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『ワンダーモモ』戦う正義のヒロイン…って内容の劇中劇アクションゲーム

闘士の塔 38F/No.0178

発売年:1987年 ※PCエンジン版は1989年
開発元:ナムコ
ジャンル:ステージクリア型ACT
発売機種:アーケード、PCエンジンなど
※画像は全てPCエンジン版です

≫ENTER

MOMO IS BACK!?

さて先日ですが、ネット上にてあるワードが私の目に飛び込んできました。それはなんと、

「MOMO IS BACK!」

そう、あの名(迷)作アーケードゲーム「ワンダーモモ」が27年の時を経て現代に復活するというのです。こうしちゃいられない、笹食ってる場合じゃねえ!ということで、今回は急遽その「ワンダーモモ」を御紹介したいと思います。

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「ワンダーモモ」とは

「ワンダーモモ」は、1997年に「ドラゴンスピリット」「スプラッターハウス」などで有名な「ナムコ」より発売されたアーケード用アクションゲームです。

本作は「ロリコット星からやってきた正義のヒロイン『ワンダーモモ』が、地球の平和を乱す『ワルデモン軍団』の怪人達と戦う」という設定の舞台劇を表現しているという、ちょっと異色な設定のゲームでした。

サイドビューのアクションゲームなんですが殆ど画面がスクロールせず、左右にある程度移動すると舞台袖が見えてそれ以上進めなかったり、敵が舞台下からせり上がってくるように登場したり、ステージの下に主人公「モモ」の追っかけファンがいたりします。

更にゲームのステージをクリアすると一度幕が下がってから次のステージになったりするなど、あくまで「舞台劇」という設定を堅守しているこだわりが実に当時のナムコらしい作品でしたね。

モモを動かそう!

プレイヤーは主人公「モモ」を方向キーの左右で動かし、攻撃ボタンでキック、ジャンプボタンでジャンプさせることができます。

さらにキーを下に入れるとモモがしゃがむのでその状態からキックができたり、ジャンプ中にもキックすることも可能です。またモモが左右どちらかをむいている時に、反対方向の方向キーを一度押すとモモが正面を向きます。

この正面を向いているときにキックボタンを押すと、「開脚キック」により左右に対して同時に攻撃が可能になります(しゃがみ中、ジャンプ中も可)。

本作では雑魚敵が左右からわらわらと登場するので、この開脚キックは結構有効なワザなのですが、例えば右を向いている状態から左を向こうとすると、一度正面を向いてから左という方向転換になるので若干ですが反応が遅れるのがネックではあります。

それに加え、モモ自身の動作もキーを入力してから反応するまでに若干ですが遅れがあるため、最初は中々思うように動かすことができず、思うように動かすには慣れが必要になってくると思います。

この鈍さも、あくまで特撮俳優などではない、単なるアイドルが演じている役だという「たどたどしさ」を表現しているのかもしれませんね。

ちなみにゲーム中まれにステージの下にカメラを構えた「カメラ小僧」が登場し、ローアングルからモモを激写してきます。激写されるとモモはしゃがんでしまい(恥ずかしさで)、少しの間動けなくなってしまう、なんて仕様もいかにもって感じですよねw

へんしーーーーーん!

本作は体力ゲージ制で、モモが敵の攻撃を受けると画面上の「VITAL」ゲージが減少し(敵に触れるだけでもダメージになる)、ゲージが0になると即ゲームオーバーです(舞台はやり直しがきかないってことですかね)。

ちなみに体力はゲーム中に登場する赤と黄色のカプセルを取れば回復します。

VITALゲージの下には「WONDER」というゲージがあり、画面上に現れる敵を倒すことでこのゲージは上昇していきます。

このワンダーゲージが何なのかというと、それがこの作品の「キモ」となるところで、本作では各ステージが始まったときモモは普通の女の子の恰好で登場しますが、ゲーム中に現れる謎のつむじ風に接触すると、

モモは、『ワンダーモモ』に変身することができるのだ!

