闘士の塔 57F/No.0251
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いらっしゃいませ!

管理人じゃ。

謎の妖精よ。

さて「夏だ!コナミだ!MSX祭り!」も第4回目。引き続き今回もコナミのMSX作品を紹介して行くぞい!

ほいほい、今回は何が来るのかしら?

うむ、今回は「夏だ!コナミだ!MSX祭り!」の第1回目で紹介した作品の続編にあたる作品じゃ。

へー!あの作品、続編があったのね?

そしてコナミMSX作品の中でもかなり高難易度なことで有名な作品なんじゃが…では中に入るが良い、闘士の塔57Fじゃ!餃子一丁!

餃子一丁???
本記事を読み進める前に…
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- 記事に書かれている内容についてはあくまで投稿時の状況や筆者の認識であり、現在の状況や筆者の認識と必ずしも同じではない場合があります。ご了承ください。
本記事はこんな人向けです

本記事はこんな人向けに書いておるぞい
- 「イーアルカンフー」は知っているが、「イーガー皇帝の逆襲」は知らない。
- 「イーガー皇帝の逆襲」は名前くらいしか知らない。
- 「イーガー皇帝の逆襲」は知っているが内容は忘れた。

そもそも「イーアルカンフー」を知らない人は、先にこちらを読んでからのほうがわかりやすいわよ?
ゲームの概要

「イーガー皇帝の逆襲 イー・アル・カンフーII」は、1985年12月にコナミからMSX用として発売された”格闘アクションゲーム”で、1985年1月に発売された「イー・アル・カンフー」の続編に当たります。
前作イーアルカンフーとは世界観を共有しており、主人公は前作の主人公の息子で、戦う相手は前作で滅ぼされたチャーハン一族の生き残りという設定でした。
システム及びルール面ではほぼ前作を踏襲しつつも、1ステージを4つのブロックに分割しての雑魚戦の追加や、戦闘中の体力回復等の救済措置を設けるなど、新しい試みが盛り込まれた作品となっています。
また、プレイヤー2人での”対戦”も可能となっており、前作より更に後の対戦格闘ゲームに近い作品になっていたと言えるでしょう。
ストーリー
今をさかのぼること20数年前、中国全土を支配せんと悪行を重ねていたチャーハン一族は、功夫の達人”リー”によって撲滅させられ、中国は再び平和を取り戻した。時の英雄であったリーはその後”リー・ヤング”という息子を残して天命を全うした。
ところが、チャーハン一族にたった1人生き延びたものがいた。名を”リー・ジェン”といい幼少の頃より一族の英才教育を受けてきた才人であった。長く身を隠していた彼は、数年前より”イーガー皇帝”と名乗り勢力を伸ばしていた。
イーガー皇帝は数年前、偶然ネパール南境の地で釈迦の骨壺を発掘し、その中に秘められた無限の力を悪用し暗黒拳法の極意を体得していたのだ。その奥義を目の当たりにした者で、生き延びたものはいないという。
この事実を知ったリー・ヤングは意を決して立ち上がった。イーガー皇帝率いるチャーハン一族を壊滅させ、釈迦の骨壺を奪い返し、真の平和を取り戻す為に…。

ストーリーはゲームマニュアルからの抜粋ですが、長いので一部内容を編集しています。
イーアルカンフーとはここが違う
本作「イーガー皇帝の逆襲」のゲームシステムやルールについては、ほぼ前作「イーアルカンフー」を踏襲していました。なので本記事では、前作から変更された部分をメインに紹介して行こうと思います。
基本的な部分の変更点
前作では、主人公の「リー」がチャーハン一族を撲滅するために「メンマの塔」に乗り込み、塔の各階に待ち受ける5人の敵を倒すというのが目的でした。
本作では、前作の主人公リーの息子「リー・ヤング」が復活したチャーハン一族の本拠地に乗り込み、待ち受ける8人の敵を倒して”釈迦の骨壷”を取り返す、というのが目的になっています。

本作は画面の構成なども前作から殆ど変わっていませんが、変更点としてはまず主人公の体力ゲージが、画面右側から左側に移動しています。
あとステージクリア制である事、及び体力+残機制である事も前作と同様ですが、前作が全5ステージ(以降ループ)構成だったのに対し、本作は全8ステージ(以降ループ)構成と大きく増えています。
また操作方法についても前作同様、レバーと1ボタンでの操作になっていますが、なぜか前作でできたレバー↓+ボタンでの”足払い”ができなくなっていました。

ゲームボリュームは増えているけど、できることが少なくなっているのはどうなの?

