勇者の塔 25F
No.0074
発売年:1990年
開発元:システムソフト
ジャンル:ファンタジーRPG
発売機種:PC-88、MSX2など
≫ENTER
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「ティル・ナ・ノーグ 禁断の塔」とは
前回「ティル・ナ・ノーグ ダーナの末裔」について紹介しましたが、「ティル・ナ・ノーグ 禁断の塔」は「ダーナの末裔」「カオスの警鐘」をPC-88、MSX2用に移植したものです。
禁断の塔はPC98版ティル・ナ・ノーグの2作目「カオスの警鐘」の移植というべき作品でした。
コメントにて指摘頂きましたので訂正しました。
本作はPC-98版よりいろいろと簡略化されているところもありますが、逆に遊びやすくなったりパワーアップしているところもありました。
基本的なゲームシステムはPC-98版と変わらないので、今回はPC-98版とPC-88版の大きな違いについてのみ紹介しようと思います。なおMSX2版については所持していないので違いが解りません。
始めるまでが長い
このゲームを最初に始める為には「シナリオジェネレーター」で遊ぶシナリオを作らなければいけないのですが、PC98版では1シナリオの生成に約5分ほどかかっていたのに対して、PC88版では15~20分近くかかります。
※ちなみに実機では無く、エミュレータ上(ProjectEGG)での時間です。
なので「あーなんか嫌な配置だなー」と思ってシナリオを作り直そうとすると、その都度20分ほど待たされることになります。実機だったらもっとかかっていたと思います…。
また作ったシナリオをユーザーディスクに保存しておけるのが98版は4か所なのに対し、88版は1箇所のみなので、ちょっと他のシナリオでも遊んでみたいな、という場合には新たにユーザーディスクを作るか、今のシナリオを潰すしかありません。
スタート時の救済
98版ではスタート時に城に行くとロイヤル装備、100G、アイテムのうちいくつかをランダムで貰えました(大抵はロイヤル装備+100G)。特にこのロイヤル装備が優れモノだったので、これがあるかないかで最初の難易度がかなり違うと思います。
一方88版については一律で1万G貰えます。これはウハウハじゃないか!と思うかもしれませんが、そんな事はありません。だって道具屋に行っても武器は殆ど売ってないし、何かを1個買うと補充もされないので2個目は買えません(少なくとも最初のうちは)。
だから1万Gあって武器を最高のものにしても、恐らく9000Gは残ります。さらに仲間になったメンバーが抜けたり死んだりすると、きっちり所持金をパーティー人数で割った分だけ持って行かれるので、大金持ってたってあまり意味は無いです。少なくとも最初のうちはね。
町にマップがある
98版では町に入ると、その町の施設が一覧で表示されて対応した数字を選ぶと言うものでしたが、88版では画像のように町そのものにMAPが存在します。それほど広くはありませんしシンプルなものですが、それなりにRPGっぽい雰囲気はありますね。
また町の中に”隠しダンジョン”と言うのがあり、町の中を歩き回っているとまれに入り口を見つける事ができます(恐らく洞察力による)。ダンジョンの存在については町の占い師がヒントをくれる場合があります。
98版と88版どっちがいい?
それ以外では、98版では”地図”を買わないと見られなかった王国全体の地図(右上のではなく)が、占い師のところで無料でいつでも見られるようになりました。あとは細かいところ(UIまわり)がちらほらと変わっています。
まあシナリオのパターン数は似たり寄ったりですけどねw
実際98版と88番どっちもプレイしてみたのですが、どちらが遊びやすいかは甲乙つけがたいところです。それに…
どっちも難しいよ!!すぐ死ぬよ!!
でもどっちもやり始めるとなかなか止められないと言う、かっぱえびせん的ゲームでもあります。
≫EXIT
お疲れ様でした!
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コメント
はじめまして。
ティル・ナ・ノーグは自分も大好きな作品のひとつです。
なにより世界観で良い。
ところで禁断の塔はダーナの末裔ではなくて
ティル・ナ・ノーグ2の派生移植だったと思います。
シナリオを作った後に見られるゲーム開始時のタイトルロゴなど構成が2と同じです。
すいません私の記憶違いでした。
正しくは「ダーナの末裔(98版Ⅰ)」「カオスの警鐘(98版Ⅱ)」それで「禁断の塔(88版)」という順番でしたね。
ご指摘ありがとうございました、後ほど訂正させて頂きます。
また何かありましたら、よろしくお願いします。
88版をプレイしました。98の「ダーナの末裔」とかを雑誌で見てて「いいなぁ~」って思ってたら88版が出るってことで大喜びしてました。
シナリオ作成時間も長いけどわくわくして待っていられました。
そしてプレイしてみたところ・・・むず・・・・。
ひぃひぃ言いながら敵を倒し、やっとレベルが上げてこれで少しは戦闘が楽になるかと思ったら、敵もレベルアップしてましたみたいな。途中で断念しました。
それでも憧れだった期間が長かったせいか、今でも名前を見ると気になってしまうソフトです。
そうなんですよねー、このゲーム自分がレベル上がると相手も強くなるっていうルールのせいで、RPGとしての楽しさがそがれちゃってるんですよね。
それがなかったら、断念したひとはもっと減っただろうに…。
しかしある程度のテンプレではあるものの、ゲームの内容を何度でも変えて遊べるというのは画期的でインパクトがありましたなあ。
細かい事は覚えてないですけど、
ウィザードリィを時期を逸して馴染めなかった自分には「コレだ」って感じで代替作品でしたねー。
敵の詳細が???で表示されるのはwktkしたものです。
今悔やまれるのはディスク3使わずにサンプルデータ残しとけば良かったなーとか。
それと、MSX版の動画最近見て知ったんですけど魅力の1つになってるキャラ絵が
ドラクエのチップキャラになってるのは結構衝撃でしたw
拾えるアイテムの種類が豊富だったので(まあほとんど意味ないものでしたが)、トレハン的な意味でも結構楽しめる作品でしたね。
戦闘で味方を指揮する(指示じゃなく)っていうのも、たまに言うこと聞かない奴がいたりで楽しかったですしw
MSX版…言われてみればそうだったかもw
あとで確認してみよう。