ワンダーモモに変身するとモモの能力が2倍にパワーアップし、さらにフラフープのような武器「ワンダーリング」が使用できるようになるほか、変身状態で緑と黄色のカプセルととると高速回転して左右にビームを発射する「ワンダータイフーン」という必殺技も使用できるようになるのだ。

ただし変身すると徐々にWONDERゲージは減少していき(変身状態で敵を倒してもゲージは増えない)、ゲージが0になると元のモモの姿に戻ってしまうのである(ちょっと特撮風の口調で)。

※変身はモモを正面に向かせキックボタン連打することで、任意のタイミングによる変身も可能である

ステージの最後にはボス戦も

本作はステージクリア制となっていて、各ステージである程度敵を倒す(一定時間経過?)とステージ毎のボスが出現するので、そのボスを倒せばステージクリアとなります(前述したWONDERゲージの事を考えると、変身はボスが登場してからのほうが得策)。

ボスは各ステージで全部違うとかではなく、一度倒したのが後で2体同時とか別種類のボスが複数で登場するとかではあるんですがそれぞれ良いキャラをしていて、中でも「アマゾネス」は個人的にお気に入りでしたw

ステージは4ステージで「1話」という設定になっていて、各話の最初にはちょっとしたデモ(子供が戦闘員に追いかけられるなど)がありました。ちなみに本作は全16ステージで「4話」という構成。
(PCエンジン版は12ステージしかなく、冒頭のデモシーンもない)

《最後に》…と私。

後に移植されたPCエンジン版では、容量の関係でステージ数が1話分(4ステージ)削られていたり、アーケード版にあったモモや敵のサンプリングボイスが削られるなど残念な部分もありましたが移植度はかなり高く、さらに一定ステージクリア後に一枚絵ですがビジュアルシーンが挿入されていのは嬉しかったです(ちなみにそこでモモの3サイズも公表されていたw)。

さて本作「ワンダーモモ」がアーケードで稼動していた当時、私はこのゲームが好きでよくゲーセンで本作を遊んでいました。

しかし本作はナムコゲームでよくある「見た目は可愛いけどゲームとしては決して簡単ではない」というケースのやつでして、前述した操作性も含め、敵の攻撃も結構激しい(特に空中の敵が…)上に、急に敵が出てきてぶつかる(ジャンプの着地地点に敵が沸くなどの)ことが頻繁におこるので難易度は高めでしたね。

まあそれ以上に本作の難関といえたのは、ゲーセンに鳴り響く「がんばりまーす!」とか「へんしーん」「うえーん、もうだめー」っていうボイスでしょうね…

プレイすんの恥ずかしいわ!w

でも好きだったのでお構い無しに遊んでました。

地元にあったナムコ直営(?)のゲーセンに行って、下敷き(裏面がドット絵かけるようになってるやつ)買ったり、あと「ワンダーモモの歌」が収録されていたCD(当時はテープのほうだったかも)も買いましたね。この歌がほんと名曲で、後に「桃井はるこ」さんが替え歌カバーしていて世代によってはそっちを良く知ってる人が多いかもしれませんね(こちらも名曲)。

そうそう肝心の新作の話

さて、そんな「ワンダーモモ」が2014年に復活!ということで、現在公開されている情報ではWebアニメ(1話5分で全5話)、PC用の新作ゲーム(原作タイプのアクション)、そしてアニメ&ゲーム用の主題歌の発売という展開が用意されているようです。

Webアニメの話数が5話少なすぎますが、人気と評判次第では地上波30分枠への進出もあるかもしれませんね。

アニメのほうは、元々海外向けで展開していたワンダーモモのWeb漫画を原作とした内容で、この作品でもモモは2代目という設定になっていて、公式でもう言ってるのでネタバレにはならないと思いますが、なんと2代目モモの母親が先代モモ(つまり原作ゲームのモモ)であり、しかもアニメでは先代モモの声を先ほどの桃井はるこさんがあてるというなかなかに面白い展開になっています(ついでに歌ってくれないかなw)。

