隠者の迷宮 B23
発売年:1996年
開発元:レッドゾーン(フェアリーテール)
ジャンル:アダルトAVG
発売機種:PC-98など
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「香奈子」とは
「香奈子」は、1996年にフェアリーテールの別ブランド「レッドゾーン」から発売されたアダルトAVGで、「亜紀子」「沙也香」などと並んで「名前シリーズ」と言われているなかのひとつです。
ちなみに知る人ぞ知る伝説のアダルトゲーム「沙織」はレッドゾーンが誕生する前の作品なので、「名前シリーズ」には入っていません。
レッドゾーンの作品は、ジャンルがファンタジーやSFっぽいものではなく女教師やらOLやら女医モノが多く、キャラクターデザインもいわゆる萌チックなものではなくちょっとリアルな感じのものだったので、非常に私の体(の一部)を熱くさせてくれた覚えがあります。特に名前シリーズはツボでした。
ストーリー
物語としては、就職氷河期のなか就活に励む女子大生「妹尾香奈子」は、あからさまに卑猥な質問をしてくる会社の面接に遭遇します。
頭に来て最初から落ちるつもりでやけくそに答えたのですが、なぜかその会社にだけ2次面接に受かってしまい「就職浪人になるくらいなら…」とその会社に向かうのですが、香奈子は行く場所行く場所で過激な「セクハラ」というか、殆どレ〇プと言ってもいいようなことをされまくってしまう、そんなお話です。
まったく余談ですが、言われてみればこの時代はバブルがはじけて「就職氷河期」なんて呼ばれてた時代なんですよね。つっても現在の就職状況と比べたら、笑えちゃうくらいまだマシだったかもしれませんね。
バブルの夢さえ追っかけなければ、仕事はとりあえずあったもんなあ…。
ゲームシステム
システムはごくごく基本的なコマンド選択式AVGですが、出てくるコマンドが少なくて場所移動時以外は多くても5つくらいです。時代的にマウス操作にもも対応はしていましたが、コマンド数も少ないのでマウスを使って選択にを選ぶよりは、キーボードで操作したほうが快適にプレイできました。
またこういったアダルトゲームにはありがちな”コマンドを総当たりで実行しないと先に進めない”とか”先に進むためのフラグが多い(ややこしい)”ということはなく、ゲーム自体はかなりサクサク進みます。
AVGとして考えると物足りないと思える部分はありますが、アダルトゲームなので目的はあくまで「アレ」です。プレイヤーとしてはあまりめんどくさい操作やら手順は踏まないで、ストレス無く「アレ」を拝みたいと思うじゃないですかw
そういう点では「客の気持ちがわかってるな」と思える作品でした。
エンディングは…
本作はこの時代ではもう珍しくもないですが「マルチエンディング方式」となっていて、エンディングは全部で8種類ありました。
エンディングに辿り着くまでのフラグの状態でエンディング内容がマルチに変わるというよりは、最初に香奈子が会社のどの部署に配属されるかでまずストーリーの内容が4種類に分かれ、そのストーリー毎に2種類のエンディングがあるという構成です。
途中ゲームオーバーは無く、BADエンドと言われるようなものがあることはありますが、1990年代中盤から流行り始めてきた「欝エンド」的なものではなく「まあ人生悲喜交々よね」というレベルの軽いものでした。
エロゲですから、もちろん
肝心な、肝心な「エロ」についてですが、これはもう大満足のモノで
「ストーリー性なんぞ糞くらえ!エロゲーはエロくてなんぼじゃろがい!」
という開発者の叫びが伝わってくるような、会議室での情事、社長と秘書の情事、客先との体を使っての営業、3P、SMプレイ、コスチュームプレイ、レズプレイ、挙句には状況に対して受身だったはずの香奈子が逆に若い子を誘って食ったりまでする、エロ、エロ、エロのオンパレードです。
「沙織ショック」ならぬ伝説の「沙織事件」から5年もたって「もういいかな?」と思ったからなのかわかりませんが、直接的な男女の絡みのシーンも豊富でしかもかなり露骨なものも多かったですね(飲尿プレイなんてのもあったな)。
しかも移動シーン以外に出てくるグラフィックは殆どがエロシーンなんですから、ブログに載せる画像を選ぶのに苦労します(画像フォルダが肌色一色ですw)。
グラフィックがかなり綺麗なので、好みの違いもあるでしょうが、正直これ”音声”つければ今でも通用するんじゃないか?と思えるレベルです。んでもこういうのは、下手にリメイクすると絵柄が変わってしかも劣化するからなあ…。
そんなわけで、エロゲ作品としては非常に満足できる作品だったわけですが、ただ一つ残念だった点を上げるとするなら、この時代にはもう一般的になりかけていたクリア後の「グラフィックモード」が無かった事ですかねー。しかもセーブできる箇所が4箇所と少なく、セーブできるタイミングも決められていたため「実用性」という面でちょっと難があった気がします。
まあそんな欠点を補って有り余るほど、
お世話になりましたけどね!w
≫EXIT
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