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ラストハルマゲドン遊戯録 二十枚目【プレイ日記】

この記事は、2013年12月22日に初投稿されたものです。

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いらっしゃいませ!

※PCE版ラストハルマゲドンプレイ日記です。
※本記事はネタバレ要素を含みます。未プレイの方は閲覧に注意してください。

前回のプレイ日記

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「心を探す旅 警察署~学校」の巻

さて前回は「石板製造工場」にて、「ファンタジーランド」というところにまだ生き残った人間がいるという事実を知りました。

本来ならこのあと目指すべきはそのファンタジーランドなんですが、前回ちょっと話しがあったように、ファンタジーランドには「失われた人間の心」を持った者しか入れないというルールがあり、いま魔族たちがこのまま向かっても中に入ることができないんです。

その為この本当の地上世界を探索して、その「人間の心」を手に入れなければいけません。

具体的には地上に残されているかつて人間が生活していた廃墟を巡ることになります。まずは手始めに前回の石板製造工場からちょっと北東に向かったところにある「警察署(ビルにPOLICEと書いてるビル)」へ行って見るとしましょう。

警察署の中に入ってみると、様々な部屋があってそこに机や椅子、ロッカー、書棚などが置かれていました。さらに驚いたことに服をかけるハンガーや壁時計、机の上の電話など小物もあって、いかにも「事務所」っぽくフィールドが作られていました。

こういう現代風のフィールドを、幻想世界の魔族が歩き回るというのはカオスですねw

警察署の2階のある部屋に、なにやら「書類」のようなものがあります。それに触れるとデモシーン…
ってその前に恐ろしい勢いで日付が変わっていき、あっというまにサルバンの破砕日になりました。
(びっくりした、バグったかと思ったw)

内容としては、ドラゴンニュートが書類の中から「自分の罪は残された方々の為に尽くすことによって報われる」と書かれたものを見つけ、その「罪」という言葉に動揺を覚えます。

ドラゴンニュートにとっては、罪という言葉がどうやら最も嫌悪を感じる言葉だったようで、それがきっかけになって「罪悪感」という言葉と共に、遠い過去に消えていたものが蘇ります。

ドラゴンニュートももとは人間で、かつて自分の事しか考えない者のせいで滅亡の危機に立ったことがあり、その者はまわりからの呪いでドラゴンニュートの姿に変えられた。

その者はそれを恥じ「バスクの樹」姿を変え、自分の罪悪感を「アゾット剣」として生み出したのだ。だからドラゴンニュートはその剣を恐れる、罪悪感を呼び覚ましてしまうから。

そして罪悪感を復活させたドラゴンニュートには、その罪を償おうとする心から「優しさ」と「愛」という心が生じた。

そういう内容でした。つまりこうやって、廃墟を巡って各魔族それぞれに「優しさ」と「愛」という心を蘇らせるというツアーをこれからやっていくわけです(あいのりかw

さて強制的にサルバンの破砕日チームに変わったわけですが、地中にいた頃サルバンチームを多めにレベル上げしておいたので敵に対してもそれなりに対応できるかな…と思ったんですが、能力的な部分では十分だったものの実は武器や防具をまともに与えていなかったため、適当に戦闘をしていたら

集中砲火を食らってあっさりA.スフィンクスが死亡しましたw

死んでしまったメンバーを生き返らせるには、現状だと魔界に帰るのが手っ取り早いので前回手に入れた転移装置みたいなのを使用して一旦地中に戻り、スフィンクスを魔界で復活させてからまた地上に戻ってきました。

転移装置で地上に戻ると地上のスタート地点(戻らずの塔の出口)に戻るんですが、ふと千里眼で地図を見てみたら地上のスタート地点付近になにか建物があったので、これも廃墟ではないかと思いいってみることに。

そこには学校らしき建物があり、中に入ってみると入り口には下駄箱、教室らしきところには勉強机と椅子に黒板、また体育館のようなところまでありました。間違いなくここは廃墟となった学校のようです。

あ、ちなみにジンは十分溜まっていたので、サルバンパーティ全員に一番強い鎧を作って着せてあります。

学校内の理科室のようなところの床に「人形」のようなものがあり、それに触れるとデモシーンへ。

人形は「粘土細工」だったようで、それを手にしたゴーレムの中に失われていた、なにか暖かいものが蘇ってきた。

ゴーレムは自分自身が、人間が「神」に挑戦するために人間の手で人間を作ろうとしたものの、それが叶わなかったときの絶望から生み出されたもの、そのなれの果てなのだと思い出した。
そしてゴーレムの意識に人間を哀れむ気持ち、「優しさ」と「愛」が生じたのである。

なるほどドラゴンニュートの次は、ゴーレムの出番だったようですね。

確かにいまここにいるゴーレムは、自分で考えて行動できる自立した生命体といえますが、ファンタジー世界でのゴーレムたちは基本的に魔法などによって「仮の生命」を与えられて、ごく簡単な命令だけを愚直に実行するだけの存在ですからね。

自立した生命体とは程遠い、そのくらいのものしか人間は作り出せなかったということですね。

今度は理科室の近くにある図書館にて、床に落ちている写真でイベントが発生しました。

スフィンクスは、その写真に写っていた三角の巨大なものの横にそびえたつ自分の姿をみて、失われていた過去が一瞬のうちに蘇ってきました。人間がつくり出した「王権としての象徴」それが自分自身なのであると。

スフィンクスは、自らの能力を誇示する為に「自分自身以外」のものを作らねばいけなかった人間の哀れさをを感じます。そしてそれがスフィンクスの中に生じた「優しさ」や「愛」だったのです。

確かに、ただ無意味に大きな建築物や墓、あるいは像を作って、その大きさで自分を力や権威を主張しようとするっていうのは人間独特の空しい行為って感じしますよね…。

さらに探索を続けていると、保健室的なところに本が落ちていました。そしてイベント発生。
また時間が強制的に進んで、今度は夜パーティに切り替ります。

それは何かの写真集らしいもので、サイクロプスはその写真を見るなり驚きます。そこには人間がモンスターに変身していく連続写真があったからです。

「人間には、こんな奴らもいたのか?」

驚きながらページをめくっていくサイクロプスは、「なぜ人間の中にも、我々のようなものが存在するのか?」という疑問も深め、その疑問はサイクロプスの意識の中に眠っていたものを呼び覚まします。

人間は互いに殺し合う。しかし平和を願う。この相反する要素に人間は苦しみ、それを他にすりかえる事により彼らは安心してきた。そしてサイクロプス自身もそのひとつであった事に気づいたとき、サイクロプスの中に「優しさ」や「愛」の気持ちが生じた。人間は完全ではなかったのだ。

この話、PCエンジン版だとちょっと意味がわかり難いかも知れないんですが、パソコン版だと画像の隅っこに「HORROR」って文字がかかれてて、この写真集がホラー映画の特殊メイクの本だったってのが解るんですよね。

ということで、ここまででドラゴンニュート、ゴーレム、A.スフィンクス、そしてサイクロプスが失われた心を取り戻しました。学校はもうこれ以上回るところはないので、外へ出て次の廃墟を探しましょう!

次回へ

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