射手の塔 28F/No.0254
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いらっしゃいませ!
管理人じゃ。
謎の妖精よ。
最初に言っておくが、今回の記事はちょっと短いぞい
え、何、手抜き?
違うわい。
今回紹介するのは、以前紹介したMSX版「ザナック」のMSX2移植版ともいえる作品なんじゃよ
ああ、移植版だと基本的な仕様は一緒だから、そういう説明は省いて短くしたと?
そういうことじゃ。
そんなわけで早速入るが良い、射手の塔 28F「ザナックEX」じゃ!
本記事を読み進める前に…
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本記事の前にこちらをどうぞ
本記事は、以前書いた「ザナック」の説明内容ありきの記事となっておるぞい
まだ読んでない方は、先にこちらをどうぞ
「ザナックEX」の概要
「ザナックEX」は、1986年に「ポニーキャニオン」よりMSX2用に発売された縦スクロールシューティングゲーム(STG)で、開発は「コンパイル」が行っていました。
本作は「ザナック」の続編という扱いになっていますが、ゲームの内容としてはファミリーコンピュータ(ディスクシステム)版「ザナック」をMSX2用に若干アレンジして移植したものとなっています。
ストーリーも「ザナック」の後日譚という事で、有機知性体が作り出した暴走する”システム”を相手に、プレイヤーは最新鋭機”AFX-6502 ZANAC”(前作から型番が変わった)に乗り込み戦うというのが目的となっていました。
そしてゲームはステージクリア制の残機制となっており、全ての残機を失う前に全12エリアを突破すればゲームクリアというルールになっています。
「ザナックEX」の魅力
本作は「EX」とついているだけに、MSX版「ザナック」を踏襲しつつもいくつもの変更点が加えられており、そこが本作の「EX」たる所以であり、また大きな魅力であると言えるでしょう。
ここでは、MSX版「ザナック」と比較しての変更点について説明していこうと思います。
見栄えの強化
MSX版ザナックでは画面の1/4が情報エリアとして取られていて、それによりプレイ画面の狭さが激しい敵の攻撃と相まって非常に圧迫感を覚える作りになっていました。
これに対して本作「EX」では、プレイ画面がほぼ全画面に広がった事によりプレイ中に移動できる範囲が広がった為、プレイ中に感じるの圧迫感がかなり減少しています。
この”圧迫感”というのはあくまで感覚の問題なので、文章での説明が難しいんじゃよな…
実際遊んで比べてみないと感じにくい部分よね?
またMSX2用になった事で、MSX版では主に単色だったキャラクターや背景のグラフィックが強化され、ゲームとしての迫力が大きく増したと言えるでしょう。
遊びやすさが強化
グラフィックが強化された事は単に見た目の問題だけでなく、遊びやすさにも繋がっていました。特に大きな影響を受けた部分としては、特殊弾のパワーチップが挙げられるでしょう。
MSX版「ザナック」では特殊弾の番号は地上物の状態でのみ確認でき、地上物破壊後に出現するパワーチップの状態では何番なのか解りませんでした(チップの色のカラーコード?)。
まれにアイテムキャリアーみたいな敵がパワーチップを落とす時があって、そうなると完全に何番のチップだかわからなくなるんじゃよな。
基本的に敵の攻撃が激しいSTGだから、ぱっと見で判断できないのは結構致命的よね?
それに対して「EX」では、パワーチップそのものに番号が表示されるようになったので、ゲーム中の混戦時でも直ぐ判断ができるよう変更されています。
また通常弾のパワーチップも、黄色い球体にPと書かれた目立つものになっているので、こちらも混戦時でも確認が容易で、非常にプレイしやすくなっていましたね。
その他の細かい強化
他にも「ザナック」から変更された部分としてエリア中の特殊弾の入った地上物が、同じ番号のものが続けて配置されている事が多くあり、特殊弾のパワーアップが容易になった事、地上タイプだけで無く、空中タイプの中ボスも出現するようになった事などがありました。
あと細かいところじゃが、装備している特殊弾の番号によって若干じゃが自機のデザインも変わるようになっておるのう
そういう細かいとこににも変化を入れてきているのね?
このような変更点から、本作はMSX版ザナックから様々な事が改善されていた作品だったと言えるでしょう。
「ザナックEX」の気になった点
ここまで説明したように本作「ザナックEX」は、確かにMSX版ザナックより多くの点で改善が図られた作品でしたが、その一方でどうしても気になる点もありました。
ここまでの話だと前作の純粋なパワーアップ版って感じだけど、なんかダメなところがあるのかしら?
駄目なところではない、あくまで気になった点じゃよ
まず画面のスクロールが全体的に遅くなっていて、それによりゲームの迫力がザナックよりやや減少してしまったという事と、画面上に敵が多く登場するとかなり処理落ちやキャラのチラつきが多くなってプレイし難くなってしまう事です。
ですがそれによってゲームを遊ぶ事にストレスを感じるかと言うとそういう事もなく、ゲーム全体で見ても十分許容範囲内だとも感じました。STGならではの処理落ちに助けられる場面も当然ありますしね。
また本作はザナック同様「ALC」の存在により、プレイヤーのやり方次第で難易度がどんどん高くなっていくSTGなのですが、「EX」では現在のALCの値がわからなくなったと言う変更点もありました。
言われてみれば、確かに前作にあったALCの表示が消えてるわね?
ただALCの値については、ぶっちゃけ見えたところで意図的に値を下げる方法は限定されている(しかも死ぬ以外は普通にプレイとしてやる行動)のであまり影響は無いと感じます。
「ザナックEX」のまとめ
本作「ザナックEX」はMSX2用として発売されていますが、MSX版ザナックをMSX2用に移植したものではなく、MSX版をファミリーコンピュータ用に移植し、それを更にMSX2用に移植したという経緯をもつ作品でした。
それ故にMSX版ザナックと比較した場合、ここまで説明してきたように大きな改善点が見られるものの、ファミコン版と比較した場合にはそこまで大きな変更点は見られず、強いてあげるなら、ファミコン版よりスクロールの遅さや処理落ちが目立つ気がした程度です。
ですが、ゲームとして遊ぶ分にはそこまで気にするレベルでなく十分に遊びやすいSTGと言えるでしょう。その証拠に、MSX版ザナックではステージ2が精々だった筆者がなんと本作ではステージ4のラストまで行けた程ですからw
やはり画面が広くなって逃げ回れる範囲が広がった事と、私は主に3番の特殊弾を使用しましたが特殊弾の地上物が連続で出るようになった事で、特殊弾の強化や補充が楽だったのが大きな要因ですかね。
ですのでMSX版ザナックに触れて「ちょっと自分には厳しいかな?」と思ってた方にでも、この「ザナックEX」はお勧めできる一品です。宜しければこれを機に、触れてみては如何でしょう?
遊びたくなったら?
さて皆さん、今回の「ザナックEX」紹介記事はいかがだったでしょうか?「ザナックEX」とはどんなゲームなのか、もし何となくでも皆様に伝わったのであれば幸いです。
もしこれを機に「ザナックEX」を遊んでみたいと思った方は、現在「ProjectEGG」にてMSX2版、そして元となったファミリーコンピュータ版、さらにその元となったMSX版「ザナック」を無料で遊ぶことが可能となっています(2023/12/02現在)。
気になった方は、以下のリンクよりどうぞ
尚、ProjectEGGでゲームを購入するにはゲーム代金以外に、ユーザー登録(無料)と月次サービス料として550円の月額が必要になりますのでご注意ください。
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