どうせ技を減らしてしまうなら、出しやすい足払いを残してほしかったんじゃがのう…
基本的な部分の変更点としてはこの辺りでしょうか。次からは、もっと大きな変更点に注目していきましょう。
1ステージが4ブロック構成に
本作が前作から最も大きく変わった点としては、1つのステージが4ブロック構成になったという事でしょう。
前作では1つのステージには1つのブロックしかなく、簡単に言えば”1つの部屋の中”で”1人の敵と戦う”というのを繰り返していく仕組みでした。
本作では1つのステージが4つのブロックで構成されるように変わっており、最初の3ブロックでは”前哨戦”、最後の1ブロックでは”ボス戦”を行うという仕組みになっています。

ステージ数が増えただけでなく、1ステージの内容も増えてるのね
雑魚がいっぱい前哨戦

前哨戦のブロックでは画面の左右から「小敵隊」と呼ばれる敵が上段、中段、下段の高さで飛んでくるので、これをハイキック、中段突き、ローキックなどを駆使して攻撃していきます。
小敵隊には体力の設定がないので、攻撃を一回当てられれば倒す事が可能です。ですが逆に攻撃を当てられずに小敵隊とぶつかってしまうと、リーの体力が減らされました。
ところで、この前哨戦の目的は小敵隊を倒す事ではありません。そもそも小敵隊は倒しても倒しても無限に飛んでくるので、立ち止まって対応していても意味が無いのです。
なので小敵隊にぶつからないように、さっさとリーを画面の左端まで移動させましょう。そうする事で次のブロックに進む事ができます。
各ステージともに1〜3ブロックまでは、可能な限り体力を減らさないようにして次のブロックに進む、という流れですね。

ところでこの前哨戦、何か既視感をおぼえんかね?

あー、あれでしょ?
前作にあったボーナスステージでしょ?

そうじゃ。
そういう意味もあってか、本作ではボーナスステージが無くなっておるぞ
タイマン勝負のボス戦

ブロックをどんどん進んでいき、4ブロック目に到達する事ができればボス戦、わかりやすく言えば前作のステージと同じような一対一の戦闘が始まります。

おー!ここでようやく「イーアルカンフー」っぽくなった!w
ルールも前作同様、戦う相手の体力ゲージ(本作では左側に表示)を0にすればステージクリアとなりますが、前哨戦でリーがダメージを受けていると、その体力が減った状態で戦わなければいけません。
そのため前哨戦では、極力体力を減らさないようにしたい訳ですね。
そして戦う相手についてですが、前作で戦ったチャーハン一族の生き残りということで、その面子も全て入れ替わっていました。簡単に紹介すると、
イェン・ペイ | 辮髪をくさり分銅のようにして攻撃してくる。 |
ラン・ファン | 鉄扇を投げつけてくる結髪の女性。 |
プー・チン | 人を一時的に痺れさせる屁を飛ばしてくる。 |
ウェン・フー | 身に着けた般若の面を飛ばしてくる。 |
ウェイ・チン | ブーメランを投げつけてくる。 |
メイ・リン | 短剣を投げつけてくるチャイナ服の女性。 |
ハン・チェン | 地面で燃える爆弾を投げつけてくる覆面男。 |
リー・ジェン | イーガー皇帝を名乗る本作のボス。 |
以上になります。彼ら8人は前作の敵以上に手強い強敵ばかりなので、前作は余裕で一周できたプレイヤーでも苦戦する事間違いないでしょう。
因みに8人目の「リー・ジェン」を倒す事ができれば、釈迦の骨壺を奪還した事を表す簡単なエンディングが表示され、また1人目の「イェン・ペイ」に戻るというのを以降ループします。

それにしても前哨戦で体力も削られて、さらにボスが強いってのは…プレイヤーに不利すぎやしないかい?

うむ、そういう部分を考慮してか、本作にはプレイヤーの助けになってくれる”お助けアイテム”がゲーム中に仕込まれておるぞい!

