィールド曲のテンポの違いというように同じ曲が悪く言えば使いまわされていました。

ですがリバイバル版ではフィールドと塔は別のBGMに、戦闘はフィールドのテンポの違いのままではあるもののなんとフィールドのBGMが各レベルによって違う曲に変化、それに合わせて戦闘もその曲のテンポ違いに変わるというようになっています。
またBGM全体についてもグラフィックと同じように、ザナドゥと比べてより豪華な演奏になっていました。

ちなみにレベル毎にBGMが変わるのは「ザナドゥシナリオII」からじゃが、ここはあくまで「ザナドゥ」との比較として、という意味でとらえて欲しい
細かいところの変更点については以上になります。
《まとめ》足し算と引き算が絶妙なリバイバル

というわけで今回は「リバイバル ザナドゥ」について紹介させてもらったが、どうじゃったかのう?

見た目がとにかくザナドゥから変わっていたから、どう変わっちゃったのかと心配もあったけど…実際はちゃんとザナドゥが維持されていて、それでいてさらに遊びやすくなっていたわね

流石に発売から10年経ったことでもはやキーボードで遊ぶ時代じゃないと、ゲームパッドの使用を前提としたUIにするとか、それでいてキーボードで遊んでいた人への配慮も忘れない。

あとオープニングが追加されても、なんか主人公や登場人物がそこで映像化されたりしないで、あくまでストーリー背景の説明だけにしていたのも、良い配慮よね

元のものから余計なものは足さず、それでいて必要なものは引かない。非常に理想的なリバイバル作品…というか今風に言うなら16BITリマスターって感じの作品じゃったな

そういえば、リバイバルザナドゥってEGGコンソールでも発売されていたわよね?

イージーモードのみじゃがな。
UI関係の事を考えると、もし今からザナドゥに触れてみたいけどキーボードはちょっと…って思ってる人は、EGGコンソールで買ってみるのも良いじゃろうな

確かにEGGコンソールのザナドゥは、キーボード入力が色々複雑になってたものね

気になる方はこのあとEGGコンソール版のリンクも張っておきますので、参考にしてみてくださいね?

というわけで今回は、こういうリバイバル作品をやるならマジで参考にしてほしいと思える作品「リバイバルザナドゥ」を紹介したぞい!
ではまた次の「クラシックゲーム紹介」で…

お会いしましょう!
あそびたくなったら?
今回の記事を読んで、もしこれを機に「リバイバルザナドゥ」を遊んでみたいと思った方は、以下のリンクを参考にしてみてください。
ProjectEGGにて購入
現在「ProjectEGG」にてPC-98版を購入して遊ぶことが可能となっています。尚、ProjectEGGでゲームを購入するにはゲーム代金以外に、ユーザー登録(無料)とサービス料として550円の月額が必要になりますのでご注意ください。
EGGコンソールにて購入
現在NintendoSwich「EGGコンソール」にてPC-98版を購入して遊ぶことが可能となっています。尚、EGGコンソールでゲームを購入するにはゲーム代金以外必要はありません。
≫EXIT
お疲れ様でした!

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コメント
サンドバッグ的なものは古代ギリシアからあったみたいですね。絵図が見つけれなかったのでこうやって鎖で吊るせれたかはわかりませんが。
コメントありがとうございます。
>古代ギリシアからあったみたいですね。
闘拳の歴史がそのあたりからですからね。何かそういうダミー的な殴るものはあってもおかしくは無いかもです。
>リバイバル・ザナドゥ…
オリジナル版は+7ラージシールドを獲得できなかったので頓挫しました…が、
今回のレビューにも記載れておりますが、リバイバル版のUI向上はすごかった。
テンポが良くなったので始めからやり直しも(それなりに)苦にはなりません
でした。プレイヤーキャラクターの変化が多様(?)になったのもプレイ向上に
一役かっていたかもしれません。
>ザナドゥNEXT…
え、書いてない?失礼しました。
コメントありがとうございます。
>リバイバル版のUI向上はすごかった。
やっぱり長時間遊ぶものですから、UIの快適さって精神的にも凄く重大なんだなと改めて感じました。
>ザナドゥNEXT…
リバイバルが10年後で、さらにその10年後に新たに生み出されたザナドゥ。
実は遊んだことがないw
CGや敵、文章などの版権的にやばいのとか直したのかな。
>武器屋
ゼリアードの武器屋も同じもの(たぶんD&D)を参考にしてるんでしょうかね。
そういえばゼリアードにはゼラチナスキューブが敵として出てきたから、あれもある意味D&Dモチーフなのかな。
>呪文屋
この人だけなんだか東京TwilightBustersみたいだなぁ、なんて思いました。
コメントありがとうございます。
>ゼリアードの武器屋も同じもの
あー、確かにちょっと雑だけど構図やポーズがそのまんまですね。みんないろんなところから影響を受けていたんだなあw
>東京TwilightBustersみたいだ
その作品はまだ触れたことがないんですけれど、気にはなってるのでいずれ遊んでみたいなとは思っています。
ザナドゥはSwitchEGGではじめてプレイしましたが、奥が深いですね。情報を見ずにプレイしているので未だクリアできません。
子供の頃はとにかくゲーム好きでファミコン以外のゲーム関連本を読みあさり、また周囲にはMSXやPC88持ちの家も多かったので色々遊ばせてもらっておりました。当時小学生の私にとって伝説のRPGザナドゥがファミコンに移植の朗報に期待していたのですが。おのれハドソン。
でも同じくPC移植でフルリメイクのブラックオニキスは楽しかったですね。
ブラックオニキスと言えば最近SG1000版を購入しました。後半がとにかくキツかったですね。あれを経験したらウィザードリィのなんと優しいことか…、魔法のありがたさが身にしみました。
コメントありがとうございます。
>情報を見ずにプレイしているので
その心意気が凄い!
>ゲーム関連本を読みあさり
今みたいに動画サイトとかなかったですから、基本情報源は本になるんですよね。私もナイコン族だったので、88とか98持ってる同級生の家に入り浸りでしたw
>おのれハドソン。
ザナドゥの名前を冠してなければ、ファミコンとしてはかなり遊べるアクションRPGなんでしょうけどねw
>後半がとにかくキツかったですね。
そもそも魔法も無いし回復手段も薬だけだし、レベルもある程度で頭打ちだから、後半の敵との強さの差が縮まらないんですよね。
私はもう逃げ回ってましたw