『ロマンシア』”ゲームは難しい時代”を象徴するドラゴンスレイヤーシリーズ第三弾のA・ADV【クラシックゲーム紹介】

賢者の塔 73F
No.0041

さていきなりじゃが1980年代のPCゲームには難しいのが普通、クリアできないゲームが凄いという風潮が結構あったんじゃ

聞いた話ではクリアしたら”認定証”が貰えるゲームもあったらしいじゃない?

今の時代でクリア認定証なんか用意したら、購入者のほぼ全員に渡すことになるのう

まあそういうのがあったくらい難しいのが普通の時代だったと

じゃがそれは1980年代の後半になって「イース」という作品の登場により大きく変化するんじゃ

今でも続編が出ている日本ファルコムの看板シリーズね

で、今回紹介するのはその難しいゲームの時代を象徴するような作品であり、またイースより前の日本ファルコムを象徴するシリーズであった作品じゃ

二つの意味での象徴…

うむ、では入るがよい賢者の塔73Fじゃ!

本記事は過去に公開した記事をリメイクしたものです。
またリメイクにあたり勇者の塔から賢者の塔に移動しています。

本記事を読み進める前に…

本記事を読み進める前に、以下の点についてご了承願います。

  • 当ブログで掲載している画像の、著作権または肖像権等は各権利所有者に帰属致します。もし掲載に問題等御座いましたらご連絡下さい。迅速に対応を取らせて頂きます。
  • 筆者は本作品において、100%の知識と十分なプレイ経験を持っているとは限りません。誤りがある部分については、コメントにて優しくご指摘よろしくお願いします。
  • 記事に書かれている内容についてはあくまで投稿時の状況や筆者の認識であり、現在の状況や筆者の認識と必ずしも同じではない場合があります。ご了承ください。

※記事中に使用されている画像は、指定が無い限りPC-8801版になります。

「ロマンシア」について

「ロマンシア」の概要

タイトルロマンシア
シリーズドラゴンスレイヤーシリーズ
(3作目)
ジャンルアクションアドベンチャーゲーム
発売年1986年
発売日本ファルコム
発売機種PC-8801、PC-9801、X1、
MSX、MSX2など
前作なし
後作なし

本作「ロマンシア」は、日本ファルコムの「ドラゴンスレイヤーシリーズ」の第3作目にあたる作品です。本作にはファミリーコンピュータ版もありますが、ゲーム内容が異なるため今回の紹介には含まれていません。

「ドラゴンスレイヤーシリーズ」については、別記事にて纏めていますので興味のある方はこの記事の後にでもお読みください

ストーリー

はるか遠い昔。北方の広大なる森の中に2つの小さな王国が肩をよりそうようにしてありました。兄弟である2人の王によって治められている王国。兄王の国をロマンシア、弟王の国をアルゾバと言い平和で静かな日々を送っていました。

しかし、平和な日々と言うものは、そう長く続くものではありませんでした。ある日、ロマンシア王国の王女セリナが何者かにさらわれ、アルゾバ王国の方へと連れ去られてしまったのです。

王国では、ただちに若き戦士たちによる『王女救出隊』がつくられ、アルゾバへと送られていきました。が、彼らはそれきりもどってくることはありませんでした。やがて王国にやまいがはやりだし、各地で様々な異変が起こるようになりました…。

それからしばらくたったある日のこと、ロマンシア王国に1人の若者がやってきました。彼の名はファン=フレディ。とある王国の王子でいろいろな国を旅してまわってる彼は、ロマンシア王国、アルゾバ王国を囲む”冒険の森”とよばれる森に迷い込み、そのすえにここにたどりついたのです。

※マニュアルより一部抜粋

ロマンシアのゲーム内容について

ではここからは、本作「ロマンシア」のゲーム内容について話して行こうと思います。

世界観・フィールド

ゲームはまず「ロマンシア王国」から始まる。青空が広がり一見平和そうだが…。

本作「ロマンシア」は、主人公である「ファン・フレディ王子」を操作して、攫われてしまったロマンシア王国の「セリナ王女」を助け出すのが目的の横スクロールタイプのアクションアドベンチャーです。