ほう!お助け要素とな!?
生命線となるお助け要素
本作には、プレイ中にプレイヤーの助けとなる要素が2つ存在していました。それが”ウーロン茶”と”中華そば”です。
ウーロン茶で体力回復!
まずウーロン茶ですが、これは前哨戦ブロックにて小敵隊と戦っていると、3人の小敵隊が連なって飛んでくる場合があります。この連なっている小敵隊を連続で3人倒すと、”葉っぱ”を1枚入手する事ができました。

この葉っぱはウーロン茶の茶葉で、これを5枚集めると自動的に一杯の”ウーロン茶”になるのです。
この烏龍茶は3杯までストックする事が可能で、ストックされたウーロン茶はプレイ中いつでも”セレクトキー”を押す事で飲む事ができ、それにより体力がなんと全回復するのです。
ウーロン茶の効果は非常高いのですが、その為には必要以上に小敵隊と戦って葉っぱを集める必要があり、それにより無駄なダメージを負う場合もあります。
中華そばで無敵に!
次に中華そばです。これはボス戦でのみ登場するもので、画面の特定の場所を攻撃すると空中から降ってきます。

この中華そばを取得すると数秒間の間、リーは一切の攻撃を寄せ付けなくなる”無敵状態”になる事ができるので、非常に大きなチャンスとなります。是非見つけ出しましょう。
ただし、降ってきた中華そばは暫く空中に停止しているものの、時間が経過するとやがて消えてしまうので、出現させたら多少無理しても取っておくがベストです。
以上が本作のお助け要素と言えるものです、有効に活用していきましょう。

おお、いいじゃない!こういうのがあれば攻略も楽になるってもんじゃない?

ただ本作は、このお助け要素ありきの難易度に設定されてるっぽいんじゃよなぁ…

これらを活用しきって初めて”互角”と?!
本作の難易度について
本作「イーガー皇帝の逆襲」は前作の「イーアルカンフー」と比較しても、かなり難易度は上がっていると感じられました。
ここからはその本作の難易度について、感じた部分を話していこうと思います。

あくまで筆者の下手糞視点からの意見、という事はご了承くだされ

知ってる。
操作方法の改善が
まず操作方法が、前作から改善されていなかったのがあります。

前作の発売から11ヶ月しか経っていないとはいえ、間にファミコン版の発売を挟んだにも関わらず操作はレバー+1ボタンのままなので、相変わらず咄嗟にハイキックやローキックが出し難かったですね。
せめてファミコン版と同じ、スティック+2ボタンの操作方法にしてほしかったと思います。しかも本作は前作以上に、ハイキックやローキックの重要性が高いので尚更でした。

なぜ頑なに1ボタン仕様にしたのかしらね?

MSXが使用しているジョイスティック端子は、日本では2ボタン対応になっていたと思うんじゃがのう…
プレイヤーに不利すぎる
そして次に敵との戦闘についてですが、前作以上にプレイヤーに不利過ぎるのがあります。
今回は敵が前作の5人から8人に増えているのですが、なんとその全員が飛び道具(遠距離攻撃)持ちです。なのにこっちは相変わらず接近戦しか出来ません。

そのうえ敵の飛び道具には、微妙に飛び越せないとか、当たると痺れて動けなくなるとか、地面に落ちても判定が暫く残るとか、意地の悪い特殊効果までついていました。
特にラスボスであるリー・ジェンの、画面上部から無数の雷を降らせるという技は、雷に当たらないようにするのだけでも至難の業という鬼畜仕様なのです。

自分では「リー・ジェン」まで行けないので、動画を探して戦闘を見てみたんじゃがまじ鬼畜じゃった…

このゲーム、プレイヤーが真横に素早く動ける手段がないのに、この雷の集中砲火では避けようが無いわね…
挙げ句には、なんとか接近戦に持ち込んでも今度は向こうが近接攻撃を連打してきて、それに一度でも当たろうものならそのまま連続攻撃で体力をゴリゴリ削られます。
前作でも同様な問題はありましたが、本作のそれは前作以上のエグさだったと思います。
タイミングがシビア
そういう事もあって体力が全回復するウーロン茶は攻略に重要な存在なのですが、その為に必要な茶葉を集めるのがまた難儀でした。
茶葉を得るには3連続でくる小敵隊を3人倒し切らないと駄目なのですが、ただボタンを連打しても攻撃がそれほど連続では出ない為、1人目は倒せても2人目に間に合わず当てられないのです。

ここ、かなりタイミングがシビアでしたね。
また3連続の小敵隊は上段や下段の高さでくる事もあり、ただでさえタイミングがシビアなのに、前述のように本作はハイキックやローキックが出し難いので余計大変になります。
その為、思うように茶葉が集めらない事でウーロン茶も得られず、じゃあ無敵になれる中華そばに頼ろうと思っても、敵が逃げ回って(本作でも前後に高速移動する)まともに攻撃を当てられないまま無敵が終わる事もしばしば…。
このように折角の救済措置が、活用し難いという部分も難易度に繋がっていたように感じました。
以上が、筆者が本作をプレイして感じた難易度についてです。

上手い人にはそうじゃないのかもしれんが、下手な人にはストレスがガンガンたまる難易度じゃよこれは

ここの筆者は、基本ゲームで腹が立ってもコントローラーを投げたりしない人間なんだけど、今回は流石にキレそうだったそうよw

でも…コントローラーは…投げておらん…!

血圧上がるわよ?
2P対戦モード
さて、本作「イーガー皇帝の逆襲」について基本的なゲーム内容についてはここまで説明してきたような感じなのですが、本作には実は凄いモードがさもおまけのように存在していました。
それは2P対戦モードです。
本作のタイトル画面で”2PLAYERS”という方を選ぶと、よくあるプレイヤー1と2が交互にゲームを行うというモードではなくキャラクター選択画面に移行しました。

この画面でプレイヤー1は通常通りリー・ヤングのままなのですが、プレイヤー2はイェン・ペイ、ラン・ファン、プー・チンと3人の敵キャラから好きなキャラを選ぶ事ができます。
そしてキャラクターを選んだ後は小敵隊が出てくるような前哨戦が始まる訳ではなく、ボス戦モードでそれぞれのキャラクターを使っての対戦プレイが行えたのです。

ここでのルールもボス戦と同じで、レバー+ボタンの操作で相手に攻撃を当てていき、先に相手の体力ゲージを0にしたプレイヤーが勝利者となります。
しかもこのモードは先に2本先取、つまり相手の体力を先に2回0にした方が、最終的な勝利者となります。
さらにプレイヤー2側は、なんとイェン・ペイ、ラン・ファン、プー・チンが通常ゲーム内で使用している”必殺技”を使う事も可能なのです。

これってもうかなり後の”対戦格闘ゲーム”のフォーマットに近づいてない?

後はガード機能さえあれば、ほぼ完璧で格闘ゲームだったじゃろうなと思うわい
こんなものが”オマケ”レベルで入っていたというのにも驚きですが、それにしては当時あまり筆者の周りのMSXユーザーの間ではこのモードの話が話題になった記憶がないんですよね…。
皆さんの所では話題なり流行になりなってましたか?
その他諸々
ではゲームの内容としては最後に、ここまでで紹介しなかった「イーガー皇帝の逆襲」に関するちょっとしたことを書いておきます。
- イーガー皇帝の逆襲のカセットをMSX本体のスロット1に、イーアルカンフーのカセットをスロット2に入れた状態でゲームを始めると、本作をイーアルカンフーの主人公「リー」で遊べるという裏技があった。
- コナミのMSXソフトには、このような”2スロット技”とでも呼ぶべき裏技がよく仕込まれていた。
- あまりの難易度のせいか、後にPlayStationで発売された「コナミアンティークスMSXコレクションvol.2」に収録されていた本作には、体力が危なくなるとウーロン茶が落ちてくる裏技があった。
- 因みにそのウーロン茶を落としているのは、前作の主人公である「リー」。
- 前作「イーアルカンフー」は、「一二三四(イーアルサンスー)」をもじったタイトルだったが、本作「イーガー皇帝」は「餃子1つ(イーガーコーテル)」をもじったタイトル。
- 因みに「餃子」を「コーテル」と呼ぶのは純粋な中国語ではなく、中華料理チェーン店「餃子の王将」のキッチン用語らしい。

餃子一丁!

餃子一丁!
まとめと個人的な感想
では記事の最後として、本作「魔城伝説」に関するまとめと、個人的な感想を書いて記事を締めたいと思います。
まとめ
- 1985年12月にコナミよりMSX用として発売された”格闘アクションゲーム”で、同年1月に発売されていた「イーアルカンフー」の続編。
- 世界観を前作と共有しており、前作主人公の息子「リー・ヤング」が、前作で壊滅したチャーハン一族の残党と戦うというのが本作の物語。
- 基本的なシステムやルールは前作を踏襲しているが、1ステージが雑魚戦の3ブロックとボス戦の1ブロックの4ブロック構成に変更された。
- 敵の8人全員が遠距離攻撃可能で、特殊能力を使用してくるボスも増えた事で、前作を遥かに超える難易度を誇る。
- 体力回復や無敵になるなど救済措置もあるが、それを活用してもなお厳しい難易度。
- おまけとして、リー・ヤングと3人のボスでの2P対戦モードが収録されていた。
個人的な感想
ゲーム本編としては、前作で作り出した後の対戦格闘ゲームのフォーマットに近いものをさらに続編で発展させるのかと思いきや、まさかボス前に雑魚戦を追加する「スパルタンX」方式に発展するとは…。


それは「聖拳アチョー」や
しかし半分オマケという形で、まさかの2P対戦モードの導入。2P対戦、キャラクター選択、必殺技の使用、そして2本先取ルールと、粗い部分もありますが確実に後の対戦格闘ゲームに近づいていました。
にも関わらず、あまりこれが流行らなかったのは1Pが主人公固定なのに2Pは3キャラから選べる、そのうえ2P側は遠距離攻撃を撃ちまくれて有利に過ぎるからでしょうね。
もし主人公にも必殺技があったり、さっきも言ったようにガードの概念があれば、もうちょっと盛り上がれる対戦が楽しめたのかもしれません。
時代が早すぎたのかも知れませんが、それでも対戦格闘ゲームというジャンルをぶち上げた「ストリートファイターII」からは6年も前、その前身である「ストリートファイター」からでも2年前にこのフォーマットを用意できたのは素晴らしいなと個人的には思っています。
話を本編のほうに戻すと、本作はコナミのMSX作品の中でも一、二を争うレベルの難易度だとも言われているようで(もう1つが「沙羅曼蛇」?)、遊んでみると本当にボスが強さからそれを実感できます。いやマジで。

正直もうちょっと難易度は下げてくれても問題はなかったと思いますが、でも上手い人の意見だとこのくらいが面白いとのこと…うーん、ゲーマーとしてのステージが違い過ぎるっ!
みなさんはこの「イーガー皇帝の逆襲」という作品、得意でしたか?
あまり難しいとか不満ばかりではあれなので、最後に本作の良かった点をちょっと書いておきましょう。
前作「イーアルカンフー」では画面がずっと同じ建物のなかで代り映えしないものでしたが、本作「イーガー皇帝の逆襲」では2ステージごとに背景が川沿い、洞窟、館の中、港の夜景(?)というように変わっていき、さらにボス戦ではMSXでよくここまで描けるな!と驚くような背景になっていました。
まあ正直プレイ中に背景に気を配れるような余裕はないんですけどねw
と言ったところで、今回の作品「イーガー皇帝の逆襲」の紹介はここまでにしようと思います。
ではまた次の紹介記事でお会いしましょう!
遊びたくなったら…
もし今回の記事を読んで「イーガー皇帝の逆襲に触れてみたい」とか、「イーガー皇帝の逆襲をまた遊んでみたい」と思った方は、以下のサイトを参考にしてみてください。
レトロゲーム配信サイト「ProjectEGG」にてMSX版が現在配信中。動作環境が最新のOSに対応していない作品もありますが、購入については自己責任でお願いします。
≫EXIT
お疲れ様でした!

今回の記事はどうだったかの?何か感じた事があればどんなことでもコメントに残してくだされ。それと当ブログは以下のブログランキングに参加しておる。クリックして貰えるとわしの「やる気」がめちゃアップするぞい!

いつもバナークリックや拍手していただいて、誠にありがとうございます!
コメント
>イーガーコーテル
餃子の王将……。ゲーム発売当時はほぼ関西圏オンリーの店だったはず。そしてコナミは神戸発祥。
そら、わからないか。
>対戦
対戦、FANGを選んで画面を左右ワープしながら扇投げてれば完封できたから、結局遊ばなくなったんですよねぇ。
あとリーはジャンプできるけど、ボスはジャンプできない・代わりに画面左右ワープとか色々不公平というか、対等な戦いじゃないことも大きくて、年子の兄貴がいたけど2,3回対戦して以後二度としない状態だったなぁ。
MSX2用とはいえ激突ペナントレースが神ゲー過ぎたのがいけないんやぁ。
コメントありがとうございます。
> ゲーム発売当時はほぼ関西圏オンリーの店
そうなんですね、当時私はまだ地方(秋田)に住んでいたので、尚更知らなかったです。因みに調べてみたら、秋田にはいまだに餃子の王将ないようでしたw
> 対等な戦いじゃないことも大きく
やっぱりそこなんですねー。だったらまだ主人公のリー・ヤングと、父親のリーでの対戦の方が盛り上がったかも知れませんね。
> 激突ペナントレースが神ゲー過ぎた
格ゲー路線を諦めた結果、そっちで(パワプロなど)覇権取っちゃいましたねコナミはw