賢者の塔 9F
No.0032
発売年:1984年
開発元:日本ファルコム
ジャンル:コマンド入力式 ADV
発売機種:PC-88, PC-98, FM-7など
≫ENTER
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日本初の瞬間画面表示ゲーム
「デーモンズリング」は1984年に日本ファルコムより発売されたアドベンチャーゲームで、同時期に発売された「アステカ」と同じく、日本初の瞬間画面表示技術を使用したゲームでした。
ちなみに瞬間画面表示技術は、システムソフトの「ミコとアケミのジャングルアドベンチャー」と同時期だったと言われています。
デーモンズリングは「コマンド入力式」のアドベンチャーゲームで、基本「名詞」+「動詞」を入力してゲームを進めていきます。(例)ドア ミル
移動する時のみ、「キタ」「ミナミ」「ニシ」「ヒガシ」「ウエ」「シタ」の入力のみで移動が可能でした。
ストーリーは魔王の館に潜入して奪われた指輪を取り戻す。というものでした。
魔王の館には画像のような魔物達もいて、この魔物達を倒さないと先に進めないのですが、あくまでアドベンチャーゲームなのでRPGのような戦闘があるわけではなく、コマンドを入力して「倒す」のだが…
コマンド入力を間違えてしまうと、このようにあっさり殺されてしまい墓場行きとなってしまう。
ちょっと間違ってしまうと、あっさりゲームオーバーになってしまうのは当時のアドベンチャーゲームでは日常茶飯事でしたね。
とりあえず館に侵入したいんだけどドアは開かない。
他に入り口は無いかと館の周りを探索していると怪しげな窓が…。しかしここからも入れない。
もうちょっと窓が開けば、入れるみたいだけど…。
森で迷って変な方向に行くと、怖いオオカミが群れに飛びこんでしまいます。
ここで焦ってコマンドを間違うと…。
さようならーw
何やら鳥の鳴き声がするということで、木の上に登ってみると鳥の巣の中に「鳥かご」が…。
これまた面妖なw
AVGだけど3Dダンジョンもある
このゲーム中のある場所では、なぜかウィザードリィのような3Dダンジョンのシーンがありました。
中途半端な広さがあるので一応マッピングしていないと迷うかもしれません。もし迷わなかったとしてストレートに出口までたどり着いても…。簡単には抜けさせてくれない意地悪な仕掛けがあるんです。
しかしゲーム全体で見れば、この3Dダンジョンパートはあまり意味の無い部分の気がするんですが…。(しかも遠近法が微妙におかしい)
デーモンズリングはPC-88の他に、PC-98、FM-7でも発売されましたが、今一つ人気も知名度もぱっとしない作品でした。
瞬間描画(とはいっても1秒程かかるが)の技術は凄いのですが、肝心のゲームパートが全然難しくなく、入力するコマンドもひねりが必要なかったのでちょっと物足りない初心者向けのアドベンチャーゲームだったような気がします。
ちなみにゲームはぱっとしませんでしたが「デーモンズリング」という名前は、この翌年に発売された「ザナドゥ」にて同名のアイテムとして復活してましたね。
≫EXIT
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