元帥の塔 36F
No.0260
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いらっしゃいませ!
管理人じゃ。
謎の妖精よ。
さて今回は「麻雀狂時代」という作品について紹介しようと思っておるんじゃが…
え?阿佐田哲也氏の?
いやそっちの小説とは全然関係無いパソコンゲームなんじゃが、セガサターンなんかでもシリーズ展開されていたんでそっちを知っている人もおるかもしれんのう
あ、検索したら”セクシーアイドル編”みたいなのがw
というわけで今回はそれらの作品より前にパソコンで発売された最初の「麻雀狂時代」シリーズを紹介するぞい。
では入るがよい、元帥の塔 36Fじゃ!
本記事を読み進める前に…
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概要
「麻雀狂時代スペシャル」は、1988年に「マイクロネット」がPC88やX68000などで発売した麻雀シミュレーションゲームで、1986年に「サンリツ」という会社がアーケード用に販売した「麻雀狂時代」をパソコン用にパワーアップ移植させた作品となっています。
本作には、2人対戦の「二人打ち勝ち抜き」と4人対戦の「四人打ち半荘」という2つのモードが用意されており、どちらのモードでもプレイヤーが勝つことで対戦相手の女性を脱がすことが出来る、所謂「脱衣麻雀」のルールを採用していました。
またこういった脱衣麻雀ルールの作品にしては珍しく、”イカサマ”や対戦相手の無茶なアガリなどが殆ど無いという割と純粋な実力が試されるというのが特徴な作品でもあります。
ゲームモードは2つ
では早速ゲームについて説明していきましょう。因みに、説明の内容はX68000版「麻雀狂時代スペシャル」の仕様に準じたものになります。
本作には「四人打ち半荘」モードと「二人打ち勝ち抜き」モードの2つのモードがありましたので、個別紹介していきましょう。
「四人打ち半荘」モード
「四人打ち半荘」モードは、実際の麻雀と同じようにプレイヤーを含めた4人で卓を囲んで麻雀を行うモードで、その名の通り半荘(親が2巡するまで)を戦い抜きます。
このモードでは、最初に卓を囲む3人を男女7人の対戦相手の中から選ぶことが出来、さらにその後その3人の中から「ごほうび」の対象となる女性を選ぶことが出来ました。
あれ?男性を対戦相手に選んだ場合は?
その場合は、”対戦相手の彼女”がご褒美の対象じゃな
本作のゲームのルールそのものは一般的な麻雀のそれと同じなので説明は省きますが、ゲームシステムとしてX68000版に関しては”フルマウスオペレーション”となっており、左クリックで自摸、マウスカーソルを牌に合わせて左クリックで牌を捨てる事ができました。
また相手の捨て牌によるポン、チー、カン、ロンが可能な場合は画面上にウィンドウメニューが表示されるので、メニュー中から自分がやりたい行動を選択できます。さらに自身の自摸後にリーチ、ロン(ツモ)、カンを行いたい場合は右クリックで任意にメニューを開くことも可能です。
マウスによる操作と麻雀ゲームは相性が良いんじゃよな
牌の選択のミスが発生しにくいものね
対戦中は、こちらが捨て牌に悩んで長考しているとちょっと怒ったり、イライラしたりするようなそぶりを見せたり、またプレイヤー含めポン、チー、カン、リーチ、ロンなどを行った場合は音声で喋るなど、楽しめる工夫も凝らされています。
このモードではプレイヤーがロンやツモによりアガる事が出来ればプレイヤーに得点が入りご褒美を見ることが出来ます(詳しくは後述)が、逆に対戦相手がツモったり対戦相手にプレイヤーが振り込んだ場合は点数が減ってしまいます。
そしてスタート2万7千点の状態からこれを繰り返していき、最終的に半荘勝負して最も点数が高かったプレイヤーまたは対戦相手が勝者となります。
以上が「四人打ち半荘」モードの説明になります。尚、原作であるアーケード版には四人打ちモードはありませんでした。
「二人打ち勝ち抜き」
「二人打ち勝ち抜き」モードは、プレイヤーと四人打ちモードで選択可能だった7人の対戦者の計8人でトーナメント戦を行い、最終的にトーナメント優勝を目指すモードです。
ただトーナメント戦とはいってもプレイヤーの対戦以外での勝敗はランダムなので、実際はただランダムに決められた3人の対戦者と続けて戦っていくモードと言えるでしょう。
CPUも打ち方の癖はあっても、強さのレベルみたいなのがあるわけじゃないっぽいしのう…
まあそのお陰で、毎回違う人との対戦になりやすいっていうメリットがあるわね?