ゲームの主な舞台(フィールド)は「ロマンシア王国」と「アゾルバ王国」の2カ国で、ゲームはまずロマンシア王国からスタート、フィールドの様子がサイドビューで表示されます。

一方でアゾルバ王国は空は暗く、廃墟が並ぶ町中には魔物がうろついている…。

この時画面のほぼ中央にいるのがフレディ王子で、この王子を右に動かすことで画面がどんどんスクロールしていき、ロマンシア王国の右端まで進むとスクロールは止まり、アゾルバ王国のフィールドに画面が切り替わります。

アゾルバ王国に入っても仕組みは同じで、左端に進むことでロマンシア王国に戻れるぞい

本作にはロマンシアとアゾルバのフィールド以外にも、天上界というフィールドも存在している。

またロマンシア王国(またはアゾルバ王国)内には様々な建物や謎の入り口などがあり、そこから中に入ることで別のフィールドに移動します。別のフィールドには、屋内やダンジョンなどの他にも地下帝国や天上界などもありました。

本作では、このような感じでフィールドを巡りながら冒険をしていく事になります。

尚、本作は前後半構成になっており前半はセリナ姫の救出、後半は諸悪の権化であるヴァイディスとの対決が物語の主軸となっていました。

基本的なルール

本作「ロマンシア」の画面表示について。ちなみに画面下にあるのは、ミニマップ。

本作「ロマンシア」の画面上部の左右には、フレディ王子の状態を示すパラメータが表示されていました。パラメータの内容は以下の通りです。

HPヒットポイント。ダメージを耐える回数。
WPウェポンポイント。投げられる剣の数。
MPマジックポイント。魔法のアイテムを使える回数。
DPディフェンスポイント。ダメージを抑えられる回数。
GPゴールドポイント。使用できるお金の数。
KRカルマ。良い行動をした回数。

他はなんかわかるけど、カルマってのが気になるわね

カルマは本作においてかなり重要な数字となるぞい

まず基本的な本作のルールとして、フレディ王子はゲーム中のなんらかの状況によりダメージを被ると、HPの値(ハートマーク)が減少していき、HPが0になると王子は死亡、その場でゲームオーバーとなってしまう仕様でした。

ただし王子がダメージを受けた際にDP(盾のマーク)が1以上ある状態であれば、HPの減少をDPの数だけ防ぐ事が出来ます。

町中にある建物の中では2GPで1DPとを交換してくれるが、実はもっと安くDPを手に入れる方法が…?

これらのHPは病院で、DPは盾屋でそれぞれGP(金貨のマーク)を支払うことで、最大30まで回復・獲得する事ができました。尚、HPは町中にある温泉などでも回復させる事が可能です。

また画面右下に4桁の数字が表示されていると思いますがこれは3000秒(50分)のタイマーで、ゲーム開始と同時に徐々にカウントダウンしていき、タイマーが0になった場合でもその場でゲームオーバーとなります。

タイマーはある条件を満たすことでまた3000まで回復しますが、逆に言えば本作はその条件をまず50分以内に満たす必要がありました。

因みに本作にはゲームスピードを変更する機能というものもあって、そのスピードによっては必ずしも制限時間は50分にはならんぞい

本作の基本ルールとしては、こんなところです。

ゲームの操作方法

本作はアクションアドベンチャーという比較的珍しいジャンルの作品で、操作方法についても通常のアドベンチャーゲームのようにコマンド入力やコマンド選択による操作がある訳では無く”アクション”によって行動していきます。

主な操作方法については以下の通りです。

6(4)右(左)に移動
7/8/9ジャンプ
Z攻撃(剣を飛ばす)
Shiftアイテム使用
梯子の前で8(2)梯子を登る(降りる)
人の前で8話しかける
建物の入口前で8中に入る
Shift+6(4)アイテムの選択

こうしてみると本当にアクションゲームって感じね

あと特殊な動作として二段ジャンプなんかもあるのう

敵を戦うような状態になったらZキーで攻撃、WPがあれば剣を前方に飛ばすこともできる。

本作では場所によってモンスターが襲いかかって来るところもあり、Zキーを押して攻撃し、それを撃退する必要が出て来る場面もあります。

WPが1以上ある場合に攻撃した場合、WPを1失う事で王子が剣を振ってさらに剣が前方に飛んで行きます。この時飛んで行った剣には画面から消えるまで当たり判定が発生し、これが敵に当たるとその敵を倒す事ができました。

ただしWPが0になると剣を飛ばす事が出来なくなるのですが、0の状態でも剣を振ることは可能で、さらにキーを押し続ければ剣を飛ばすことも可能になっています。

尚、射出した剣には貫通性能があって、同じ高さにいる敵であれば連続して倒すことも可能じゃな

上手く使えばWPの節約にもなりそうね?

