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『くりいむレモン STAR TRAP』

隠者の迷宮 B28

発売年:1987年
開発元:ジャスト(フェアリーダスト)
ジャンル:アダルトAVG
発売機種:PC-88、FM-7、MSXなど

≫ENTER

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  • 画像には自主的にモザイクなどをかける場合があります。

「くりいむレモン STAR TRAP」とは

『くりいむレモン ~STAR TRAP~』は、1987年に「天使たちの午後シリーズ」で有名な「ジャスト」より発売された、コマンド入力式アダルトアドベンチャーゲームです。

タイトルで(変なとこが)ピンときた人は、結構な年齢ではないかと思いますが、タイトルについている「くりいむレモン」とは1984年から発売が開始された「フェアリーダスト」制作のアダルトアニメビデオのシリーズ名で、現在も制作されているアダルトアニメの始祖といわれています。

その中に1985年に発売された「STAR TRAP」という、ぶっちゃけ当時人気のあったアニメ「ダーティペア」のパロディ作品があり、本作はこの作品をゲーム化したものでした。

まあ購入層へ向けての”配慮”なんですかね、キャラクターはパロディ元よりもかなり”ロリ”っとした体型でしたが。

ストーリー

ストーリー内容としては、宇宙警備員の名(迷)コンビ「ラン」と「カナタ」がの宇宙を舞台にした大活躍ドタバタエロコメディという感じで、いかにも80年代ギャグアニメ的なドタバタ走り回って暴れまわって、なんか最終的に万事OK!大解決!って内容です。

システムは先に行ったようにコマンド入力式となっており、基本的には動詞+名詞の形式で入力するのですが、主人公である「ラン」と「かなた」が常に一緒に行動しているため、場合によりどちらに行動させるのかを指示しないといけなくなるんです。

そうなると、名詞+動詞+”かなた(or ラン)”と入力しなければいけないのが面倒でした。

コマンド入力のサポートとして「天使たちの午後」と同じシステムが採用されており、入力時に”*”キーを押すと画面右のコマンド一覧にカーソルが現れるのでそこからコマンド選択することも可能でしたが、一覧に表示されているのは一部のコマンド(特に入力が面倒なもの、多用するもの)だけでしたね。

ズーレー多し

さて肝心なエッチシーンについてですが、本作には主人公であるランとかなた以外は宇宙警備員の教官(男)しか登場人物がおらず、しかも教官は完全なチョイ役なのでエッチシーンについては全て、
ズーレーですよ、ズーレー

ランとかなたの絡みしかありません(ちょっと特殊なのもあるけど)。

ゲーム中エッチシーンが発生する箇所は少ないですが、グラフィックの枚数については「天使たちの午後」や「エリカ」と比べても多い方だと思います。

ジャストの過去の作品では、当時まだ規制がゆるかったこともあり「モロ出し」な表現もあったのですが、本作では若干配慮されており局所部分には「モザイク」がかけられていましたね。

っていうか、モザイク処理されてるんじゃなくて実際は”モザイクっぽい絵を書いてる”んだけなんでですがw

あ、そうそうジャストといえば忘れちゃいけない。本作も「ジャストサウンド」に対応していて、エッチシーンの随所で音声が発生するだけでなく、対応していないコマンドを入力すると「ゴメンネ(はーと)」と喋ってくれました。

原作知らないと厳しい?

私はこの作品の原作アニメを見たことがないので、このゲームがアニメにどれだけ忠実に作られているのかはわかりませんが、無理に1本のアニメを画像枚数の少ないゲームで再現しようとしたためか、かなり話が飛び飛びというか唐突に状況が変わりすぎて何がどうなったのか、どうすればいいのかが全くつかめない状態によくなりました。

ストーリー展開という部分では「天使たちの午後」や「エリカ」のほうがマトモだったと思います。

またコマンドの回答がアニメを見ていないど解らないものも多く、ヒントもないのでそこで詰まってしまうケースが多々あります。これはゲームをクリアしたければ、アニメも観てね?ということでしょうか?w

それはそうと、本作の主人公達は通常画面で見るとややロリロリしい体つきなんですが、エッチシーンの一部ではなぜか急にアダルティな体型というか等身、あるいは顔つきになっていましたね。これは原作でもそうだったんでしょうか?謎です。

最後に。

余談ですが、本作の原作アニメを制作した「フェアリーダスト」は後にゲーム開発も初めており、その際に『くりいむレモン ~STAR TRAP~』を再度ゲーム化(リメイク)しています。

こちらは1996年にPC-98用として発売され、内容についてはストーリーの大筋と、ランとかなたが登場する部分については同じですが、主人公がプレイヤーの分身でランとかなたの上官になったことや、オリジナルの登場人物が増えたり、主人公が男ということもありランとかなた以外の女性との絡みシーンが増えています。

そしてキャラクターデザインが、まさに80年代風から90年代風に大きく変わり、原作アニメの影も形もなくなってしまいました。ちなみにランとかなたの等身もややリアルなものに変わり、おっぱいも増量されています。

おっぱいも増量されています。

しかしこっちが発売された当時、このキャラデザの変更を原作ファンはどう思ったんでしょうね?リメイク時はこういった問題が非常に難しいですから…。

もし原作ファンだった方がいらしたら教えてください。

≫EXIT

お疲れ様でした!

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コメント

  1. MA2 より:

    記憶あやふやですが、リメイク版スタートラップはアリスソフトのファニーBeeの人気にあやかった二番煎じみたいな印象しかなかったと思います。
    それにくりいむレモンシリーズ自体がブームの過ぎ去ってた後ですし、アニメの方の亜美の続編で衝撃のキャラデザ交代をやらかしてるので話題性(?)にも欠けるといった感じです。

  2. ソンゴスキー より:

    なるほど当時はそういう認識がされていたんですね。ファニーBee、今度調べてみます。
    キャラデザの変更については、やはり与える影響は大きいですよね。新規層の開拓には必要なのかもですが、従来のファンを切り捨てる結果にも繋がりますし…。

  3. MA2 より:

    もうひとつ思い出したのですが、確かダーティーペアもこの時期にOVAでリメイク作の「ダーティペア FLASH」が製作されます。
    そっちの方が当時、衝撃的でしたw
    スタートラップの印象が薄いのは、その辺りにもあるのかもしれません。

  4. なおっきー より:

    ファニーBeeは発売が94年と少々ずれがあるので、
    二番煎じで出すには少々間が空きすぎてるのでは、と個人的には思います。
    フェアリーダストのブランド自体がくりぃむれもんシリーズのゲーム化を重点的に行っていたので、
    過去に一度ゲーム化されていてリメイクする事で当時のプレイヤーの目を引けるかも、
    程度の認識だったのかなー、というのが個人的な気持ちです。
    フェアリーダストのブランドで出したゲームの中では比較的実用性(笑)はある方だったような気はしますが、確かに印象はあんまりなかったですねw

  5. ソンゴスキー@れとろげ より:

    お返事遅れて申し訳ないです。
    ありましたね「ダーティペア FLASH」w
    私も初代「「ダーティペア」を見ていたので、あのリメイクにはびっくりしました…。

  6. ソンゴスキー@れとろげ より:

    作品の紹介記事をちょっとさがしてみたら、いかにも90年代の絵柄の作品なんですね。
    タイトルが同じことで旧作ファンの目は引けるかもだけど、やっぱり絵柄の変更は大きな壁なんですよねえw
    エロゲとして出すなら、何よりも実用性が大事!(キリッ
    ストーリーメインで泣かせる系なら、最初からちゃんとパッケージには書いておけよなぁもう(何の話?w

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