こちらのモードはゲームシステムとしては基本的に四人打ちと同じなのですが、まあモードの名前にある様に対戦相手とサシでの二人麻雀であることが最大の違いになります。
そして四人打ちでは半荘終了後に最も高い点数だった人が勝者でしたが、こちらのモードでは点数に関係なく先に2回アガったほうがその勝負の勝者となり次の対戦に進めるルールでした。
その為プレイヤーが相手に先に2回上がられた場合は、持ち点に関係なくその場でゲームオーバーとなります。
ちなみにこのモードのちょっと特殊な仕様として、ゲームスタート時に持ち点が0点の状態からスタートするのですが、対戦に勝って次の対戦に進んでも持ち点は前の対戦からの持ち越しとなるという点でしょう。
それって結構珍しい仕様よね?
実はこれがこのモードでの最後に関わって来るんじゃよ
以上が「二人打ち勝ち抜き」モードの説明になります。少々違いはありますが、原作であるアーケード版に一番近いモードだったと言えるでしょう。
ご褒美、それは脱衣
本作「麻雀狂時代スペシャル」は、元々のアーケード版「麻雀狂時代」がそうであったように「脱衣麻雀」というジャンルに該当します。そして本作にゲームモードが2つあるように、この脱衣システムについてもモード別のルールが存在していました。
まず最初に前提条件として、当たり前ですがプレイヤーが麻雀の対局でアガる必要があります。そしてその時アガって獲得した点数によって”脱衣対象となる女性”が様々なシチュエーションで脱衣していきます。
シチュエーションについては女性の衣装が一枚ずつ消えていく脱衣麻雀の伝統的なパターンから、女性が纏っているものが上から徐々に消えていくパターン、暗くなって見えないところが少しずつ明るくなっていくパターンなど、脱衣してくれる対象の女性によって変化しました。
そしてモードによるルールの違いですが四人打ちの場合、脱衣してくれる女性はゲーム開始時に対戦相手の中から選んだ一人(男性の場合はその彼女)となり、対戦中はプレイヤーがだれからアガってもその女性のみが脱衣します。
それも理不尽。
二人打ちの場合、脱衣してくれる女性はトーナメントで戦う対戦相手(男性の場合はその彼女)となり、プレイヤーがアガった場合のみその女性は脱衣しますが、二人打ちでは2回アガると対戦が終了してしまうため、しっかり脱がすためには1回のアガりの点数を高くするという工夫が必要になるでしょう。
なんやねんしっかり脱がすって
さらにトーナメントで優勝すると最後のご褒美脱衣グラフィックが拝めるのですが、この時に女性がどれだけ脱衣するかの度合いはトーナメント戦の間にどれだけ得点を稼いだかが影響されるようになっていました、
だからトーナメント戦では前の対戦の特典が持ち越されていたんじゃな
以上が本作のご褒美(脱衣)要素についてとなります。余談ですが、流石というかX68000版は画像の発色が綺麗ですね。
NO積み込み、NOイカサマ
さて、ここまで説明してきた「麻雀狂時代スペシャル」ですが、本作には所謂「脱衣麻雀ゲーム」としては珍しい要素を持っていた…いや、持っていなかったことで珍しい「脱衣麻雀ゲーム」だったと言った方が正しいでしょう。
というのも本作は、この手の脱衣麻雀ゲームにはお約束とも言っていい要素である「イカサマ」が存在しなかったのです。
脱衣麻雀の”イカサマ”というのは、何らかのポイントを支払ってプレイヤーにとって非常に有利な配牌にするとか、リーチ後必ず一発で自模るとかってやつじゃな?