ゲーム中に王子が手に入れたアイテムは画面の右下に並べて表示される。使用するにはカーソルをアイテムに合わせる必要がある。

加えて本作ではプレイヤーの行動により、特定のアイテムを入手できる場合があります。入手したアイテムは、ある特定の行動をすることによって自動的に使用されるものもありますが、任意のタイミングで使用する場合が殆どと言えるでしょう。

入手しているアイテムは画面の右下に表示されてており、そこにあるアイテムを任意で使用する場合、Shift+6(または4)でアイテムの下にあるカーソルを使用したいアイテムの下まで持っていき、Shiftを話す事で使用できました。

尚、アイテムの中には1回使用する毎にMP(杖のマーク)を1消費するものもあります。WPについては王様、MPについては特定のNPCに話しかける事で獲得が可能でした(最大15個まで)。

操作方法についてはこんな感じです。

「ロマンシア」の進め方

本作「ロマンシア」についての基本的な説明ができたところで、ここからは実際のゲームの進め方について簡単に話していこうと思います。

ゲームが始まったら王様に話しかけてWPを15個貰おう。ただしあまり話しかけ過ぎないように…。

まずゲームが始まると、主人公であるフレディ王子が城の前にいる状態から始まりますので、城のの中に入りましょう。中に入って少し右に進むとロマンシア国の王様がいるので、話しかけて事情を聞きもう一度話しかけて剣(WP)を貰います。

本作はアクション性のあるアドベンチャーゲームという感じになるので、ゲームの進め方としては基本的に人々から情報を聞いて、起こっている問題や障害に対して、何らかのアクションを起こしてそれによるリアクションを見て次の行動を考えるという事を繰り返して行きます。

またプレイヤーが起こしたアクションが人助けになった良い行動の場合にはKR(指輪のマーク)が増え、良くない行動だった場合には逆にKRは減ります。このKRの数値は、本作においての一番わかりやすいフラグの役目を担っていると言えるでしょう。

フラグ?どういうこと?

つまり王子のKR値によって、同じ相手でもリアクションが変わってくる訳じゃな

序盤に何度も来ることになる、病気の娘が3人もいるNPCの家。

ではそのKRの獲得方法についての一例ですが、ロマンシア王国の町や屋内で人から話を聞いていると、ある建物の中で3人の娘が病気になって困っているNPCを見つけます。しかし、今この状態では何もしてあげることはできません。記憶に留めておきましょう。

教会で病を治せる薬を貰った。この薬、実はゲームの終盤までお世話になることに…。

そして暫く右に進み続けて、アゾルパ王国への国境あたりにある教会にて、病を治せる薬をただでくれる神父に会えました。神父から薬をもらうと、右下のアイテム欄に薬のアイコンが表示されるので、これで薬を入手出来たことになります。

薬を届けるとKRの欄に指輪のマークか1つ付いた。これが王子が正しい事をしたという証になる。

では戻って病気の娘がいる人の家に行きましょう。話しかけると薬は無くなりますが、これで良いことをしたと認められてKRが一つ増えます。しかしまだ病気の娘は2人いるので、同じ事(薬を貰う→届ける)をあと2回繰り返しましょう。

3回目に薬を届けるとKRは3個になり、さらに娘を全員助けてくれたお礼としてGPが一気に30個まで増えました。

これでHPの回復や、DPの購入なんかができるようになるわね?

町の人を助けて歩いていたら、薬をくれていたNPCから”経典”というアイテムを貰った。これは何に使うのだろうか…?

