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『ヴァリアブル・ジオ』

隠者の迷宮 – B11

発売年:1993年
開発元:戯画
ジャンル:対戦格闘ACT(R-18)
発売機種:PC-98など

≫ENTER

最初に。

2023年3月5日、本作のキャラクターデザインなどを担当されたイラストレーター「木村貴宏」氏がお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

本記事を読み進める前に…

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  • 本作はR-18のアダルトタイトルです。
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  • 画像には自主的にモザイクなどをかける場合があります。

「ヴァリアブル・ジオ」とは

「V.G.(ヴァリアブル・ジオ)」は1993年に「戯画(TGLのアダルトゲームブランド)」より発売された対戦格闘ゲームです。

1991年にアーケードで評判となり、1992年にスーパーファミコンに移植されたカプコンの「ストリートファイター2」。この作品は瞬く間に日本中に対戦格闘ゲームブームを巻き起こし、各ゲーム会社はこぞって様々な格闘ゲームを作り出しました。

そして本来アクションゲームが不得手なはずの、当時のパソコンにさえその格闘ゲームの波はやってきます。そんな中登場したのがこの「V.G.(ヴァリアブル・ジオ)」でした。

ストーリー

超多国籍企業”謝華グループ”が主催する年に一度の格闘技大会。

この格闘大会は最強のウェイトレスを決める目的で行われ、優勝者には賞金総額は10億円、さらに優勝選手の所属企業には”伝説の一等地”が与えられるのだ。

この大会は過去に3度行われていたが、毎回優勝するのは主催者謝華グループの総帥である”レイミ・謝華”であった。

そして、今年こそレイミ・謝華を倒すべく5人のウェイトレスが集まった。

プレイ可能キャラクター

プレイヤーが選択できるキャラクター(ウェイトレス)はちょっと少ないですが以下の6人がいます。

  • 武内 優香(○ンナミラーズ)
  • 楠 真奈美(不○屋)
  • 梁瀬 かおり(○琲館)
  • 久保田 潤(すか○らーく)
  • 増田 千穂(CAS○)
  • レイミ・謝華。

()内はウェイトレスが所属している飲食店で、キャラクター達は元ネタとなったその飲食店の”当時”の制服を着ています。これが本作(本シリーズ)の大きな特徴ですね。

またウェイトレス達はそれぞれ固有の格闘技(テコンドーやプロレス、マーシャルアーツ、忍術など)に通じていて、その格闘技に準じた技を使用できます。

ちなみにレイミ・謝華は基本的にラスボスですが、最初からプレイヤーでも使用できます。彼女の所属はオリジナルの会社なので制服もオリジナルとなっていました。

対戦前デモ

キャラクターを選択すると、対戦する相手キャラクターの自己紹介(?)デモが流れます。

このデモは短いですがアニメーションするうえに、台詞を”喋ります”

とはいえ有名な(と言ったら失礼ですが)声優さんは、本作の段階ではまだ出演してませんでした。
(家庭用ゲーム機に移植された際に、超有名な声優さんに変わってましたね)

システム

本作のシステムとしては非常にベーシックな格闘ゲームそのもので、テンキーでキャラクターを左右移動、ジャンプ、しゃがみ、ガードさせたりでき、攻撃は”z”キーと”x”キーでパンチとキックを繰り出します(梁瀬かおりのみ両方キック)。

ちなみに攻撃に強弱の区別はありませんでした。

そしてキー入力+攻撃ボタンの組み合わせで各キャラクター特有の”必殺技”を出す事が出来ます。特殊攻撃を除けば、各キャラクターの必殺技は2~3種類しかありません。

また当然ですが時代が時代なので”超必殺技”とかもありません。

本作ではゲーム開始前の設定画面で、時間設定、ゲームのスピード設定、ゲームの難易度などの変更は可能でしたが「3本勝負で2本先取したほうが勝ち」というルールだけは変更できませんでした。

その理由が、このゲームが”18禁対戦格闘ゲーム”である理由です。

ご褒美グラフィック

なぜ”二本先取”というルールを変える事が出来なかったのか?それは、勝負に勝った後のご褒美画像が2枚用意されていたからです!!

本作では対戦で1回勝利すると、まずちょっと(?)エッチなグラフィックがデカデカと表示されます(台詞あり)。
そしてさらに勝利すると、もっとエッチなグラフィックがデカデカと表示されるのです(台詞あり)!
だから二本先取というルールは変えられなかったんです!

は?1本先取後に2枚見せればいいじゃねーか、だって?甘えんな!!
そんな簡単にエログラフィックが拝めるほど世の中甘くねーんだよ!

それほどでもないエログラフィック見たさに、どーでもいいようなミニゲームや、レベルの低いADVを延々とやらされて、それでやっとこ見る事が出来る。昔のエロゲーってのはそういうもんなんだよ!!(力説

おっと思わず我を忘れてしまいました、失礼。

ゲームとしては?

アーケードや家庭用ゲーム機と比べたら、格闘ゲームとしてのレベルは低いものでしたが、当時のパソコン上で動く格闘ゲームとして考えれば、かなり良く動いていたと思います。

もともとこの会社の別ブランドであるTGLは、この作品の前年に「ソードダンサー」というPC98用対戦格闘ゲーム(一般向け)を販売しており、そのノウハウがあったのでこれだけのものが出来たのだと思います。

ただ、やはり格闘ゲームをキーボードでプレーするのは”無理”です。

ゲームパッドがなければ、まともに必殺技を出す事は難しかったんじゃないでしょうか?しかもMSXとかならともかく、普通のパソコン用のゲームパッドを所有していた人ってそれ程多くなかったような気がします。

ゲームパッドで遊ぶようなゲームは多くなかったですし、わざわざこのゲームの為に買うって言うのもねぇ?シューティングゲームが好きな人なら持ってたかもしれませんが。

(電波新聞社のナムコゲーム移植作品にスティック同梱版ありましたしね)

最後に。

あとは最初の作品だからなのかもしれませんが、キャラクターの少なさがやっぱり物足りなさを感じました。キャラクターが少ないって事は、その分ご褒美グラフィックも少ないって事ですもんね(そっちかw

そういった不満を受けてかどうかは知りませんが、翌年1994年にはキャラクターを5人増やした『V.G.II -姫神舞闘譚-』が同じくPC98用として発売されました。

さらに家庭湯ゲーム機としてPCエンジンやスーパーファミコンにも移植されましたが、正直こっちはかなり動きもゲーム性も良かったので、こっちのほうで日の目を見た作品だった感じがします(エロ無いけどね)。

あまり関係ありませんが、同じようなコンセプトの作品に『あすか120%』(ファミリーソフト/1994年)がありましたね。こちらも最初はFM-TOWNSなどで発売されましたが、後にPCエンジンへの移植で日の目を見た感じです。

たしかこちらの作品は学園の部活同士での対抗戦だったかと思います。

みなさんはこれらのゲームで遊んだ事ありましたか?

≫EXIT

お疲れ様でした!

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