その為、ゲームに勝つためには割と純粋な麻雀力が必要な作品となってはいたものの、逆に対戦相手もべらぼうなアガり方をしてこないという面で、非常に公平な作品だったと言えるでしょう。
100円入れたら即「天和」みたいなのが無いのねw
ただ本作には1つだけ、ある意味”イカサマ”と言ってしまって良いかもしれない機能が存在していました。
実は対戦中に画面中央にあるタイトルロゴの左上にある”どくろマーク”をクリックすると隠しメニューが表示されるのですが、メニューにある「mode」を”open”にするとなんと相手の手牌がオープン状態になるのです。
そうする事で相手が何を集めているのかリーチの待ちがなんであるとかが一目瞭然になるので、こちらの勝算を非常に高くすることが可能にできました。ただし一度でもこれを使ってしまうと…、
二度と女の子は脱いでくれなくなります。
えー!これで勝つる!と思ったのに…
世の中そんなに甘くないんじゃよ…
あまり意味がないような気もしますが、これのお陰で対戦相手が明らかに不自然な配牌や自摸が行われていないという監視も可能ですし、対戦相手(CPU)の思考を研究することも可能でした。
そんな事する人いる?
なので純粋に麻雀力を発揮してみたい人は、本作に挑んでみるのも良いかもしれませんね。
最後に
以上で「麻雀狂時代スペシャル」の紹介を終わりたいと思いますが、最後にちょっと麻雀ゲームに思う事がありますので少し話させてください。
麻雀ゲームはアーケードやパソコンに限らず、家庭用ゲーム機、最近ではスマフォやタブレットなどで数えきれないほどの作品が存在していると思います。
ですがそういった作品をブログや動画などで「紹介」する目的で扱うとなったときに、非常に困るのが”あまり解説するような情報が無い”という事なんですよね。
これは悪口ということではなくて、”麻雀”というテーブルゲームはずいぶん昔から”核”の部分がもうちゃんと確立したゲームであり、かつそれがもうほとんど変化することが無い仕上がったゲームだからなんですよ。
なので例え麻雀ゲームを発売する会社は違っていてもその核の部分は変えようがないから、紹介する側も毎回似たような紹介にならざるを得ない。結果ゲームモードやキャラクター性、演出あたりに触れていくしかないんですよね。
つまり紹介する対象が純粋な麻雀ゲームであればあるほど紹介しにくい作品になると言うw
こういうのはトランプや囲碁、将棋、オセロなんかでも同じかもしれませんね。正直オセロのゲーム紹介をやれって言われても…できる気がしません。
なんてことを今回紹介文を書きながらふと思ってしまいました。
皆さんはどう思いますか?では今回はここまで、また次回のクラシックゲーム紹介でお会いしましょう。
あそびたくなったら?
今回の記事を読んで、もしこれを機に「麻雀狂時代スペシャル」を遊んでみたいと思った方は、以下のリンクを参考にしてみてください。
ProjectEGGにて購入
現在「ProjectEGG」にてX68000版を購入して遊ぶことが可能となっています。尚、ProjectEGGでゲームを購入するにはゲーム代金以外に、ユーザー登録(無料)とサービス料として550円の月額が必要になりますのでご注意ください。
≫EXIT
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コメント
麻雀ですか…昔社会人になったばかりの頃、これからの人付き合いにも必要かと思って覚えようとした時期があったんですよね。友人たちは金を賭けたがり「負ければ悔しくて覚えるようになる」とか言ってヒトをカモろうとしてましたがw
それでまぁ奴らは賭け麻雀しかしようとしないので、さりとて麻雀に詳しい知人も無くゲームで覚えようと考え、しかし学びにはやる気のアガるご褒美も確かに必要(賭け麻雀の場合は金)ということで、仕方なく!しょうが無く!やむにやまれぬ理由からセガサターンで出てた某ご褒美付き麻雀ゲームを買ったわけなんですはい。最近Switchで復刻版が出ましたね
いやぁルールも知らないド素人が手を出していいゲームじゃ無かったですね、最初の相手にすらボコボコにされ一度も勝つことの無いままケースにしまってこんな邪悪は押し入れに封印、正義は守られたのでした
あれから結局麻雀は覚えること無く、ヒトをカモろうとしてた友人はその後全員パチ狂になってわたしの人生で麻雀が出てくることは二度とありませんでしたね。Switchのアソビ大全に入っていたのでご褒美なし版を初プレイしたのですがやっぱり勝てませんでしたしルールも脳から蒸発しました
ところでハナシは逸れるのですが、氏のゲームレビューに出てくる妖精さん。おっぱいに何か見覚えがあるぞと思っていたのですが先刻我が脳に「お笑いマンガ道場」でよく登場した「たれチチババア」がフラッシュバックし妖精さんのおっパオになぜ既視感があるのか正体が判明しました
本当にどうでもいいハナシですが
コメントありがとうございます。
>人付き合いにも必要かと思って
今はどうだかわかりませんが、一昔前は上司のゴルフや麻雀、飲み会につきあえる人が良い評価を得られた時期はありましたね。
>学びにはやる気のアガるご褒美も確かに必要
人のことは言えませんが、やはり人間はエロに釣られるとやる気が変わりますよね。私もエロに釣られてなかったら麻雀なんて覚える事はなかったでしょうね。
>最近Switchで復刻版が出ましたね
あれはちょっと驚きましたw
>妖精さんのおっパオになぜ既視感が
つかなんてものに既視感を覚えてるんですかw
コレには妖精さんも激おこブンブン丸(ウルフ使い)ですよ!w
>ゲーム性が確立さてれているゲーム(遊戯
確かに、トランプ、将棋、チェス、麻雀etc…
すでにゲーム性が確立されている、ある程度社会にゲームの内容が認識されている遊戯は
なかなかレビューが難しいですね。
一から麻雀のルールを説明されても、そのゲーム性はなかなか理解はできないと思います。
そうなると麻雀ゲーム(言い方が変)をレビューする際には、演出(舞台・キャラクター・
音楽)のお話がメインになるのも頷けます。皆が知らないものを説明するのは難しいですね。
しかし、時代は新たなステージに上がっています。今、「ゲーム」で遊ぶ皆様は「経験値」
「壁役」「バフ・デバフ」は当たり前となっています
今にして思うとコンピューターゲームはゲームごとにルールが違うので覚えるのも大変でし
た。初めてのコンピューターゲームは、AVG「サラダの国のトマト姫(ハドソン)」、SLG「
信長の野望(光栄)」、RPG「ブラック・オニキス(BPS)」などで、たぶんRPGの説明書・
ルールが一番難しかった気がします(ゲームブックでようやくファンタジー世界観を認識
した時代)。
わかりやすい時代になったものだとおもうじじいです(コンシューマのコントローラーは
覚えられない)。
コメントありがとうございます。
>なかなかレビューが難しいですね。
そうなんですよねー、結局レビューであって指南書では無いので、おっしゃるように一からルールを説明するのも違うんですよね。
>時代は新たなステージに上がっています。
なんかカッコいい言い回しきた!
>「経験値」「壁役」「バフ・デバフ」は当たり前となっています
麻雀やらない人でも「トイメン」とか「メンツ」とか「リーチがかかる」とか言いますしね。
>RPGの説明書・ルールが一番難しかった気が
敵と戦うと経験値が貰えて、経験値が貯まるとレベルアップして強くなる。こんな当たり前の事もあの頃は未知の世界でしたからね。それを人に伝えると言うのは相当難しかったと思います。
まああの頃の説明書の中には、もう説明を投げ捨てたような雑なのもありましたけどねw