賢者の塔 15F
No.0054
発売年:1989年
開発元:ホット・ビィ
ジャンル:ホラーAVG
発売機種:PC-88、FM-77AVなど
≫ENTER
本記事を読み進める前に…
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「闇の壱与伝説」とは
「闇の壱与(いよ)伝説」は1989年に「HOT-B」より発売されたホラーアドベンチャーゲームです。
本作は以前で紹介した「妖姫伝」と同じコマンド選択式ADVですが、妖姫伝のようにコマンド入力とコマンド選択が共存しているといったややこしい部分はなく、「基本的」にはノーマルなコマンド選択式ADVとなっています。
(「基本的」の意味については後述)
ストーリー
物語は霊能(貧乏)探偵である「不動 修羅」が、密法の師の紹介で警視庁の郷田警部から、島根県八雲での変死体事件、京都の荒神塚と天狗山での少女惨殺事件についての捜査を依頼されるところから始まります。
話だけなら単なる殺人事件のようなのですが、わざわざ「霊能探偵」に依頼するだけあり、その事件にはなにか「人でないもの」の存在が見えかくれしているようなのです。
200万円という破格の報酬に目がくらんだ修羅は、二つ返事で依頼を引きうけるのでした。
RPGのような戦闘シーンも?
先ほど「基本的」にはノーマルなコマンド選択式ADVと言いましたが、その「基本的」と言った理由がこの画像にある「戦闘シーン」の存在です。
本作はADVゲームなのですが、ストーリーを進めて行くと何箇所かに修羅が敵(魔物や人)と戦うシーンがあり、そこでは画像のような「RPG的」なシステムに変わります。
HPやMPみたいなのがありますが、戦闘に勝ったからと言って別に成長するわけでも、お金が得られるわけでもありません。
単にイベントの一つとしての意味しかありませんが、戦闘に負けるとゲームオーバーになります。
エッチでグロいシーン再び…
本作には「妖姫伝」と同じようにちょっとエッチで、なかなかグロいシーンも含まれています。
そちらのほうはいささか過激なので、控えめな画面だけ紹介しておきましょう。
この画像は修羅が調査中に出会った女刑事とホテルに入ったところです。この後…(ゴクリ
さすがに妖姫伝から2年後の作品だけあって、妖姫伝よりはかなりいろんな面で「マトモ」なゲームになっています。まあそれでも同年代の他社のゲームと比べると…アレですがw
(画面が切り替わる時の待ち時間が、この頃の作品にしても遅かったりする)
少しプレイしてみた感想
現在まだプレイ中なので、評価の部分については改めて追記したいと思いますが、現時点でも意外としっかりできてる作品だなとは感じました。
ストーリーが地味に作り込まれていて、「コマンド総当たり」ゲームなのですが無駄なコマンドが無く、謎解きをさせると言うよりはストーリーを読ませる事に力を入れているゲームのようですね。
申し訳ないが正直「期待していなかった」だけに驚いていますw
追記(クリア後の感想)
本作をクリアしたところでゲームの感想を書かせて頂きますと、まったく予想外に面白かったですw
システムとしてはベーシックなコマンド選択式ですが、選択するコマンドが簡潔にまとめられているので、あまり複雑に悩まずにすみました。
ただしフラグの判定についてはかなりシビアで、順を追って1本ずつ立てて行かないと、まったく先に進めなくなる部分もありました。
個人的には「手帳」っていうコマンドはよく考えたなと思います。
いちいち手帳を見ないと、会話の選択肢が増えないと言うのは不便ではありますが、手帳のメモをみるとその内容が表示されるので、ストーリーの核心となる部分を忘れずにすむんですよね。これは便利だと思いました。
ストーリーについてはかなり良くできていて、登場するキャラクター達も個性的でした。それだけに全体の内容が短いのが勿体無い、このキャラクターを活かした続編でもあればいいのですが、そういうのは無かったみたいですね…。残念。
≫EXIT
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コメント
『闇の壱与伝説』!内容は勿論のこと、そのグラフィック。大昔に、うたたねひろゆき氏と共同で同人誌を作っていたTAKERU氏によるグラフィックも大変良かったです!・・・って、ソンゴスキーさんのブログで、このゲームを取り上げられていたのを拝見してからコメントしたくって、うずうずしていたのですが(大汗)今さらのコメント、大変失礼しますw
>コーセーさん
いやいや、古い記事でも何か思うところがあったらどんどんコメントいただけると、私の方もうれしいです。ご遠慮なくどうぞw
この作品はいい味をしたキャラが多く登場するにも関わらず、この話以外作られなかったのが残念ですね。シリーズ化して欲しかったと思います。
初めまして。いつもブログを読ませてもらってます。
最近Project EGGを利用しまして、スクウェア作品、システムサコム作品、
白と黒の伝説シリーズといろいろなADVをやり、この闇の壱与伝説をやっているところです。
しかし、このゲームのラストのところでどうしても詰まってしまったので質問です。
最後の儀式をやっているところで、教祖が死魔鬼を呼び出してくるのですが、
こいつがどうやっても勝てません。
最強の阿修羅神呪を使ったり、相手の弱点の光明真言を使って相手のHP(生命力)を奪っても、
結局やられてしまいます。
師匠の教えに「仏の慈悲を」と言っていたので、その時に教えてもらった地蔵真言を試してみても、
「今はまだ地蔵真言を使う時ではない!」と表示され、効果がありません。
敵を弱らせてから使ってみても(残りHP4まで減らして使っても)、効果なしです。
ということで八方塞がりなのですが、もしかしたら必要な呪文を覚えていなくて
詰んでいるのでしょうか?ちなみに覚えた呪文は5つです。
何年も前にクリアしたソフトだと思うので、もう覚えてらっしゃらないかも知れませんが、
何か分かればよろしくお願いします。
ところで、ここで取り上げられたとおり、キャラクターが個性的で面白いです。
ストーリーも続きが気になる感じで、テンポも悪くないですね。
それだけにここで詰まったのが辛いです。
>きもっちぃさん
はじまめして、いらっしゃいませ。
えーと、闇の壱与伝説…相当昔にやった奴だったから記憶が…。
ただ私も死魔鬼で相当詰まった覚えがあります。
もし私の記憶が確かなら…結局「運」で勝ったような気がするのですが…。
ごめんなさい、本当に忘れてしまいました。
またやってみようかなあ…。
>きもっちぃさん
当時のスクリーンショットを漁っていて、死魔鬼との戦闘のが出てきました↓
http://blog-imgs-63.fc2.com/t/o/w/towerofretrogame/201407292112447ad.png
ここから判断すると…、一度0まで削ってからあの呪文だったのかな?
まだハッキリしませんが、何かの参考になればと思います。
お返事ありがとうございます!
相手のHPを0にすると、行動する間もなくやられてしまうのですが、
いろいろと試してみようと思います。