また別の教会にいる病気の神父や、濁った井戸に困っている人などにさっきの薬を持っていくとさらにKRが増え、加えて神父達から”経典”や”聖なる衣”が貰えたりします(その時のKRによる)。

しかしどこかの勇者様のように、とある家の2階に隠されている金貨を拝借なんてしたり、アゾルバ国内いる魔物を殺したりしようものなら今度はKRがガリガリ削れていってしまいます。

KRの為にも、悪いことや殺生は出来ない訳ね

まあ、それもタイミング次第なんじゃがな

以上が序盤のKRの稼ぎ方の例なのですが、本作ではこのようにKRを獲得できるような行動をベースにしつつ、手に入れたアイテムや起きる状況などをどう利用するのか?どのタイミングでそれを行うのか?と考え実行しながらゲームを進めていく事になります…が。

そこからか地獄のはじまり…だったりするのです。

地獄とは、穏やかじゃないわねぇ

実は世間からそう言われるほど、本作は高難易度ゲームだったんじゃよ

鬼畜と知られたロマンシア

さて、ここまでの説明ではそれほど感じなかったと思いますが、実は本作「ロマンシア」は非常に鬼畜な難易度のゲームとして割と有名であり、その為一部の人達からはク◯ゲー呼ばわりされる事すらあったりします。

では何がそんなに鬼畜難易度なのか?個人的にその理由は大きく4つほどあると思っていて、ここからはそこについて話していこうと思います。

①殆どがノーヒント

水中にある三本の杭。これは一体何を意味するのか、どうすればいいのか、ゲームからはまったくヒントが無い。

本作をクリアする為には様々な謎を解き明かしていかなければいけないのですが、その為のヒントとなる情報がプレイヤーに対してほぼ与えられません。ほぼノーヒントと言ってもいいかもしれません。

前述のように薬を病人に与える程度なら少し考えればわかるかもですが、例えば川の下にある3つの杭、これはある順番で押し込む事で近くにいるNPCが水門を開けてくれるのですが、押す順番のヒントも無いうえ仮に正しく押せたとしても、何かが起こった!という情報が与えられないので、それが正解かすらもわからないのです。

しかもこれ正解の後に近くの木に触れてしまうと、条件は満たしてるのに水門を開けてくれるNPCが無視してくるので、間違いだったのかとプレイヤーに誤認させてしまうトラップもあるんじゃよ

エッぐ!

ある場所でタイマーの下二桁が00になるまで待たないと来られない部屋。非常に重要な場所なのだが、ノーヒントでそんなことわかる?

更に個人的にもノーヒントでこれは無理だろうと思ったのは、ゲームも終盤のある場所でタイマーカウントの下2桁が00になった時のみ入れる部屋があった事でしょう。他にも下2桁が00〜09までの間に進まないと「地獄」という脱出困難な部屋に送り込まれるというトラップもありました。

そんなのヒントも無しにどうやったらわかるんだよ、となりますよね。そのくらい本作はヒントに乏しい作品でした。

念の為に言っておくと、本作はほぼノーヒントなのであって完全にノーヒントではないぞい?

極端に少ないだけって話ね…

②気がつかない嵌り

また本作には「嵌り(詰み)」という、ある条件を満たしてしまうとその後もゲームは進行可能だが絶対にゲームクリアは出来なくなるという、当時のアドベンチャーゲームにちょくちょく見られたトラップが存在しました。

なんかゴールドエクスペリエンスレクイエムみたいなトラップね

真実に到達することは永遠にない…

あるNPCに話しかけたら”巻物”というアイテムが貰えた。しかしこれが実はとんでもないトラップアイテムなのだ。

本作におけるその例としては、アゾルバ国内にある廃屋から地下に行ける場所があるのですが、この地下には何人かのNPCがいてその中で入った場所から一番近いNPCに話しかけると”巻物”を受け取ることができるんです。

その後ほかのNPCに話しかけても特に何も貰えないので、ああ巻物だけなんだなと思ってそのままゲームを進めて行きます。そうするとなんと、最終的にセリナ姫を助けることができなくなってゲームが詰んでしまうんです。

これは最初(というか最奥にいるNPC以外)のNPCから受け取ることができる”巻物”が偽物だというのが原因であり、しかもプレイヤーはそれが偽物である事に気がつけない為、気にする事なくゲームを続けられてしまうのでした。

また仮に偽物であると気がついたとしても、本作には一度入手したアイテムを”捨てる”という事が出来ない為、どうする事もできなくなってしまうんですね。本作にはこれに似たような詰みとなるトラップが、他にも何個かあります。

もし詰み状態になってしまったらどうすればいいの?

