賢者の塔 3F
No.0006
発売年 | 1986年 |
発売/開発 | シンキングラビット |
ジャンル | コマンド入力式AVG |
発売機種 | PC-88、PC-98、X1、FM-7、MSX2、X68000など |
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ゲームについて
このゲームの記事を見た時、当時「え?」って驚いたのを覚えています。
だってこの頃パソコンゲームは、いかに多彩な色で、綺麗な絵を表現できるか?みたいな風潮の時代だったのに、まさか全編モノクロのゲームが出るとは思わなかったのでw
もちろんハード的にとか技術的にモノクロじゃないと無理だったとかじゃなくて、あえてモノクロにすることで古いモノクロ映画みたいな雰囲気をうまく演出してました。
もしかしたら、多彩で派手なグラフィックになりつつあるゲーム業界への反抗だったのかもしれませんね(考えすぎでしょうが)。
メーカーのシンキングラビットといえば、この作品以外でも「道化師殺人事件」とか「マデリーン」なんかが有名ですしたね。前にちょっと書いた、J.B.ハロルドシリーズのリバーヒルソフトと並んで「硬派なADVゲームメーカー」として認知されてたような記憶があります。
システム
ゲームの進行はこれまた当時の風潮に反抗するかのように、コマンド選択式ではなくがっつりテキスト入力式でしたね(「ミル ドア」「タタク ドア」みたいな)。
絶対思いつかないような難解なコマンドは無かったと思いますが、画面を見て特に「怪しい」と感じないような場所もちゃんとチェックしておかないと先に進めなくなる部分も多いです。
画面に表示はされているんだけど、それが何と言う名前なのか解らなくて頭を悩ませるような場面もありました。
(名前が解らないと「ミル」もできないので)
難易度
本作は見た感じ非常にシンプルですが、難易度は地味に高い作品でした。
というのもコマンド入力式ADVでは定番の「ハナス」っていうコマンドが使えなくて、最初に出会った人物とですらどうしていいか解らなくなり、さらに主人公が人が殺されているのを発見するのですが、それを人に伝える方法が解らない。
いきなり詰まりましたw
(まあこれは私の発想力に問題があるのかもしれませんが)
しかし難易度についてはこれだけでは無く、ADVゲーム恒例の「ハマリ」もあります。この流れはこの人に「アレ」を渡せばいいんだろ?っていう場所で、それを渡すと「ハマリ」になってクリアできなくなったりしますからね。あれには泣いたなあw
タイトルに書いてるからネタバレじゃないよね?
この作品はタイトルに「時空を超えて」と書かれていることから予想できるように、「タイムマシン」による時間移動というのが一つの「テーマ」になっています。
なのでこういった「タイムマシン」を扱う作品にありがちな、過去の世界に行ったら建物が存在していない…とか、過去での行動が未来に影響を…といった展開があります。
そういうことを理解して行動しないと、なかなかゲームをクリアすることはできませんでしたし、ゲームそのものの話はそれほど長くないんだけど、その時間移動という要素がストーリーに深みを与えてくれていました。
モノクロな画像、派手さが無い、コマンド入力式という要素のせいで食指を伸ばしにくいゲームでしたが、その内容は十分評価に値するゲームだったと思います。
是非皆さんにも一度プレイしていただきたい作品ではありますね。
≫EXIT
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