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『ふしぎの海のナディア』アニメファンも納得のハイクオリティ作品?

賢者の塔 36F
No.0122

発売年:1992年
開発元:ガイナックス
ジャンル:コマンド選択式AVG
発売機種:PC-98、X68000、FM-TOWNSなど
※画像はすべてPC-98版のものです

≫ENTER

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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」公開記念?

さて、先日公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」ですが、最速先行上映を含め公開3日間で「興行収入11億円」を突破したというニュースを見ました。

11月に公開されたというのに、もう2012年の映画興行収入トップになるのでは?と噂されています。すごいね!いやマジで。

それはそうと、エヴァがブレイクする以前に「ガイナックス」という社名をアニメファンの間に強く認識させた作品といえば?1990年からNHKにて放送されたアニメ、そう「ふしぎの海のナディア」です。

実はこの作品でただのアニメ好きから「アニオタ」の世界に入ってしまった、という人も多いのではないでしょうか?

今回紹介するのは、その「ふしぎの海のナディア」がゲーム化された作品です。
※ちなみに私がガイナックスという社名を認識したのは間違いなく「トップをねらえ!」です

「ふしぎの海のナディア」とは

「ふしぎの海のナディア」は、1992年に「電脳学園」「プリンセスメーカー」などで有名な「ガイナックス」から発売された、同名タイトルのアニメをゲーム化したコマンド選択式アドベンチャーゲームです。

アニメ作品のゲーム化の場合、原作の一部分のストーリーをゲーム化する場合と、設定を原作のままに完全オリジナルストーリーでゲーム化する場合がありますが、本作は後者で原作の時間軸で言うと15話より前辺りだと思います。

「フェイト」さん生きてましたから(´;ω;`)
(フェイトさんの最後はトラウマクラスだろ…)

アニメをゲーム化して内容がオリジナルストーリーとなると一般的に不安な要素が多々あるわけですが、そこは原作とゲームの制作会社が同じなだけあり内容もしっかりしていました。

本編に”あったかもしれない”物語

万能潜水艦ノーチラス号に乗り込み、ネモ艦長らとともにネオ・アトランティスとの戦いを続けていたジャンとナディア達だったが、ある日起こった敵の潜水艦ガーフィッシュとの戦闘後、ナディアが突如姿を消してしまう。

やっとナディアを見つけたジャンが見たものは、”魚料理”をクルーに振舞うナディアの姿だった!(彼女は極度の菜食主義者)ナディアは一体どうしてしまったのか?というところから始まるストーリーで、プレイヤーはジャンとなって話を進めて行きます。

シンプルなコマンド選択式

ゲームのシステムは前述したように”コマンド選択式”なのですが、ガイナックスのAVG作品ではお馴染みと言える”極端に第一選択肢が少ない”システムとなっていて画面上に表示されているコマンドは、見る、話す、考える、移動の4つだけです(あとはセーブ/ロード)。

選択肢が少ないAVGというとなんか寂しい感じがしてしまいますが、この時代のAVGはもう「謎解き」が主目的ではなく「ストーリーを展開させる」ことが目的というように変わっていましたので、逆にこのくらいシンプルな方が遊ぶ方としては楽だったと言えます。

またこういったゲームにありがちな、とにかく全部のコマンドを実行しないと先に進めないという時間稼ぎ要素はほとんどなく、特定のフラグさえ立てればストレス無くどんどん話を進められるのも好印象でした。

実際そんな時間稼ぎなんか必要ないくらい、ボリュームの多い内容でしたしね。エレクトラさん可愛いよ、エレクトラさん。

万能潜水艦ノーチラス号でのバトルも!

ストーリーを進めていくと、ある事情でジャン、サンソン、ハンソン、測的長のエーコー、看護婦のイコリーナだけでノーチラス号を運用し敵と戦わなければいけなくなり、さらには戦闘の指揮をジャン(つまりプレイヤー)が摂ることになってしまいます。

敵と遭遇すると(ストーリー上固定で遭遇、ランダムエンカウントではない)画面が戦闘モードに切り替わり、プレイヤーはジャンとして戦闘コマンドを実行しノーチラス号に命令を与えます。

画面には水深計、レーダー、損害状況パネル、各武装残弾数などが表示されていて、敵との距離や敵の行動に合わせて回避行動や武装の選択を実行しないといけないんですが…

ぶっちゃけ、どう戦っても関係なかったはずです

(当時よくわからなくて、もう適当にやってたけどゲームオーバーにはならなかったので)

まあこの戦闘シーンの”ウリ”はなんといっても、戦闘中に表示されるアニメ制作会社ならではの迫力ある戦闘アニメーションでしょう。表示される絵は小さいですが、これは必見です。

圧巻の美麗グラフィック!

ガイナックスは当時のPCゲームの絵があまりにしょぼいから”映像のプロの本気”を見せるために電脳学園を作った。なんて言われていただけあって、本作のグラフィックはドット絵の芸術作品と言っていいほど繊細で美しく、全ての画像に手抜きがない素晴らしいとても素晴らしいものでした。

普通のゲームだったら、手抜きとか絵がなくても良さそうなシーンの絵ですら、

このクオリティですよ?
何この質感。もはやキチ●イじみてます(褒め言葉

登場するキャラクターたちの画像も、原作デザインと変わらぬクオリティで再現されているので、本当にアニメを見ているかのような感覚で楽しめる作品でした。

アニメと言えば、本作では劇中で使用された曲がそのままFM音源やMIDI音源でBGMとして再現されていたので、それがよりアニメを見ている感覚になれた理由の一つかもしれませんね。

FM-TOWNS版ではフルボイスも楽しめた

本作は後にX68000、FM-TOWNSに移植され、特にFM-TOWNS版はCD-ROM3枚組で”フルボイス”という超豪華仕様でしたね(私はFM-TOWNS版買いました)。

ちなみに「ふしぎの海のナディア」はファミコン版、メガドライブ版、PCエンジン版もありますが、これらは全てPC版と内容が異なります。

PC版は内容的にもファンが遊んでも十分満足できる作品だっただけに、ぜひProjectEGGなどで復刻して欲しいタイトルです。版権元が製作元なんだから、権利的には問題ないと思うんだけどなー?
どうなんでしょうガイナックスさん?

さて最後に余談ではありますが、この「ふしぎの海のナディア」はリアルタイムで放送されていた頃、私はまだ高校生だったんですが、仲の良かった友人が特にこのアニメにハマっていまして、彼からサントラや本などを色々押し付けられて、結果知らないうちに洗脳されていたのも、今となってはいい思い出ですw

エレクトラさん可愛いよ、エレクトラさん。ショートじゃない頃のが特にね。

≫EXIT

お疲れ様でした!

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コメント

  1. NAZ より:

    私は当時予備校生でした。
    遊ぶなんてもってのほかで(でもどうせ88しか持ってなかった)
    コンプティークで毎月のように特集してたのを悶々としてみてた記憶があります
    後私の中でガイナックスといえば自キャラだろうが需要がありゃ脱がす
    商魂たくましいメーカでもあるというイメージなんですが
    このソフトでもそうなんですかね?
    そうならぜひやりたい

  2. ソンゴスキー@れとろげ より:

    そうですねw
    ガイナックスはトップだろうがナディアだろうが、エヴァだろうが確かに”需要があれば脱がす”という感のあるメーカーですね。
    (とはいえ某メーカーのように、酷いエロゲ化はしてませんがw)
    この作品にも何箇所かちょっとエッチなシーンがあったと思います。
    もちろん過激というほどではありませんが。

  3. naz より:

    某メーカってセーラー服シューティングゲー(アクション?)のメーカーですかね?w
    たしかにガイナックスってエロゲでもこのナディアのような一般ゲーでもほんとに水準が高かったですね。
    >この作品にも何箇所かちょっとエッチなシーンがあったと思います。
    ホントですか。 やってみようかな^^;
    (実は最近サイレントメビウスはやりました。)

  4. ソンゴスキー@れとろげ より:

    > 某メーカってセーラー服シューティングゲー(アクション?)のメーカーですかね?w
    あえて明確な回答はしませんが、そうです!(断言
    > >この作品にも何箇所かちょっとエッチなシーンがあったと思います。
    > ホントですか。 やってみようかな^^;
    記憶が曖昧ですが、イコリーナさんの●首が見られると当時話題になった気が…。

  5. あきら より:

    このゲームは買いました。PC98版です。
    ですが、アニメはほとんど見たことがありません(爆)
    当時、うちのテレビのチャンネル権は両親が握っていまして、アニメとかは教育上?見られなかったのです(泣)
    友達の家で、アニメージュとか、アニメのカラー画像を漫画みたいにした「フィルムコミック」を少し読んだくらいですね。
    …ただ、その巻にちょうど記事中で言及されているトラウマ回が含まれていたと思います(汗)
    それはそうと、今見ても絵がきれいですね!
    サイレントメビウスよりも全体的に濃い色使いのせいか、輪郭線の黒が悪目立ちしなくなっている(ジャギらない)ように思えます。
    けっこう高い値段のゲームでしたが、それなりにボリュームもあって(ディスク枚数もw)、充分に満足のいく出来でした。
    今でも覚えているのは、ネモ船長達が復活したシーンですね。
    「かまわん、このまま進め!」というセリフが先に出て、音楽が鳴って、船長達の姿が現れるという演出が見事でした。
    あの音楽、たぶんアニメのものなんでしょうけど、今でも頭の中で鳴っています。
    こういう思い出の残っているゲームは大切ですね。まあ、肝心のナディア本人は最後の方まで出てきませんでしたので、そこは残念でしたが(笑)

  6. ソンゴスキー より:

    >>5
    > アニメはほとんど見たことがありません(爆)
    こういうアニメ作品ありきのゲームを、アニメを知らないのに買うっていうのは珍しいですよね。とは言えアニメが自由に見られない家庭事情ともなれば、せめてゲームではアニメっぽものを…ってなる感じもわかる気がします。
    >今見ても絵がきれいですね!
    当時のガイナックスゲームは、グラフィックの完成度がゲーム業界全体でも抜きん出ていましたからね。しかもサイレンメビウスとは違って、元作品が自社作品なので本家本元、完成度も変わってくるのでしょう。
    > セリフが先に出て、音楽が鳴って、船長達の姿が現れる
    そういう演出も含めて、ナディアはトップをねらえのオマージュとかも多くて、ネモ船長とタシロ艦長が同じセリフを叫んだり、νノーチラス号の本当の名前が「エクセリヲン」だったりと色々ありましたね。

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