ゲームをリセットして最初からやり直すしか…

あ、でも直前のセーブデータがあれば、そこからやり直しも…?

ふっふっふ…(ニヤリ

③セーブが不可能

本作には話しかけただけで即ゲームオーバーになるトラップもある為、セーブ機能は欲しいのだが…。

ここまで話してきたように、本作はほぼノーヒントで進めなければいけない為、全てのことにおいてまずやってみる、まず使ってみる、まず話しかけてみるという試行錯誤が何度も必要になります。

加えて前述のように進行不可能になるトラップもある為、普通のゲームで考えれば要所要所でセーブしておきたいところなんですよね。ところがなんと、本作にはデータのセーブ機能が存在していません。

その為、間違った事をしてしまったりゲームがもうどうやっても進まなくなったなら、リセットしてまた最初から始め直すしかないのです。これがまた本作の難易度を跳ね上げさせていたと言っても過言ではないでしょう。

エグいわね…でももしかしたらまだゲームのセーブが出来ない時代だったとか?

本作の前の作品「ザナドゥ」ではセーブできてたぞい?

…意図的?

④戦慄の地下迷宮

上に挙げた3つの理由以外にも、本作の難易度を上げている要素がいくつかあります。これはノーヒントにも繋がるのですが、本作を語る上で触れない訳にはいかないので触れておきましょう。

地下迷宮は同じような画面が縦横16x16画面もあるという場所から脱出口を探すという、本当に地獄のような場所。

ゲームの後半、アゾルバ王国にある「地下迷宮」に行く事になるのですが、ここは今までのような横スクロールではなく1画面毎に画面が切り替わる仕掛けになっていて、さらに上下左右どこに進んでもほぼ同じ画面が延々と続く為、自分が今何処にいるのかを見失いやすくなるという場所でした。

しかもこの迷宮は縦横16×16の256画面もの広さがあり、その中でたった1画面にだけある脱出口を見つけなければいけません。さらには、ただ下に向かっての移動だけを繰り返すような事をすると、前にも少し話が出た「地獄」に送り込まれるというペナルティ付きだったのです。

勿論、地下迷宮の脱出方法についてのヒントは何処にもありませんでした。

この地下迷宮には脱出する以外にゲームクリアに繋がるような目的は無い。つまり地下迷宮の存在意義は探索の為ではなく…

足止め…悪くいえば時間稼ぎ?

以上4点が、本作の「ロマンシア」が鬼畜難易度と言われた大きな理由では無いかなと思います。

良かったところ気になったところ

では最後になりますが、ゲームの解き方についての難易度とまた違う部分での、本作の良かった点、そして気になった点をお話していこうと思います。

①BGMが良い

流石の日本ファルコムという事なんでしょうが、全体的にBGMが良い。特にオープニングはあの「古代祐三」氏であり、最早このオープニングを聴く為だけにゲームを立ち上げても良い程。

尚、現在ProjectEGGで発売されている「ロマンシア」からは、このオープニング曲が削除されている。

②動きがスムーズ

本作はこの頃のパソコンゲームの横スクロールアクションとしては、スクロールにもキャラの動きにもストレスが無い。しかもスピード調整機能のお陰でさらにスピーディーに動かせる技術力は、流石の日本ファルコムだったと思う。

③二段ジャンプのタイミング

本作には通常のジャンプよりもさらに高く飛べる「二段ジャンプ」というものがあり、ゲーム中これを上手く使えないと困るシーンもあるのだが、この通常ジャンプの最高点で再びジャンプをするという操作のタイミングが難しくて苦労した。

④急にガチバトル

ラスボス「ヴァイデス」とのラストバトルだが、ここで急に激しいキャラ操作によるバトルを要求されるのが…!

