元帥の塔12F/No.0082
発売年:1991年
開発元:カプコン、システムソフト(PC98版)
ジャンル:クイズゲーム
発売機種:アーケード、PC-98
≫ENTER
本記事を読み進める前に…
本記事を読み進める前に、以下の点についてご了承願います。
- 当ブログで掲載している画像の、著作権または肖像権等は各権利所有者に帰属致します。もし掲載に問題等御座いましたらご連絡下さい。迅速に対応を取らせて頂きます。
- 筆者は本作品において、100%の知識と十分なプレイ経験を持っているとは限りません。誤りがある部分については、コメントにて優しくご指摘よろしくお願いします。
- 記事に書かれている内容についてはあくまで投稿時の状況や筆者の認識であり、現在の状況や筆者の認識と必ずしも同じではない場合があります。ご了承ください。
「クイズ三国志 知略の覇者」とは
「クイズ三国志 知略の覇者 三国志奇譚」は1991年にアーケード用ゲームとしてカプコンから発売された三国志を題材にしたクイズゲームで、同年に発売されている「クイズ殿様の野望」とは姉妹作になります。
1992年にはPC-98にも移植され、移植はシステムソフトが担当していました。
ストーリー
中国・漢の時代。うち続く内乱や災害に国は荒れ果て、人心は平和を失っていた。
ある者は己の欲望のため、ある者は自分の信ずる大義のため、天下を目指して英雄たちが立ち上がった!
システム(戦略フェーズ)
ゲームが始まるとプレイヤーは4人の君主の中から1人を選ぶことになります。
選べる4人の君主には、
曹操…クイズが2択・3択になりやすい
孫権…ジャンルセレクトが多くなる
劉備…お手つき回数が増えやすい
呂布…1度の正解でノルマを2つクリアできる”ときがある”(しかも出陣武将が呂布のときのみ)
というようにそれぞれ特徴がありますが、特徴で選ぶもよし、好きな君主で選ぶもまた良しです。
ちなみに本作は2人同時プレイも可能なのですが、その場合君主を別々に選ぶことはできません。2P側は1P側が選んだ君主の勢力になります。
余談ですが、本作での孫権のイメージカラーが”黄”ってのに、個人的には異常な違和感がありました。孫家は赤だろうが!
君主を選択すると画像のような戦略画面になります。ここで攻め込みたい国を選択するのですが、攻め込めるのは自国と隣接する国に限られます。
国に知と武の数字がある場所は誰かしらの君主が収めている国で、武将のマークがあるのは在野の武将が守る国、農民のマークは空白地、黄色い旗があるところは黄巾賊が支配する国です。
攻め込む国を選択する事で、戦術フェーズ(っていうかクイズ)に切り替わります。
また自国が他国に何度か攻め込むと、今度は敵国の戦略フェーズとなり敵国同士で戦いあったり、自国に敵軍が攻め込んでくる場合もあります。攻め込まれた場合はそこでも戦術フェーズとなり、その分余計にクイズで戦わないといけなくなるのです。
必ずしも自国が攻め込まれるとは限りませんが、自国の領土が広がれば必然的に攻め込まれやすくもなります。
まあ1勢力が1フェーズに侵攻できる国は1つだけなので、できるだけ複数の他勢力と隣接しないように領土を広げていけば攻め込まれにくいのかな?…とも考えましたが、このゲームにそこまで配慮されてるかは不明なので、どうやっても決まった回数は絶対攻め込まれるのかもしれません。
システム(戦術フェーズ)
まあ戦術とかいっても普通のクイズですけどねw
敵国の武将が出してくるクイズに正解してノルマをクリアすればその国を奪うことができます(攻め込まれたときは退却させられる)。
このノルマはその国の知と武の値を足した数(それぞれ最大で5)なので、武力MAXな天下無双の呂布といえど知1、武5ではノルマ6と全然怖くない数値ので最初ならあっさり倒せてしまいます。ただし後半になると武将が増えるからなのかこの数値もどんどん増えて行くんですけどね。
敵将の出すクイズに不正解だと下にある自軍の旗(お手つき数)が減っていき、旗が全てなくなるとゲームオーバーになります(自軍の領土が残っていても駄目)。ちなみにお手つき数はクイズ正解時に獲得した特典が一定値になるごとに回復します。
ノルマをクリアするとその国を占領できるのですが、相手国の君主と戦って君主を討ち取ると、その君主が支配していた領土を一気に手に入れることができます。
ただでさえ国の数が多くそのままだと延々とクイズを続けさせられるので、早くクリアしたいのであれば、積極的に君主のいる国を狙って行くのがいいでしょう。(君主のいる国は文字と数字が白い国)
敵国を支配または君主を討ち取ると、その国に所属していた武将も手に入れることができ、それらの武将が次の戦いから参加してくる場合もあります(誰が出陣するかはランダムなので)。
こういうところはなんか歴史シミュレーションっぽいんですよねw
イベント発生
歴史シミュレーションっぽいといえば、なにげにイベントなども存在します。
洪水や豊作などの自然イベントから、君主の死亡(他の所属武将に君主の座がいく)、玉璽の発見、はたまた帝の保護や、漢の丞相への就任などちょっとした歴史シミュレーションなみに存在します。
イベントが発生するとお手つき数が回復したり、次に戦うときのノルマが減ったりと君主の死亡以外はほとんどがプレイヤーにとっていいことが起こります。
イベントはランダムで起こるものから、特定の国を占領した際に起こるものなどいろいろです。
ただし君主独自のイベント(桃園の誓い)とか、歴史イベント(赤壁)などは起こりません。
本家には及ばすとも妙に凝った作品
すべての国を支配下に置く(すべての君主を倒すではない)と君主が皇帝への即位式を行なってエンディングとなります。
前にも言いましたが国の数がかなり多いので効率よくいかないと、クリアするまでえらい時間が掛かってしまい後半さすがに飽きてきます。強い君主は最初から攻撃しないで、ほかの国を占領させて大きくしてから君主を討ち取るとかしたほうがいいかもしれませんね。
あ、そうそう書き忘れていましたが、戦場に出陣するのは君主だけでなくて所属する武将も出陣します。
出陣する武将の能力値でとくに何か変わるというわけでもないのですが、用意されている武将数は、実は地味に(無駄に?)多いようです。
私が孫呉の武将で確認しただけでも孫権、周瑜、魯粛、呂蒙、陸遜、太史慈、甘寧、凌統、周泰、黄蓋がいましたから他の陣営、少なくとも曹操軍と劉備軍には同じくらいの武将はいそうですね。
武将はみんな一応顔が違っていて(初期の光栄三國志のモンタージュ的な顔でもなく)、変なところで凝ってるなあと感じましたw
《最後に》…と私。
ちなみにこのゲームがアーケードで稼働していた頃、私が良くゲーセンに一緒に行っていた友人は”蜀(劉備)ファン”だったので、このゲームを見かけても絶対一緒にやろうとはいいませんでした。なぜかって?愚問にもほどがある(さっそくこのワードを使ったw)
孫呉以外の陣営でゲームするなんてありえないから!
友人も相当な劉備ファンなので同じ意見だと思ってましたし。
≫EXIT
お疲れ様でした!
今回の記事はどうだったかの?何か感じた事があればどんなことでもコメントに残してくだされ。それと当ブログは以下のブログランキングに参加しておる。クリックして貰えるとわしの「やる気」がめちゃアップするぞい!
いつもバナークリックや拍手していただいて、誠にありがとうございます!
コメント
このゲームをゲーセンで見たけどやったことがなかったなぁ…
なぜかって?愚問にもほどがある。
私はクイズが全く分からないからだ!
( ̄▽ ̄)
三国志は好きだったんだけどねぇクイズは即死なのでお金の無駄になるのだよワハハ
あ!ソンゴスキーさんて
この孫呉から来てた名前だったのね!
この記事読んで初めて知ったです。
孫権といえばイメージカラーは赤ですね。
曹操は青、劉備は黄緑、黄色は袁紹です。
自分は光栄三国志から定着してます。
自分は劉備が好きなのでショクカンスキーに改名するかな
>>1
そうなんですよ、昔から、というか三國志というものに触れてからずっと孫呉一筋なのでこんな名前にw
赤い色を見ると血が騒ぎますw
ソンゴスキー氏の由来が孫呉だったとわっ!
てっきりゲームかなにかのキャラからの引用かと思っていました。
ん?、しばしばキャラ名に採用している「ガセイ」も三国志絡みなんでしょうか?
>>3
そうです、孫呉ファンには有名ですが一般的にはマイナーな武将「賀斉」が元ネタです。孫呉における異民族討伐のスペシャリストですねw