その他詳しい情報などは「ワンダーモモ公式サイト」にて御確認ください。
※現在サイトは閉鎖されています

既に公開されている新しいモモの衣装などで、既に「こんなの俺達のモモじゃねえ!」という言葉も聞きますが、まあ原作は27年前ですから、すべてそのまま現在に復活させるのはさすがに無理だろうとも思います。

それに先代モモはちゃんと先代の恰好で出てくる予定なので、そこはそれとして暖かく今後の展開を見守っていくのが良いと思います。

世の中には復活して欲しくてもできない過去のコンテンツもいっぱいあるのですから。

≫EXIT

お疲れ様でした!

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コメント

  1. K より:

    >>世の中には復活して欲しくてもできない過去のコンテンツもいっぱいあるのですから。
     ありますねえそういうのは……。ソンゴさんはそういう気持ちがかなり濃くあるようですね。新モモは「これちがうやつや」という感想はありますけど、おっしゃるとおりに、世代的に知っている身としては温かく見守りたいと思います。
     ちなみに復活して欲しいものはGBのアレサなんですけど、版権はやのまんですし、元の制作会社はアレですし復活したとしても爆死しそうですし。
     メタルマックスのナンバリングが出ているだけでも奇跡ですよね……。
     しかしモモを出すならベラボーマンとセットで出して欲しかったなあ。ナムコ×カプコンでのベラボーマン&モモのコンビが好きでした。

  2. あのん より:

    記事たのしませてもらってます!
    モモは本当びっくりしましたねw
    昨今ではストライダー飛竜も復活しますが、画面やプレイ動画を見ても昔の感動というかときめきが無いのが悲しいです。。。レトロゲーにはレトロゲーの良さがあり続けるので、移植はもの凄く難しいのだと復活のニュースを見て毎回思います。
    安易に近年風のグラフィック版横スクロールアクションになった場合、モモのあの何とも言えない80年代臭や怪しい会話、敵の胡散臭さが無くなってしまうんじゃないかとビクビクしつつ続報、そしてブログでの記事を楽しみに待ってます。

  3. ソンゴスキー@れとろげ より:

    >Kさん
    いまだにファンがいるコンテンツでも、もともとの制作会社が既に無かったり、版権を譲渡していてもその会社に何かを生み出す力が無かったり、組織が解散してしまって版権の所在があやふやだったり、会社はまだあるのに古いコンテンツに興味が無いとか、まあいろいろありますよね。
    ワンダーモモについては、今回の場合もともと海外での人気を受けての復活ですから、日本の方向に向けてのだけのコンテンツではないという前提が解らないと、文句しか出てきませんよねw

  4. ソンゴスキー@れとろげ より:

    >あのんさん
    いらっしゃいませ!
    古いコンテンツを復活させるというのは考えてみればなかなか難しいもので、もともとのファンだけを相手にするのが楽でいいんでしょうけど、利益を考えれば新しいユーザーも取り込みたい。そこで火がつけばさらに新たな展開もできるわけですから。
    となると古いテイストは残しつつ、新しい人の感性にも合わせたモノを作っていかないといけない。ここのさじ加減が本当に難しいものなんだと思います。新しすぎるとファンが不満、古すぎると新しいユーザーには見向きもされない。もし自分で企画して、かつ利益も上げないといけないと思って考えると、本当に頭を悩ませてしまいますw
    別の方のコメントにも書きましたが、今回のワンダーモモ復活劇はもともと海外で火がついて、という前提があるので、アニメもゲームもそちらに向けてのウェイトが強いと思うんです、さらにそうしないと海外で火をつけてくれたファンが「こんなのモモじゃねえ!」ってなっちゃいますからねw

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