本作はカルマの存在のせいで、登場する怪物などを倒して進むというプレイができない。その為、可能な限り戦闘は避けてゲームを進めていくのだが、最後の最後で急にラスボスとの回避不可能なガチアクションバトルになるのがしんどかった。

良かったり気になった点としては、こんな感じです。

《まとめ》ク〇ゲーと呼ぶは自由なれど

という訳で、以上が本作「ロマンシア」の紹介になるぞい

ドラゴンスレイヤーシリーズの3作目、中々に凄い作品だったわね

纏めると、動作などは快適に動く横スクロールタイプのアクションアドベンチャーじゃったがヒントが極端に少なく、嵌り(詰み)もあり、そのうえセーブ機能が無いという非常に高難易度の作品じゃったな

ヒントも無しに延々と同じような画面を歩き回らされる地下迷宮もエグかったわね

そういう事もあって、本作を「ク〇ゲー」と評する人もおる。
まあそれは構わん

そこは個人の自由だものね

じゃが勘違いして欲しくないのは、世の中にはこれほどの高難易度の作品でもクリアできた人たちがいるんじゃ

だから絶対にクリアできない、ゲームとして破綻しているような作品じゃないと

しかもそのクリアできた人達も適当にやっててクリアできたわけじゃない。恐らくできることを一つ一つ試して、起きること一つ一つ記録して、何度も失敗してやり直して、そのうえで何か月もかかってクリアしていると思うんじゃ

気の遠くなるようなトライアンドエラー…

それをちょっとの時間触れてみて、それだけで「なんかノーヒントだし難しいしこれはク〇ゲーだわ」なんて吐き捨てるのは、めちゃくちゃ努力して時間を費やしてクリアした人と比べて自分が情けなくなるだけなので、少なくともわしにはできん

あくまで個人の感想です

あと本作はメーカー的にも一応アクション”アドベンチャー”であって、この時期のアドベンチャーゲームで考えれば本作と同じようにヒントが少なかったり、ハマりがあったり、同じような場所を歩き回らされるような作品はあったんじゃよ

そうなの?

それこそ日本ファルコムから本作と同時期に出ていた「太陽の神殿アステカII」なんかもそうじゃった。しかしあっちはそこまで悪し様には言われてないんじゃよな…

何が違うのかしら?

アクションとの相性なのか、はたまた「ドラゴンスレイヤー」という看板への期待の裏返しだったのか…

案外アドベンチャーじゃなくて、RPGって思って触れた人もいたのかもしれないわね?

かもしれんのう…。
まあどっちしても本作が非常に高難易度であった事も事実で、さらに「ゲームは難しさ」の時代はここらへんで限界に来ていたのもまた事実、そして…

ゲームは優しさの時代へ…

以上じゃ、皆は本作「ロマンシア」についてどう思ったかのう?
ではまた次回の「クラシックゲーム紹介」で

お会いしましょう!

あそびたくなったら?

今回の記事を読んで、もしこれを機に「ロマンシア」を遊んでみたいと思った方は、以下のリンクを参考にしてみてください。

現在「ProjectEGG」にてX1、PC-8801、MSX2、MSX版を購入して遊ぶことが可能となっています。尚、ProjectEGGでゲームを購入するにはゲーム代金以外に、ユーザー登録(無料)とサービス料として550円の月額が必要になりますのでご注意ください。

≫EXIT

お疲れ様でした!

今回の記事はどうだったかの?何か感じた事があればどんなことでもコメントに残してくだされ。それと当ブログは以下のブログランキングに参加しておる。クリックして貰えるとわしの「やる気」がめちゃアップするぞい!

いつもバナークリックや拍手していただいて、誠にありがとうございます!

↓↓↓バナーをクリック!↓↓↓
にほんブログ村 ゲームブログ レトロゲームへ

19

コメント

  1. 匿名 より:

    ログインだったかコンプティークだったかのメーカープログラマー集めての座談会で、あれはやりすぎたって反省してましたっけ。

    >優しさのイース
    優しいのは謎解きだけで敵はガチ。何回ダルクファクトに挑んだだろうか……。
    一転して、イース2は敵の強さもほどほどだったなぁ。

    • songoski songoski より:

      コメントありがとうございます。
      >あれはやりすぎたって反省
      当時は高難易度イケイケの時代だったので、感覚が麻痺していたのかも知れませんね。

      >優しいのは謎解きだけで敵はガチ
      そうですね、イースは優しさはあるけれど簡単ではないという絶妙なバランスでしたね。序盤はレベルでゴリ押しできても、途中からレベルが頭打ちになるのでそこからは実力が試されるという…。

