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『電脳学園Ⅱ ハイウェイバスター!!』あのガイナックがエロゲ(やや語弊)を!の第二弾

隠者の迷宮 – B5

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電脳学園IIの概要

タイトル電脳学園II ハイウェイバスター!!
シリーズ電脳学園シリーズ
発売年1989年
販売/開発ガイナックス
ジャンルクイズアドベンチャーゲーム
発売機種PC-88、PC-98、MSX2など
前作電脳学園(シナリオI)
次作電脳学園III トップをねらえ!

 「電脳学園II ハイウェイバスター!!」とは、1989年「ガイナックス」からPC-9801用に発売された“クイズアドベンチャーゲーム”で、「電脳学園シリーズ」の第二作目にあたる作品です。

 ガイナックスは、当時「オネアミスの翼」や「トップをねらえ!」などを手掛けていた、“アニメーション制作会社”で、後に「不思議の海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」などの名作を排出した会社でもあります。

 前作にあたる「電脳学園(シナリオI)」とゲームシステムは基本同じで、物語も全作の続きの話となっていますが、画面の見た目とクイズのジャンル、そしてメインとなる登場人物のキャラクターデザインなどが前作と大きく変わっていました。

 ちなみに一応言っておくと、本作も正式にはアダルトタイトルではありません。

ストーリー

それは学園長からの一通の依頼書が始まりだった。
電脳学園の卒業生である君に託されたのは、連続する首都高速での交通事故に隠された秘密を明らかにすることなのだ。
首都高速を疾走する謎のライダー…。
走行中の車にクイズを浴びせ、答えられない相手を次々と地獄に葬る奴の名は、ハイウエイバスター!
奴が事件の犯人なのだ。
その手口から、電脳学園のOBである可能性が非常に高い!
奴を止めることが出来るのは君しかいない!
いま、おそるべきクイズ・バトルの火ぶたは切られたのだ!

「電脳学園II」のゲームの流れ

ゲームの目的

 プレイヤーは電脳学園の「電脳博士号」の学位認定を受けて卒業した前作の主人公となり、校長の依頼で電脳学園OBと思われる「ハイウエイバスター」を捕まえるため、学園内外にいる様々な人の協力を得てハイウェイバスターとの勝負に勝つ事が目的です。

ADVパート

 謎のライダーである「ハイウェイバスター」と戦うために電脳学園にやってきた主人公ですが、ゲーム開始時には”バイク”も持っていなければ”運転免許証”すら持っていないという状態です。なので何よりもまず電脳学園内のどこかにいる協力者と出会わなければいけません。その為に必要になるのがこの”ADVパート”です。

 ADVパートでは電脳学園内外の様々な場所で、“コマンドを実行”しながら情報を集めたり場所を変えたりする事が可能ですが、ADVと言っても一般的なADVと比較すると簡素なもので、基本的なコマンドはLOOK/TALK/MOVEの3つしか無く、行動の対象を選択するのは移動コマンドにしかありません。

 因みに本作では前作にあった”地図”のコマンドが撤廃されており、その為ゲームのセーブ/ロードもメイン画面から直接実行可能になっていました。

 そして学園内外を歩き回って、協力者と出会う事ができたら“試験”の始まりです。

二人の協力者とハイウェイバスターについて

 試験について説明する前に、本作に登場する二人の協力者とラスボスについて話しておきましょう。

 まず協力者はプレイヤーに試験を挑んできて、それに合格することでハイウェイバスターと戦うために必要な”アイテム”を主人公に与えてくれます。そしてこのアイテムが揃わないとハイウェイバスターに勝利することが出来ません。尚、一部のアイテムは協力者から試験なしでも貰う事が可能です。

婦警さん

 ではまず最初に試験を挑んでくるのは、電脳学園付近をパトロールしている「婦警さん」です。試験に受かると、なんとその場で運転免許証を発行してくれます。

峠の女王

 次に挑んでくるのは、電脳学園にあるレーシングクラブのリーダーで「峠の女王」と呼ばれる女性です。彼女の試験に受かると”愛のテクニック”を伝授してくれます。

ハイウェイバスター

 そして最後、首都高速でプレイヤーにクイズ勝負を挑んでくるのが今回の騒動の元凶「ハイウェイバスター」です。彼女に最終的に勝利するには4つのアイテムが揃っていなければいけません。

 ちなみにこの三人の顔グラフィックを見てピン!と来た人もいるのではないでしょうか?はい、前作のキャラクターデザインはガイナックスの本作は「赤井孝美」氏が担当していましたが本作では、メインキャラとなる三人のデザインを全員別の方が担当されているんですね。

  • 「婦警さん」…担当「新田真子」氏。「ロリポップ」などで活躍する漫画家・同人作家。
  • 「峠の女王」=担当「明貴美加」氏。「機動戦士ガンダムZZ」などのメカデザイナーを担当。
  • 「ハイウェイバスター」=担当「菊池道隆」氏。「冥王計画ゼオライマー」などのキャラクターデザインを担当。

 と言うように、本作では当時様々な分野で活躍されていたクリエイターの方々が、今回のキャラクターデザインを担当されていました。一つのゲーム作品でキャラクターデザインの担当が複数存在するっていうのも、また珍しい作品ですよね。

 尚、本作の学園内外に登場するモブキャラクターについては、前作同様に「赤井孝美」氏が出材したものが使用されていました。

進級試験(クイズ)パート

 改めて、ADVパートで協力者あるいはハイウェイバスター(ここでは”出題者”と表記)と遭遇できたら本編のメインパートとも言える”試験パート”の始まりです。ただ試験とは言っても、試験方法は「クイズ」であり、出題者が出題するクイズ問題に一問ずつYESかNOで回答するだけの簡単なものでした。

 問題はまず25問が出題され、一問毎に正解すると“正解率”が上昇、不正解だと正解率が下降します。そして25問が終わった時点で、正解率が80%以上で合格、それより低いと不合格です。

 尚、本作では正解率が画面に数字で表示されておらず、代わりに左下のバイクについている右側のメーターの針がレッドゾーンに入っていれば合格圏内であることを示しています。

 一人の出題者から受ける試験は全部で4時限あり、1時限目に合格すれば“ご褒美パート”を挟んで2時限目の試験が始まり、その時限目に合格すればまたご褒美パートの後に3時限目と続き、最終的に4時限目に合格すれば進級できます。

 ただし、1回目で不合格になってしまったらその場でゲームオーバー。2回目以降で不合格なら一つ戻って再試験というルールがありました。まあこの辺のルールについては前作と同様ですね。

 ちなみに前作で出題された問題のジャンルはアニメ、特撮、SFといったオタクカルチャーなものでしたが、本作でのジャンルは車やバイク、交通規則などについてとなっており、運転免許を持っている人なら解るような問題もありましたが、ひっかけ問題やマニアックな問題もあるので侮れません。

 個人的にこういうジャンルのクイズは苦手なので、本作は非常に苦労した作品でしたね。

ご褒美パート

 待たせたな野郎ども!再び!
 というわけで、最後は本作の“キモ”と言って良い”ご褒美パート”についてです。

 本作では出題者の試験を1回合格するごとに、なぜかその出題者が服を脱いでくれます。そしてその様子が”ご褒美グラフィック”として表示されるのです。そしてこの一枚絵のクオリティが、前作に続き当時のパソコンゲームの中でも高水準の美しいものでした。

 また本作は、前述のように出題者ごとに違うクリエイターの方が描いている為、それぞれ違った雰囲気のご褒美グラフィックが楽しめたのも良かった点だと言えるでしょう。

 そんな高いクオリティのご褒美グラフィックを1時限合格するごとに1枚ずつ見ることができ、そして4時限目に合格することが出来れは最終的に出題者の女の子たちの”全裸”を拝むことが出来ます。が、先に言っておくと本作では”ヘア”の解禁はありませんでした。

 尚、前作に続きご褒美グラフィックには直接的な性行為や局部の描写は含まれていません。なので今回もこれが本作がアダルトタイトルではない理由ではないかと思います。

 ちなみに本作もキーボードかマウスで遊ぶことが出来るのですが、マウスで遊んでいる場合のみ、脱がせた後にマウスカーソルで”タッチ”することができ、その場合講師の女の子たちがリアクションをしてくれます。

 まあ今回も1カ所だけなんですけどね(怒

 尚、合格して服を脱いでもらった後に次の時限に進むと、前作同様試験パートの右側に表示される出題者のグラフィックも脱衣の状態に合わせて変化したので、プレイヤーとしてもまたまたテンションをあげて次の試験に挑むことが出来ましたね。

 出題者によってはおっぱい丸出しで出題してくるので、なかなか問題に集中できなかったのは内緒です。

ご褒美グラフィックのあとは

 ということでご褒美グラフィックをじっくり堪能した後は、まだその講師の試験が残っている場合は次の時限の試験パートへ、その講師の4時限目が終わっていたなら進級となり次の出題者を探すためADVパートへ、そして全ての講師の4時限目が終わっていたなら晴れてゲームクリアとなりエンディングになります。

 ちなみにエンディングでは、なぜか出題者の女の子たちがみんな”全裸”で祝福してくれます。なんで全裸なのかは永遠の謎、いや漢の浪漫ですw

最後にちょっと

 最後に、本作にまつわるちょっとした事について。

 本作の物語は前作からの続きと言う事になっており、前作では改装工事中だった校舎が本作では完成していたり、前作で特別講師として登場した「万城目ユリ」「神宮寺静」がゲスト出演していたりしています。

 なんですが、もう一人の特別講師だった「芹沢博子」だけが学園のどこを探しても居ないんですよね。なんで貴重なメガネっ子を登場させないんだ!と憤慨してしまいそうになりましたが…

 めっちゃ美味しいところで登場していましたねw

 あと前作では「万城目 ユリ」と「神宮寺 静」について、最終的に全裸になった際に股間のヘアがしっかり描写されていました。しかし本作ではどの出題者も最終的に全裸になっても、股間は何らかの手段(帽子やヘルメット)で隠されてヘア描写はありませんでした。

 これはなぜだったんでしょう?筆者は最初「有害図書指定」されたことへの反省か?とも思ったのですが、そもそも本作が発売されたのは1989年であり、「電脳学園I」が有害図書指定されたのは1992年ですからそれは違いますよね?

 それで思ったのは、前回はガイナックスのスタッフとして赤井孝美氏がグラフィックを手がけましたが、今回は外部のクリエイターにデザインを依頼するという関係上、何か問題があったときにガイナックスだけの責任にならない事を危惧したから?…なのかもしれません。

 まああくまで勝手な想像ですけどね。

関連記事

遊びたくなったら?

 もし今回の記事を読んで「電脳学園IIに触れてみたい」とか、「電脳学園IIをまた遊んでみたい」と思った方は、以下のサイトを参考にしてみてください。

 レトロゲーム配信サイト「ProjectEGG」にて本作が現在配信中です。対応機種が版Win10より古いものになっています。筆者のWin10環境で動作確認はできていますが、購入については自己責任でお願いします。

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