発売年:1986年
開発元:日本ファルコム
ジャンル:ファンタジー ARPG
発売機種:PC-88、PC-98、X1、MSX、MSX2、ファミコン
勇者の塔 13F
No.0041
はじめに…
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「ロマンシア」とは?
- それはドラスレシリーズというにはあまりにも難しすぎた。
謎・罠多く、ヒント無く、セーブも無く、ゲームとして大雑把すぎた。
それはまさに鬼畜ゲーだった -
って、その言い回しは別作品の「ドラゴン殺し(ドラゴンスレイヤー)」だろうが!
なんて伝わりにくいボケは置いといてw
「ロマンシア」は1986年に日本ファルコムから発売されたアクションRPG(というよりはアクションADVといったほうが近い)で、ゲームスタート時に「DRAGON SLAYER JR.」という文字が表示されるが、本作はドラゴンスレーヤーシリーズの正統な三作目にあたる。 ちなみに2作目は「ザナドゥ」で、4作目は「ドラスレファミリー」である。
「ロマンシア」はX1版の発売後、PC-98、PC-88、MSX、MSX2、そしてファミコンに移植された。
ファミコン版に関しては、プレイ層に配慮したのか、若干難易度がマイルドになっている。
ストーリー
ストーリーはと言うと、
あるところに、2人の兄弟王がそれぞれ1国ずつを統治している、隣接した小国がありました。
兄が統治する国を「ロアンシア」、弟が統治する国を「アゾルバ」と言います。
ある日、ロマンシア国の王女「セリア姫」が何者かに誘拐され、アゾルバ国の方に連れ去られるという事件が発生します。ロマンシア国の王は、姫救出のために「姫救出隊」をアゾルバ国に派遣しますが、誰ひとり帰っては来ませんでした。しかも、ロマンシア国には病が流行り、各地で異変まで起こるようになったのです。
んなときにロマンシア王国にやってきたのが、プレイヤーが操る「ファン・フレディ王子」なのです。
(ちなみにフレディは、遠国「イルスラン」の第8王子)
ゲーム史に残る「凄いゲーム」
まあこのゲームはとにかく色んな意味で伝説級の「凄いゲーム」でした。
まず基本的に謎を解いていくゲームなのに「ヒントらしいヒントがどこにも存在しない」んです。それなのに手順を守らないとクリアできなくなる罠があったりしました。
さらにそういう仕様なのにもかかわらず「セーブ機能が無い」んです。最後の最後で手順をミスったり、死んでしまったりしたら最初からやり直しになってしまいまうという「鬼仕様」でした。
※ただし死んだ場合は「裏技」でコンティニューが出来ました。
OPの王子と姫は可愛いいし、OPテーマ曲は今でも好きなゲーム音楽にあげる人も多いほどカッコいい曲でした。そしてゲーム画面はコミカルなアクションゲーム風…。
なのにこの作品が、こんな「鬼畜ゲー」だと誰が予想できたでしょうか。
情報の共有が困難だった時代
今でこそネットの普及により、いつでもだれとでも情報の共有ができますが、当時はそんなものは一般に普及していませんでしたから、雑誌のヒントコーナーや、同じ地域に住むゲーム所有者同士で情報を共有してクリアを目指したものでした。
まあ「ロマンシア」はそれでもクリアできない人がほとんどで、発売後しばらくしてネタバレの攻略情報が流れるようになってから、あらためて押入れから出してクリアした。なんて友人もいましたね。
そもそもこういうゲームは情報が必要なんだから、見かけた人に話しかけて情報収集するのが基本なのに、しょっぱなから王に話しかけすぎると「制限時間」を減らされたり、ある目的以外では話しかけちゃ駄目な人物とかもいるんだから大変でしたよw
さすがに制作陣もこれはマズイと思ったのかは解りませんが、ゲームのマニュアルの中にそれなりにヒントになるような内容が、ストーリー漫画になって載っていましたね(超ネタバレしてましたがw)。
…と私。
これは友人から「凄いOPのゲームを買った」と聞いて遊びに行って、そのOPの曲に驚愕しました。当時はまだパソコンも持っていなかったのに、ロマンシアのOP曲が入ったゲームミュージック(カセットテープ)を買ったくらいですからね。相当お気に入りでした。
ゲーム自体はちょっと友人の家で遊んだだけで、進め方が解らなくて友人に「これどうやって行くの?」と聞いても、友人も解らなくて「うーん…」としか返事をしませんでしたねw
今こういうゲーム発売したら、死ぬほどネットで叩かれるんでしょうね。
≫EXIT
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コメント
コレは確か、広告のアオリ文が『解けるものなら解いてみろ』みたいなヤツだった。
んで、次に出したイースが『難しさからやさしさへ』がキャッチコピー。
前言を思い切り撤回したなぁと、友達連中と笑った記憶があります(笑)。
とはいえ。
楽しくプレイさせてもらいましたけどね(笑)。
ラストのヴァイデスは尻尾から切らないと死なないんですよね。
しかし、画面切替えを利用する(画面からでてようとして、尻尾が残るから)とあっさりたおせるんですよね。だから、我々の中では最弱のドラゴンとして有名でした(笑)。
どこのメーカーもあの時期はとにかく難しく、とにかく長く遊ばせるというのを意識して作っていたのだと思います。それがさすがに行き過ぎたと感じたので、イースから冒険する楽しみとクリアさせる喜びを味わってもらうような作品を意識し始めたのでしょうね。
おかげさまで私のようなへたれゲーマーでもクリアできる作品が増えましたw
>「ロマンシア」はPC-88版の発売後、PC-98、X1、MSX、MSX2、そしてファミコンに移植された。
いやいやX1版が先でしょう
>名無しさん
> >「ロマンシア」はPC-88版の発売後、PC-98、X1、MSX、MSX2、そしてファミコンに移植された。
> いやいやX1版が先でしょう
あ、ほんとだ!X1版とPC88版が逆ですね。
直しておきます。御指摘ありがとうございました。
たしかザナドゥの後くらいから、木屋さんがX1ターボのCP/M上の開発環境を気に入り、X1から開発するようになったんでしたか。
でも、8ビット機の開発環境はすぐに16ビット機でのクロス開発とICEに置き換わってしまいました。