  2. 魚屋海乃輔 より:

    >ロマンシア
    ノーヒントでクリアしたらすごいな。当時(PC98)はできませんでした。山下章氏の著書とメモ書きしながら遊びました。セーブがない(コンティニュー機能はつかわない)からゲームオーバーになったら次の
    日へといった感じでした。邪竜との決戦まではいきましたが頓挫。
    この借りはソーサリアンシナリオ「ロマンシア」まで持ち越しです(それでも強い)。
    今回のレビューを見て思ったのですがロードモナークはドラスレVと認識していました(タイトル画面か
    ゲーム画面のどこかにDragonSlayerVがあったような…)。どうも違ったようです。
    PCゲーマーじじいとしては、日本ファルコムのゲーム(木屋善夫氏デザイン開発)は本質的にパズルゲー
    ムだと考えています。なので「ぱのらま島」から考えると詰将棋的であり、ソーサリアンは魔法の部分が
    組み合わせのパズル、ドラスレファミリーは手順パズル、ロードモナークはチェスといった印象を
    持っています。
    当時ゲームデザインは、試行錯誤して出題者からの難問を解くというもので、盤上遊戯の本質がここに
    見える気がします。
    なので近年のファルコムゲームは面白いのですがアクション(反復練習)の末にクリアする運動部であ
    り、ドラゴンスレイヤーシリーズは紙とペンでこねくり回す作品であり…タイパが悪い作品になってし
    まうのでしょうか?現在は。
    45周年記念作品のドラゴンスレイヤーはどのようなゲームになるのでしょうか?竜みたいな乗り物に乗
    って、行き着いた先でドリルとかペンとかではた迷惑な魔法を量産し、やたら広大なマップの中で蒼い
    ジャガーが攻撃してくるゲームでも驚きません。

    • songoski songoski より:

      コメントありがとうございます。
      >山下章氏の著書とメモ書きしながら
      当時のパソゲーマーにとって山下氏は、本当に神様みたいにありがたい人でしたね。当時あの方の著書にお世話にならなかったパソゲーマーっておるんか?ってくらいw

      >邪竜との決戦まではいきましたが頓挫。
      でも当時でそこまで行けてたなら凄いと思います。やっぱ日々の積み重ねが大事なんですね。

      >ドラスレVと認識していました
      逆に私はソーサリアンがVという感覚が薄くて(遊んでいなかったせいもある)、たまにVってなんだっけ?となりますw

      >本質的にパズルゲームだと考えています。
      それは正にそうだと思います。謎解きは謎解きなんだけれど思考パズルというべきか、限られているリソースを如何に適切なタイミング使用、消費していくのかっていうパズルを、メモしながら失敗しながら突き詰めていく作品が多いですよね。

      >アクション(反復練習)の末にクリアする運動部であり
      ファルコム作品に限らず、近年難しいゲームと言われるゲームは殆どがそういう死にゲーなんですよね。それが悪いとはいいませんが。

      >紙とペンでこねくり回す作品
      仮に今そういう作品が出ても、次の日には回答がネットに流れる時代ですから、どれだけ情報を知っていても自分がちゃんと動けなければクリアできない死にゲーがウケでいるのかも知れません。

      >45周年記念作品のドラゴンスレイヤー
      ドラゴンスレイヤー作品ではないのですが、個人的にはこれを気に「ぐるみん」を復刻してくれないかなとw

  3. マーフィ大尉 より:

    当時、クリアを断念した数少ないゲームでした。
    『ドラゴンスレイヤークロニクル』に入っているし、良い機会だから
    再挑戦してみますか、ノーヒントで!

    また挫折するかもw

    • songoski songoski より:

      コメントありがとうございます。
      >クリアを断念した数少ないゲーム
      当時殆どのゲームを断念した私からしたら、それはとんでもない話ですねw
      
>再挑戦してみますか、ノーヒントで!
      ぜひ遊んでみてください!挫折でも全然いいと思います。きっと楽しい思い出になりますよ。

  4. 通りすがり より:

    こんにちは。ドラゴンスレイヤーシリーズの作者の名前は「木屋善夫」さんが正しいですね。
    https://www.gamepres.org/media/honorary/kiya/

PVアクセスランキング

PVアクセスランキング にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました