賢者の塔 22F
No.0065
発売年:1984年
開発元:マイクロキャビン
ジャンル:コマンド入力式AVG
発売機種:PC-88、PC-98、X1、FM-7、MSXなど
≫ENTER
本記事を読み進める前に…
本記事を読み進める前に、以下の点についてご了承願います。
- 当ブログで掲載している画像の、著作権または肖像権等は各権利所有者に帰属致します。もし掲載に問題等御座いましたらご連絡下さい。迅速に対応を取らせて頂きます。
- 筆者は本作品において、100%の知識と十分なプレイ経験を持っているとは限りません。誤りがある部分については、コメントにて優しくご指摘よろしくお願いします。
- 記事に書かれている内容についてはあくまで投稿時の状況や筆者の認識であり、現在の状況や筆者の認識と必ずしも同じではない場合があります。ご了承ください。
「は~りぃふぉっくす」とは

「は~りぃふぉっくす」は1984年に「サーク」や「セイレーン」でお馴染の「マイクロキャビン」より発売されたADVです。
マイクロキャビンは1980年代多くのADVを発売してきましたが、その中でもマイクロキャビンの「代表作」と呼べる作品がこの「は~りぃふぉっくす」ではないかと思います。
その割に実はマイクロキャビンが主催した「アドベンチャー・ゲーム・コンテスト」のストーリー部門受賞作品を製品化したものだったりしますがw
子を思う母キツネの物語

ロムスの森という所に、大変仲のいい母ぎつねと子ぎつねがいました。
ある日、子ぎつねが「ロムス病」という病気にかかってしまいました。ロムス病は一度かかると治らない不治の病でした。
母ぎつねは昔おばあさんぎつねに教えてもらった事を思い出します。
”おまえが母ぎつねになるころにはロムス病という不治の病がはやりだす、もしもお前の子供がこの病にかかったら、リール神社にかくされている「油揚げ」を食わせてやれ”
まるで未来を知っているかのように話してくれたおばあさんきつねの言葉を信じ、母ぎつねはリール神社にむかうのでした。
使い易さが感じられるシステム

本作はコマンド入力式のADVで、「名詞 + 動詞」の形式で入力します(「サル ハナス」など)。因みに入力については、当時では割りと珍しい「ローマ字入力」に対応していました。
また移動方法はいちいち「キタ ススム」などの入力が必要なく、カーソルキーの上下左右に対応していて、さらに画面右上に今の画面から進める方向が表示されていました。
これは機能としては小さいものですが、いちいち方向を文字で入力しなくていいし、方向を入力したときにいちいち「そちらには進めません」なんてメッセージを読まなくて済むので、ゲームを遊ぶプレイヤーからすると非常に便利な機能でした。
動物にもいろいろいるよね

本作に登場するキャラクターは、そのほとんどが森に住む動物でした。主人公はきつねなので人間と会話はできませんが、動物とは種類に関係なく会話をする事が可能です。
しかし動物と言ってもいろいろですから、中には凶暴なのや、肉食の動物もいます(ってきつねもほぼ肉食だけど)。
そういうのに遭遇してしまうと、最悪ゲームオーバーになる事もあります。
絵は何かコミカルですけど、病気の子ぎつねを残して死んだ母ぎつねっていうシチュエーションを考えると、ちょっと鬱になりますね。
遊びやすい難易度

本作はちょっと難しい謎もありますが、それでもこの当時のADVの難易度で比べたら簡単な方だと思います。
一つのコマンドを1度実行して駄目なものが複数回入力すると効果がある、っていうのはちょっと意地悪って気もしますけどね。
また当時はあまり思いませんでしたが、今改めてプレイしてみると他のADVと比べて非常に遊びやすい作品でした。
移動がカーソルのみで実行可能なことや、さらにローマ字入力が可能な事が理由としてあると思います。
重ねて言いますがそれ自体は小さい機能でも、移動やコマンド入力は何度も使う事なのでその効果はかなり大きいのでしょうね。
作品自体はボリューム少なめですが、非常に好印象がもてる良作だと思います。
最後にMSX版について
ちなみに本作にはMSX用のスペシャル版というのがありました。

「は〜りぃふぉっくす MSXスペシャル」では、移動がなんとRPGのフィールド画面のようなシステムになっていてフィールド上に見えるキャラクターと接触すると、ADVモードになるという感じでしたね。
(あと何故かHPゲージもありましたw)
さて、みなさんはこの作品で遊んだ事がありますか?
≫EXIT
お疲れ様でした!

今回の記事はどうだったかの?何か感じた事があればどんなことでもコメントに残してくだされ。それと当ブログは以下のブログランキングに参加しておる。クリックして貰えるとわしの「やる気」がめちゃアップするぞい!

いつもバナークリックや拍手していただいて、誠にありがとうございます!
コメント